資料詳細

目次

プロローグ 戦争と平和と文学と

第一章 『平家物語』と西欧の叙事詩

  一 叙事詩における年齢の不問

  二 不条理性の認識

  三 通底するもの

  四 異質性とその根源

第二章 体験としての『平家物語』

  一 手柄話の種々相

  二 死にまつわる実話の類

  三 記憶のなかで

第三章 スコットランド叙事詩『オシアン』との共通性・異質性

  一 世界のいくさ物語、概観

  二 『オシアン』という作品

  三 『平家物語』と通底するもの、乖離するもの

第四章 古代インド人の時間認識と戦争

  一 『マハーバーラタ』の基本的発想

  二 「バガヴァッド・ギーター」の論理

  三 祭祀の車輪<チャクラ>

  四 ブラフマンの本体としての時間

  五 天界からの視座

第五章 ヘロドトス著『歴史』等との対比から

  一 史書類の戦争叙述

  二 いわゆる叙事詩における苦悩

  三 仮構性優位な作品群の世界

  四 結果への視座

第六章 イタリアの叙事詩三作品

  一 架空の戦闘

  二 歴史事象の作品化

  三 架空と現実と

第七章 エウリーピデースと世阿弥

  一 戦争被害者への目

  二 神話伝承の否定

  三 献身のテーマ

  四 世阿弥の前提

  五 『平家物語』との位相差

エピローグ 東洋と西洋と

ページの先頭へ