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目次

第1章 会社法の下における取締役の会社に対する責任

  一 序説

  二 善管注意義務と忠実義務

  三 特別の法定責任

  四 取締役の任務懈怠責任

  五 利益相反取引に係る責任

  六 任務懈怠による損害賠償責任とその合理的制限

  七 株主代表訴訟

  八 結語

第2章 経営判断と「経営判断原則」

  一 序説

  二 裁判例における「経営判断原則」

  三 経営判断原則の再構成

  四 結語

第3章 取締役の法令違反と監視義務違反に係る任務懈怠責任

  一 序説

  二 監査役を設置する取締役会設置会社の取締役

  三 個別的法令違反行為と任務懈怠責任

  四 取締役の監視義務違反の責任

  五 監査役の任務懈怠責任

第4章 取締役の利益相反取引

  一 序説-取締役の利害関係取引

  二 利益相反取引規制の趣旨

  三 承認を要する利益相反取引

  四 利益相反取引と取締役会

  五 任務懈怠の推定

  六 監査等委員会設置会社の監査等委員会による利益相反取引の承認

  七 自己のためにした直接取引に関する責任に係る特則

第5章 取締役の第三者に対する責任の機能とその適用範囲の拡大-最高裁の判決例を素材として-

  一 序説

  二 昭和44年最大判について

  三 取締役の第三者に対する責任の法理的基礎付け

  四 間接損害事例

  五 直接損害事例

  六 監視・監督義務違反に基づく責任

  七 結語

第6章 取締役の善管注意義務と忠実義務

  一 問題の所在

  二 忠実義務論の展開

  三 委任法理と忠実義務

  四 商法254条ノ2の再構成

  五 結語

補論-取締役の善管注意義務と忠実義務

  一 序

  二 会社法355条と他の法人法

  三 社債管理者・信託の受託者

  四 忠実義務論と利益吐き出し原則

  五 善管注意義務・注意義務・忠実義務

  六 競業取引・利益相反取引規制と忠実義務

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