資料詳細

目次

序論

  1.本研究の目的

  2.研究の方法と展開について

第1章 研究史

  1.1 マタイ異邦人説について

  1.2 ユダヤ教からの分離?マタイ福音書成立の背景

  1.3 「イスラエル宣教」の終結?

  1.4 intra muros説について

  1.5 福音書成立の背景として信仰共同体を想定することの是非について

第2章 マタイとマルコはどのように異なるか

  2.1 マタイによるマルコ改訂の方向性(1)律法遵守の強調

  2.2 マタイによるマルコ改訂の方向性(2)異邦人宣教への両義的姿勢

  2.3 マタイによるマルコ改訂の方向性(3)ファリサイ派批判

第3章 マタイの律法理解について

  3.1 マタイが命じる律法の「すべて」(παs)とは何を含むのか

  3.2 語義的研究および釈義

  3.3 παντα οσαについて

  3.4 マタイの宣教対象「すべての民」(παντα τα εθνη)とは

  3.5 マタイ福音書における「すべて」(παs)とは

第4章 マタイの宣教論

  4.1 マタイ21:43のεθνοsとは誰のことか

  4.2 排除と包摂-再編された神の国へ

  4.3 「新しい民」としてのεθνοs

第5章 マタイによる諸民族宣教

  5.1 「異邦人宣教」は禁止されているか?

  5.2 マタイ福音書におけるεθνοsの用例

  5.3 救われるべき「異邦人」?

  5.4 マタイの宣教論について

第6章 マタイの切迫した危機感について

  6.1 ανομιαとは何を指すのか?

  6.2 釈義

  6.3 マタイの危機感と「不法」(ανομια)

第7章 マタイの執筆意図について

  7.1 マタイ、マルコ、そしてパウロの福音(ευαγγελιον)

  7.2 福音書記者マタイの論敵パウロ

  7.3 パウロとマルコの近似性について

  7.4 マタイ福音書の執筆意図

結論

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