高橋 麻織/著 -- 笠間書院 -- 2016.12 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /913.36/5448/2016 7108513877 Digital BookShelf
2017/02/13 可能 確保配送中   1

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ISBN 4-305-70819-9
ISBN13桁 978-4-305-70819-9
タイトル 源氏物語の政治学
タイトルカナ ゲンジ モノガタリ ノ セイジガク
タイトル関連情報 史実・准拠・歴史物語
タイトル関連情報読み シジツ ジュンキョ レキシ モノガタリ
著者名 高橋 麻織 /著
著者名典拠番号

110005290210000

出版地 東京
出版者 笠間書院
出版者カナ カサマ ショイン
出版年 2016.12
ページ数 9, 402p
大きさ 22cm
価格 ¥8500
内容紹介 平安時代の文化・制度・政治・習慣を理解することで、「源氏物語」の政治世界を明らかにし、「源氏物語」の魅力に迫る。そして、歴史史料の調査による史実や歴史物語の叙述等を踏まえつつ、「源氏物語」の歴史性を問い直す。
受賞情報・賞の名称 紫式部学術賞
受賞情報・賞の回次(年次) 第19回
個人件名 紫式部
個人件名カナ ムラサキシキブ
個人件名典拠番号 110000981830000
一般件名 源氏物語-00633493-ndlsh
一般件名カナ ゲンジ モノガタリ-00633493
一般件名 源氏物語
一般件名カナ ゲンジ モノガタリ
一般件名典拠番号

530155700000000

分類:都立NDC10版 913.36
資料情報1 『源氏物語の政治学 史実・准拠・歴史物語』 高橋 麻織/著  笠間書院 2016.12(所蔵館:中央  請求記号:/913.36/5448/2016  資料コード:7108513877)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152939706

目次 閉じる

序章 『源氏物語』准拠論の可能性
  一 『源氏物語』と「日本紀」-物語と歴史-
  二 准拠説の成立と展開
  三 准拠論の可能性-「作者の方法」と「読者の方法」-
  四 書名と本書の構成
第Ⅰ部 光源氏の政治
第一章 冷泉帝の元服
  一 問題の所在
  二 史実の検証-醍醐天皇と一条天皇の事例-
  三 光源氏と致仕大臣家-弘徽殿女御の入内
  四 光源氏と兵部卿宮家-王女御入内の阻止-
  五 結語
第二章 光源氏の摂政辞退
  一 問題の所在
  二 「摂政したまふ」の語義
  三 『源氏物語』における摂関職
  四 歴史上の摂政と物語における摂政
  五 光源氏にとっての摂政
  六 結語
第三章 明石姫君の袴着
  一 問題の所在
  二 物語における袴着の描写
  三 歴史史料に見る袴着
  四 紫の上が「腰結の役」をつとめる意味
  五 結語
第四章 冷泉帝主催の七夜の産養
  一 問題の所在
  二 平安時代における産養の主催者
  三 冷泉帝による産養の物語意義
  四 『うつほ物語』における東宮妃出産時の産養
  五 結語-『源氏物語』から『栄花物語』へ-
第Ⅱ部 桐壺院の政治
第五章 光源氏立太子の可能性
  一 問題の所在
  二 平安時代中期の立太子
  三 更衣から女御への昇格
  四 桐壺帝による桐壺更衣の処遇
  五 結語
第六章 藤壺の宮の立后
  一 問題の所在
  二 藤壺の宮立后の特異性
  三 円融朝における藤原遵子の立后
  四 后位の問題と後宮の変遷
  五 『栄花物語』における円融朝の後宮
  六 もうひとりの后妃尊子内親王
第七章 桐壺院の<院政>確立
  一 問題の所在
  二 院政前史としての後三条朝
  三 桐壺帝の政治-後宮と皇位継承の問題から-
  四 『源氏物語』における<院政>の意味-桐壺院から光源氏へ-
  五 結語
第八章 殿舎「桐壺」に住まう后妃の形象
  一 問題の所在
  二 本文に見える呼称としての「桐壺」
  三 <桐>と<鳳凰>の故事
  四 結語-桐壺更衣から明石女御へ-
第Ⅲ部 大臣家の政治
第九章 弘徽殿大后の政治的機能
  一 問題の所在
  二 史実の母后と弘徽殿大后-藤原詮子の例から-
  三 弘徽殿大后による朧月夜の後見
  四 弘徽殿大后の政治戦略-朱雀帝の母として、右大臣家の娘として-
  五 朱雀朝の「母后」と「妻后」-朧月夜の后位への道-
  六 結語-『源氏物語』に描かれる摂関政治-
第十章 左大臣家の後宮政策-冷泉朝における立后争い-
  一 問題の所在
  二 弘徽殿女御の入内
  三 冷泉朝の立后争い-所生皇子の不在-
  四 「素腹の后」遵子と秋好中宮に対する批判
  五 左大臣家の入内・立后志向
  六 結語
第十一章 匂宮の皇位継承の可能性
  一 問題の所在
  二 平安時代の史実から-為平親王の例-
  三 据え直される匂宮
  四 中の君と若君の社会的立場
  五 もうひとりの皇位継承候補者-冷泉院の皇子-
  六 ふたつの対立構図-冷泉院と八の宮、夕霧と薫-
  七 結語
第十二章 物語作品における中央政治
  一 はじめに
  二 大舎人寮
  三 図書寮
  四 内蔵寮
  五 縫殿寮
  六 内匠寮
  七 雅楽寮
  八 玄蕃寮
  九 諸陵寮
第Ⅳ部 『源氏物語』から歴史物語へ
第十三章 『栄花物語』円融朝の立后争い
  一 問題の所在
  二 円融朝の立后問題と皇位継承
  三 遵子立后に関わる円融天皇の意思
  四 円融天皇と関白頼忠
  五 兼通・兼家兄弟の不和と摂関職
  六 結語
第十四章 『大鏡』の歴史認識
  一 問題の所在
  二 先行研究と「源氏の栄え」-道長の妻、源倫子と源明子-
  三 「藤氏の栄え」の意味するところ
  四 禎子内親王の位置づけ
  五 「すゑのよの源氏のさかえ」
  六 結語
第十五章 歴史物語における「源氏」の位相
  一 はじめに
  二 『栄花物語』における後三条天皇と源基子
  三 『大鏡』に描かれる安和の変と「源氏」
第十六章 「帝の御妻をも過つたぐひ」
  一 はじめに
  二 「帝の御妻をも過つたぐひ」
  三 歴史物語に描かれる「后妃の密通」
  四 「后妃の密通」と皇統断絶
終章 『源氏物語』と史実・准拠・歴史物語