大木 一夫/著 -- ひつじ書房 -- 2017.5 --

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中央 3階B 一般図書 /815.1/5106/2017 7108967181 配架図 Digital BookShelf
2017/06/22 可能 利用可   0
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ISBN 4-89476-822-2
ISBN13桁 978-4-89476-822-2
タイトル 文論序説
タイトルカナ ブンロン ジョセツ
著者名 大木 一夫 /著
著者名典拠番号

110005290340000

出版地 東京
出版者 ひつじ書房
出版者カナ ヒツジ ショボウ
出版年 2017.5
ページ数 22, 473p
大きさ 22cm
シリーズ名 ひつじ研究叢書
シリーズ名のルビ等 ヒツジ ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 言語編第144巻
シリーズ番号読み ゲンゴヘン-144
価格 ¥8400
内容紹介 文はいかに成立するのかを、行為としての言語という視座から考察。文の成立には、文が文としてもつ言語行為的意味が関わることを説き、いくつかの文法概念の再構築や、現代日本語の時間表現を精細に論じる。
一般件名 日本語-構文論-ndlsh-00568405
一般件名カナ ニホンゴ-コウブンロン-00568405
一般件名 日本語-構文論
一般件名カナ ニホンゴ-コウブンロン
一般件名典拠番号

510395110280000

分類:都立NDC10版 815.1
資料情報1 『文論序説』(ひつじ研究叢書 言語編第144巻) 大木 一夫/著  ひつじ書房 2017.5(所蔵館:中央  請求記号:/815.1/5106/2017  資料コード:7108967181)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153001324

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序章 文について考える
  1 文とは何かという問題
  2 文を考える必要性
  3 文と認められてきたもの
Ⅰ 文はどのように考えられてきたか
  1 文成立論というアポリア
  2 一回的文成立論の諸相
  3 一回的文成立論から多段階的文成立論へ
  4 多段階的文成立論の必然性
  5 多段階的文成立論の限界
Ⅱ 文論への視座
  1 文論への視座を求めて
  2 言語行為論
  3 言語行為論による文論への道
  4 話しことばと書きことば
Ⅲ 文成立の意味的側面
  1 文成立について考える
  2 文の規定・文成立論のながれ
  3 言語行為論を視座に考える
  4 発語内行為の構造
  5 発語内目的と文という単位体
  6 「切れる」ということの意味
Ⅳ 認識する文
  1 「判断のある文」
  2 これまでの「判断のある文」の研究
  3 <推量判断実践文><判定・評価文><認識・発見文>という分類
  4 認識文と伝達文
  5 認識文・伝達文という視点の及び得る言語現象の種々
  6 認識文を切り出す
Ⅴ 事態を描き出す文
  1 文における言語行為的意味・文の類型という問題
  2 サールの発語内行為の分類と表現型の位置
  3 事態を描き出す文とその類型
  4 発語内行為の分類にもとづく文の類型と文の機能
  5 文の機能の位置づけ、その一端
  6 文の機能と事態を描き出す文
Ⅵ 事態を描かない文
  1 事態を描き出す文・事態を描かない文
  2 事態を描かない文とは何か
  3 事態を描かない文の分類
  4 事態を描かない文はどのような行為をおこなっているか
  5 事態を描かない文の類型とその位置づけ
Ⅶ 文成立の外形的側面
  1 文成立の外形的側面を考える
  2 文成立にかかる形式的な側面
  3 切れることの意味
  4 発語内目的が複数あるとみられる文
  5 切らざるを得ないとき
  6 あらためて、文とは何か
Ⅷ 文の機能の問題圏
  1 文が文としてもつ意味
  2 文の機能とは何か
  3 文の機能を認める意味
  4 文の機能の問題圏(1)文法概念の再構築
  5 文の機能の問題圏(2)文法形式記述の厳密化
  6 文の機能という範疇を認めるべきである
  7 文法概念の再構築・文法形式記述の厳密化に向けて
Ⅸ 主観性
  1 「主観性」という文法概念と「不変化助動詞の本質」
  2 「不変化助動詞の本質」の日本語文法論における位置
  3 「不変化助動詞の本質」の論証手続き
  4 客観的表現の論証手続きを不変化助動詞にも適用する
  5 「不変化助動詞の本質」の現代的意味とその射程
  6 文法論的概念としての「主観性」の適否
Ⅹ モダリティ
  1 「モダリティ」という文法概念
  2 表現類型にかかわるモダリティ
  3 形式か意味か
  4 表現類型にかかわるモダリティとは何であるのか
  5 モダリティはいかに規定されるべきか
ⅩⅠ 喚体句
  1 喚体句という文法概念の貢献
  2 山田孝雄の喚体句
  3 喚体の問題点とその発展的継承
  4 喚体形式の文の意味
  5 喚体形式の意味の実現
  6 山田孝雄の喚体・述体概念の再整理とその継承
ⅩⅡ 現代日本語「た」の意味
  1 「た」の意味という問題
  2 ここでの視点
  3 「た」の諸用法
  4 完了・過去用法
  5 認識を新たにする用法
  6 決定・要求
  7 知識修正・反実仮想など
  8 現代日本語「た」の基本的な意味
ⅩⅢ 現代日本語動詞基本形の時間的意味
  1 現代日本語動詞基本形の時間的意味という問題
  2 動詞基本形のあらわす時間的意味諸説
  3 動詞基本形の無色性・無標性と言語行為的意味
  4 動詞基本形の諸用法
  5 無色性による時間的意味の実現
  6 無標性による時間的意味の実現
  7 動詞基本形という形式の意味と時間的意味の実現のしかた
ⅩⅣ 述定の時間・装定の時間
  1 主節と従属節の時間的意味という問題
  2 主節時基準・発話時基準と「視点の原理」
  3 あらためて問題提起
  4 タ形の意味・ル形の意味
  5 テンス的意味とアスペクト的意味の実現
  6 述定の時間・装定の時間
  7 主節時基準・発話時基準という考え方を見直す
  8 形式の意味と装定における時間的意味の実現
終章 さしあたっての締括り
  1 ここまで述べてきたこと
  2 話し手の言語学と聞き手の言語学
  3 トップダウンとボトムアップ
  4 擱筆