光石 亜由美/著 -- 世織書房 -- 2017.3 --

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中央 3階C 一般図書 /910.26/タ72/610 7108802083 配架図 Digital BookShelf
2017/05/06 可能 利用可   0

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ISBN 4-902163-93-3
ISBN13桁 978-4-902163-93-3
タイトル 自然主義文学とセクシュアリティ
タイトルカナ シゼン シュギ ブンガク ト セクシュアリティ
タイトル関連情報 田山花袋と<性欲>に感傷する時代
タイトル関連情報読み タヤマ カタイ ト セイヨク ニ カンショウ スル ジダイ
著者名 光石 亜由美 /著
著者名典拠番号

110004713540000

出版地 横浜
出版者 世織書房
出版者カナ セオリ ショボウ
出版年 2017.3
ページ数 9, 358, 10p
大きさ 22cm
価格 ¥3800
内容紹介 文学において<性>を描くこととは。1910年前後の自然主義文学を対象として、<性>を語らしめる近代というシステム、<性>言説を流布するテクノロジーやメディア、<性>と権力の関係性など、<性>の言説を分析する。
書誌・年譜・年表 文献:p339~349
個人件名 田山 花袋
個人件名カナ タヤマ カタイ
個人件名典拠番号 110000639840000
一般件名 日本文学-歴史-明治時代-00568370-ndlsh,自然主義 (文学)-00571334-ndlsh,性-文学上-00570253-ndlsh
一般件名カナ ニホンブンガク-レキシ-メイジジダイ-00568370,シゼンシュギ (ブンガク)-00571334,セイ-ブンガクジョウ-00570253
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 自然主義(文学) , 性(文学上)
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ-キンダイ,シゼン シュギ(ブンガク),セイ(ブンガクジョウ)
一般件名典拠番号

510401810290000 , 510884600000000 , 511043200000000

分類:都立NDC10版 910.26
資料情報1 『自然主義文学とセクシュアリティ 田山花袋と<性欲>に感傷する時代』 光石 亜由美/著  世織書房 2017.3(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/タ72/610  資料コード:7108802083)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152980945

目次 閉じる

序章 自然主義文学とセクシュアリティ
  1 自然主義文学と<性>
  2 セクシュアリティの近代
  3 自然主義文学と性欲学
  4 <性的現象>としての文学
  5 <性欲>から<変態性欲>へ
  6 各章の要旨
第Ⅰ部 自然主義文学と欲望の問題系
第1章 恋する詩人の死と再生
  1 語り手の「少女小説」批判
  2 「少女病」における恋愛と創作
  3 恋する詩人
  4 性欲の病い、青年の病い
  5 イニシエーションの擬制
第2章 <少女>という快楽
  1 <恋愛>の発見/<少女>の発見
  2 <少女>の誕生と<処女>の価値
  3 <少女>という快楽装置
  4 「少女病」という新しい欲望
第3章 生殖恐怖?
  1 田山花袋の描いた夫婦
  2 「罠」における生殖嫌悪
  3 明治時代の新しい夫婦観
  4 性科学における夫婦観
  5 愛情/生殖/イデオロギー
  6 自然主義文学と「本能」
  7 「生殖」「本能」から逃亡する男たち
第4章 『独歩集』における性規範
  1 自然主義文学の<起源>としての国木田独歩
  2 欲望はどこからくるのか
  3 性的欲望は内在する
  4 欲望の語られ方
  5 自然主義の中の独歩
第Ⅱ部 性欲・感傷・共同体
第5章 <告白>と「中年の恋」
  1 「蒲団」における<告白>
  2 「中年の恋」の流行
  3 「新しい恋」と「蒲団」
  4 婚姻外性交と処女性への規制
  5 事後的に語りなおされる欲望
  6 「中年の恋」と「厭妻的小説」
  7 「中年の恋」対「青年の恋」
第6章 田山花袋「蒲団」と性欲描写論争
  1 <性>を語る特権
  2 性欲描写論争について
  3 <性>を語ることの条件
  4 読者と禁欲
  5 性欲描写論争、その後
  6 「蒲団」-「文学者」と「新しい恋」
第7章 日露戦争後の文学と性表現
  1 戦後的現象としての<性>と文学
  2 日露戦後の自然主義文学のイメージ
  3 田山花袋「蒲団」と<煩悶>の時代
  4 <女々しい>文学
  5 <性欲>に煩悶する時代と<感傷>の共同体
第8章 自然主義の女
  1 女弟子が「女性作家」になるとき
  2 「ある女の手紙」について
  3 女弟子の告白
  4 自然主義教育
  5 自然主義の女という「私」
  6 自然主義的恋愛教育
  7 師匠、女弟子、そして自然主義
  8 <真実>をめぐる闘争
第Ⅲ部 自然主義と権力・メディア・セクシュアリティ
第9章 <発禁>と女性のセクシュアリティ
  1 発売禁止について
  2 「都会」裁判-「姦通」の問題系
  3 スキャンダルとしての女性-「伊東中将姦通顚末」
  4 小説「都会」における疑惑と欲望
  5 猥褻-隠喩としての女性のセクシュアリティ
第10章 猥褻のシノニム
  1 「先生の鼻に蒲団の蚤が飛び」-ある漫画、あるいは、自然主義文学の読まれ方
  2 「教へぬ子も知つて居る自然主義」-諷刺漫画雑誌について
  3 「出歯亀に衣着せたが自然主義」-諷刺漫画雑誌の中の自然主義
  4 「今更のやうと西鶴笑つて居」-「滑稽界」について
  5 「自然主義鬼門の方は司法なり」-「滑稽界」の自然主義批判
  6 <猥褻>の快楽
第11章 女形・自然主義・性欲学
  1 女形はジェンダーの越境か
  2 演劇改良運動期・男女混合演劇期の女形論
  3 新劇創始期における女形論
  4 日英博覧会と女形
  5 照らし出される女形の身体
  6 性の病理/倒錯の美としての女形
  7 女形と自然主義リアリズム
  8 女形のゆくえ
第12章 女装と犯罪とモダニズム
  1 正常/異常の境界線
  2 「秘密」における女装とセクソロジー
  3 女装と犯罪
  4 消費される女装
  5 「秘密」からピス健事件へ