資料詳細

目次

序章 職業紹介所による就業

  1 新聞記者の注目する施設

  2 近代化と職業紹介事業

  3 本書の構成

第一章 近代化と口入業者の変質

  1 自由営業と口入屋

  2 裏の顔を持つ口入屋

  3 風紀問題と警察の介入

第二章 産業化と日雇周旋

  1 親方の営利事業化

  2 日雇周旋の組織化

  3 地方へ送られる労働者たち

第三章 情報化と職業案内所の登場

  1 求人情報を売る者たち

  2 新手のビジネスの闇

  3 警察の対策と規制

第四章 貧困問題と無料宿泊所の設立

  1 第一無料宿泊所の開所

  2 感化救済事業と自立への試み

  3 大正時代初期にかけての事業

第五章 苦学生を救う基督教救世軍労働寄宿舎

  1 労働を前提とする寄宿舎

  2 感化救済事業と施設の増設

  3 工場街への設立と事業の課題

第六章 三つの公益事業の試み

  1 基督教青年会の人事相談部

  2 浄土宗の労働共済会

  3 非宗教・非営利の東京模範紹介所

第七章 公設東京市職業紹介所の誕生

  1 公設東京市職業紹介所の設立

  2 都市貧困層のための施設

  3 貧困層への対応と地盤作り

終章 職業紹介事業の行方

  1 都市下層社会と職業紹介事業

  2 歴史のなかの職業紹介事業

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