資料詳細

目次

序章 ジプシーの住まいと共同性をめぐって

  1 旅と居住の道具としてのキャラヴァン

  2 先行研究と本書の視座

  3 本書の構成

  4 調査対象とフィールドワーク

第Ⅰ部 旅の道具としてのキャラヴァン-定住化の時代における共同体と移動生活

第1章 変動するマヌーシュ共同体

  1 マヌーシュ共同体の特徴

  2 定着地における地縁の創出

  3 地縁共同体の動態

  4 社会変化のなかの共同体構築-第1章まとめ

第2章 行き詰まるキャラヴァン居住

  1 移動生活者政策と集合宿営地

  2 経済的周縁化

  3 社会的周縁化

  4 それでもキャラヴァンに住み続けようとする人々-第2章まとめ

第3章 定住化の時代におけるノマディズムの再編

  1 キャラヴァンと共に定着すること

  2 生活空間の拠点としての家族用地-移動と定着の生活相

  3 多様化する定着のかたち-アパルトマンと適合住宅

  4 創造的な旅と居住の実践-第3章まとめ

第Ⅱ部 居住の道具としてのキャラヴァン-身体、他者、環境との関係

第4章 <外>へと開かれる住まいと身体

  1 空間をつくりあげる身体

  2 キャラヴァン居住の空間構成

  3 身構え

  4 都市を生きぬく空間的実践

  5 「共にあること」を交渉する住まいと身体-第4章まとめ

第5章 身体を包み、位置づけるキャラヴァン

  1 キャラヴァンと身体の関係

  2 「私たちはエスカルゴ」-個的かつ共同的な身体の殻

  3 住まいのなかで絡みあう個と共同性

  4 キャラヴァンと紡ぐ個的かつ共同的な生-第5章まとめ

第6章 キャラヴァンが支える沈黙の共同性

  1 通過儀礼とキャラヴァン

  2 死者をめぐる「沈黙の敬意」

  3 沈黙のなかのキャラヴァン

  4 キャラヴァンに住まうという創造的行為-第6章まとめ

終章 紡がれる<私たち>とその居場所

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