泉子・K.メイナード/著 -- くろしお出版 -- 2017.4 --

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中央 3階B 一般図書 /810.1/5089/2017 7109130790 配架図 Digital BookShelf
2017/08/02 可能 利用可   0
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ISBN 4-87424-726-6
ISBN13桁 978-4-87424-726-6
タイトル 話者の言語哲学
タイトルカナ ワシャ ノ ゲンゴ テツガク
タイトル関連情報 日本語文化を彩るバリエーションとキャラクター
タイトル関連情報読み ニホンゴ ブンカ オ イロドル バリエーション ト キャラクター
著者名 泉子・K.メイナード /著
著者名典拠番号

120000194690000

出版地 東京
出版者 くろしお出版
出版者カナ クロシオ シュッパン
出版年 2017.4
ページ数 12, 340p
大きさ 22cm
価格 ¥4600
内容紹介 言語行為をする主体、つまり話者とは何か。ライトノベル、ケータイ小説など日本のポピュラーカルチャーのディスコースを対象として、具体的に観察・分析・考察した日本語の姿に基づいて話者複合論を提唱する。
書誌・年譜・年表 文献:p312~325
一般件名 日本語-談話分析-ndlsh-01131024
一般件名カナ ニホンゴ-ダンワブンセキ-01131024
一般件名 日本語
一般件名カナ ニホンゴ
一般件名典拠番号

510395100000000

分類:都立NDC10版 810.1
資料情報1 『話者の言語哲学 日本語文化を彩るバリエーションとキャラクター』 泉子・K.メイナード/著  くろしお出版 2017.4(所蔵館:中央  請求記号:/810.1/5089/2017  資料コード:7109130790)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152977508

目次 閉じる

第1章 話者という根本問題と言語哲学
  1.1.話者について問う意味:話者複合論へ
  1.2.話す主体・私としての話者
  1.3.言語哲学的アプローチの試み
  1.4.言語哲学の手法
  1.5.話者と言語の相対的関係
  1.6.データ
  1.7.本書の構成
第2章 西洋における主体と話者の捉え方
  2.1.対立し続ける立場
  2.2.言語学の動向と話者
  2.3.話者の複雑性を論じる人類学
  2.4.自己の概念を疑うポストモダン
  2.5.認知科学における話者
  2.6.社会言語学が明らかにする複数の話者
第3章 話者と日本の文脈
  3.1.西田哲学:無の場所に現れる話者
  3.2.宮沢賢治:明滅する自己
  3.3.話者と相手の連関
  3.4.複数の自己の心理
  3.5.平野啓一郎:分人としての話者
第4章 キャラクター現象:キャラクターとキャラクター・スピーク
  4.1.キャラクター現象
  4.2.ポストモダンとポピュラーカルチャー
  4.3.ポピュラーカルチャーにおけるキャラクターとキャラ
  4.4.社会におけるキャラ現象
  4.5.キャラクター・スピーク
第5章 日本語表現における主体・話者・話者複合論
  5.1.陳述と潜在する主体
  5.2.日本語談話論と話者
  5.3.間主観性から話者複合論へ
  5.4.キャラクターと話者複合論
第6章 ライトノベル:登場人物としての話者キャラクター
  6.1.はじめに:ライトノベルにおける会話部分のキャラクター・スピーク
  6.2.登場人物のキャラクター・スピークとキャラクター設定
  6.3.ライトノベルのキャラクター設定
  6.4.ツンデレキャラクターと話者複合性
  6.5.キャラ提示と話者複合性
  6.6.『ダーティペアの大征服』におけるキャラクターとキャラクター・スピーク
  6.7.おわりに
第7章 ケータイ小説:語りの方策と話者キャラクター
  7.1.はじめに:ケータイ小説における語り部分のキャラクター・スピーク
  7.2.語る私と語られる私の話者複合性
  7.3.もうひとりの私の存在
  7.4.心内会話と語りのキャラクター
  7.5.バリエーションと語りの話者複合性
  7.6.語りの演出とキャラクター・スピーク
  7.7.語り手の登場とキャラクター・スピーク
  7.8.おわりに
第8章 トーク番組:おネエ言葉と話者複合性
  8.1.はじめに:言語と性差
  8.2.キャラクター・スピークとしてのおネエ言葉
  8.3.マツコ・デラックスのキャラクター設定とキャラ提示
  8.4.おネエ言葉を混用するエンターテイナー
  8.5.おわりに
第9章 テレビドラマ:フィクションとしての方言と話者複合性
  9.1.はじめに:方言の変遷と方言ドラマ
  9.2.『花子とアン』と『あまちゃん』
  9.3.フィクションとしてのバリエーションと話者複合性
  9.4.主要登場人物のキャラクター・スピーク
  9.5.語りのキャラクター・ゾーン
  9.6.おわりに
第10章 少女マンガ:浮遊するモノローグとキャラクター
  10.1.はじめに:少女マンガという世界
  10.2.マンガの構造とモノローグ
  10.3.マンガにおける話者の諸相と複合性
  10.4.『僕等がいた』における七美のキャラクター・スピーク
  10.5.『君に届け』における爽子のキャラクター・スピーク
  10.6.マンガ家とキャラクター
  10.7.おわりに
第11章 話者複合論と日本語発の言語哲学
  11.1.まとめ:キャラクター・スピークと複合的な話者
  11.2.キャラクター・スピークとしてのバリエーションとキャラクター
  11.3.空白の場所を埋める話者と話者複合論の可能性
  11.4.日本の言語文化から発信する言語哲学