資料詳細

目次

はじめに

本書の読み方

第1章 友だちとの関係に悩んだ時

  みんなと仲よくなるには

  径路の窄き処は、一歩を留めて人の行くに与え、滋味の濃やかなる的は、三分を減じて人の嗜むに譲る。

  イヤな所が気になったら

  人に与するは、太だ分明なるべからず。一切の善悪賢愚をも、包容し得んことを要す。

  友だちとうまくいかない

  徳は才の主にして、才は徳の奴なり。

  悪口を言われた時は?

  讒夫毀士は、寸雲の日を蔽うが如く、久しからずして自から明らかなり。

  苦手な子がいたら?

第2章 相手からイヤなことをされた時

  親が友だち関係に口出しする

  弟子を教うるは閨女を養うが如く、最も出入を厳にし、交遊を謹むを要す。

  大人ってなんで叱るの?

  耳中、常に耳に逆うの言を聞き、心中、常に心に払るの事ありて、わずかに是れ徳に進み行を修むるの砥石なり。

  兄弟が悪いことをしたら?

  家人、過あらば、宜しく暴怒すべからず、宜しく軽棄すべからず。

  気が合わない子がいたら?

  意を曲げて人をして喜ばしむるは、躬を直くして人をして忌ましむるに若かず。

  友だちからバカにされた

第3章 目標を達成したい時

  がんばったのに失敗したら?

  敗後に或は反って功を成す。故に払心の処、便ち手を放つこと莫れ。

  もうダメだと思ったら

  語に云う、「山に登りては側路に耐え、雪を踏んでは危橋に耐う」と。一の耐の字、極めて意味あり。

  サボリたくなったら

  小処に滲漏せず、暗中に欺隠せず、末路に怠荒せず。わずかに是れ個の真正の英雄なり。

  いい結果を出したいなら

  未だ就らざるの功を図るは、已に成るの業を保つに如かず。既往の失を悔ゆるは、将来の非を防ぐに如かず。

  あきらめたくなったら

第4章 失敗してしまった時

  思いどおりにいかなかったら

  払意を憂うることなかれ。

  計画がうまくいかない時

  事窮まり勢蹙まるの人は、当にその初心を原ぬべし。

  ケンカをしちゃったら

  己を反みる者は、事に触れて皆薬石と成る。

  人の成功がうらやましいなら

  伏すこと久しきものは、飛ぶこと必ず高く、開くこと先なるものは、謝すること独り速し。

  友だちが失敗したら

おわりに

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