田中 英資/著 -- 春風社 -- 2017.3 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /709.2/5044/2017 7109245968 配架図 Digital BookShelf
2017/08/22 可能 利用可   0

Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

    • 統合検索
      都内図書館の所蔵を
      横断検索します。
      類似資料 AI Shelf
      この資料に類似した資料を
      AIが紹介します。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-86110-548-7
ISBN13桁 978-4-86110-548-7
タイトル 文化遺産はだれのものか
タイトルカナ ブンカ イサン ワ ダレ ノ モノ カ
タイトル関連情報 トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護
タイトル関連情報読み トルコ アナトリア ショブンメイ ノ イブツ オ メグル ショユウ ト ホゴ
著者名 田中 英資 /著
著者名典拠番号

110007165480000

出版地 横浜
出版者 春風社
出版者カナ シュンプウシャ
出版年 2017.3
ページ数 317p
大きさ 22cm
価格 ¥3700
内容紹介 さまざまな時代と民族の遺物が重層的に残り、文化遺産の盗掘や返還の問題を抱えたトルコ。政府・研究者・メディア・コレクター・UNESCO等、遺物をめぐる国内外の主張から、<文化遺産>という概念を問い直す。
書誌・年譜・年表 文献:p280~306
一般件名 文化遺産-トルコ-001261581-ndlsh
一般件名カナ ブンカ イサン-トルコ-001261581
一般件名 文化財保護 , 遺跡・遺物-トルコ
一般件名カナ ブンカザイ ホゴ,イセキ イブツ-トルコ
一般件名典拠番号

511546300000000 , 510493520380000

分類:都立NDC10版 709.274
書評掲載紙 朝日新聞  2017/05/21  2014 
資料情報1 『文化遺産はだれのものか トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護』 田中 英資/著  春風社 2017.3(所蔵館:中央  請求記号:/709.2/5044/2017  資料コード:7109245968)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152981899

目次 閉じる

序章 文化遺産をめぐるローカルとグローバル
  1 グローバルな現象としての文化遺産
  2 文化の管理・保全と所有の概念
  3 文化遺産と多様な次元の利害集団の関係性
  4 トルコにおける文化遺産をめぐる問題
  5 「ノンサイト」なフィールドワーク
  6 本書の構成
第1章 2種類の「トルコ人」
  1 はじめに
  2 トルコにおける文化遺産保護に関する法制度の歴史
  3 文化遺産保護と古美術品取引に関する現在の法制
  4 古美術品の国外流出の問題
  5 考古学的な発見の文脈における場所の重要性
  6 「発見された場所」としてのトルコ
  7 「密売人」と合法な個人コレクターの対比
  8 過去への「愛」を通した保護
  9 文化遺産を守ることとその空間的境界
第2章 トルコ人とトロイ人-文化遺産と国民国家の「国土」
  1 はじめに
  2 国民国家の「国土」の形成と文化遺産
  3 現代トルコ・ナショナリズムとアナトリア
  4 オスマン帝国社会の多文化的状況の抹消
  5 トルコ人とヒッタイト人
  6 「青きアナトリア」
  7 トロイ人の子孫としてのトルコ人
  8 均質ではない「国土」
第3章 「歴史はその場所でもっとも正しく理解される」-トルコにおける文化遺産の返還問題
  1 はじめに
  2 文化遺産をめぐる議論における「所有」
  3 文化遺産の所有と「場所」
  4 国外に流出した文化遺産の返還の取り組み
  5 「クロイソス王の財宝(Karun Hazinesi)」の返還
  6 ペルガモンのゼウス祭壇の返還運動
  7 「休息するヘラクレス」像の結合
  8 「石はそこにあるからこそ重みがある(Taş yerinde ağırdır)」
  9 「場所」「民族性」と文化遺産の返還
第4章 自明の理としての「保護」
  1 はじめに
  2 UNESCOと「文化の多様性(Cultural Diversity)」
  3 UNESCOの文化観・文化遺産概念とその問題
  4 文化遺産をめぐる「グローバル」と「ローカル」の対立
  5 文化遺産の保護が作り出すヒエラルキー
  6 自明の理としての「保護」
第5章 状況に応じた文化遺産の保護と破壊
  1 はじめに
  2 文化遺産概念と保護と破壊の区別
  3 トルコにおける開発事業による文化遺産の破壊
  4 水没寸前の遺跡からのモザイク画の発見
  5 国外での報道をきっかけとしたモザイク画への関心の高まり
  6 文化遺産に対する所有意識とモザイク画の保護
  7 「破壊」を展示する
  8 「ジプシーの少女」とその不完全性
  9 文化遺産の破壊と保護の関係