金子 亜由美/著 -- 和泉書院 -- 2017.9 --

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中央 3階C 一般図書 /910.26/イ37/624 7109598117 配架図 Digital BookShelf
2017/11/19 可能 利用可   0
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ISBN 4-7576-0848-1
ISBN13桁 978-4-7576-0848-1
タイトル 明治期泉鏡花作品研究
タイトルカナ メイジキ イズミ キョウカ サクヒン ケンキュウ
タイトル関連情報 「父」と「女」の問題を中心に
タイトル関連情報読み チチ ト オンナ ノ モンダイ オ チュウシン ニ
著者名 金子 亜由美 /著
著者名典拠番号

110006066860000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2017.9
ページ数 6, 284p
大きさ 22cm
シリーズ名 近代文学研究叢刊
シリーズ名のルビ等 キンダイ ブンガク ケンキュウ ソウカン
シリーズ番号 63
シリーズ番号読み 63
価格 ¥5500
内容紹介 鏡花の作品世界における「父」の存在とは? 泉鏡花が明治20年代後半から40年代にかけて発表した小説を取り上げ、それらの中で構築される「父」を分析。「父」との関係において描かれる「女」あるいは「母」も考察する。
個人件名 泉, 鏡花,(1873-1939)(00024402)(ndlsh)
個人件名カナ イズミ, キョウカ,(1873-1939)(00024402)
個人件名 泉 鏡花
個人件名カナ イズミ キョウカ
個人件名典拠番号 110000084410000
一般件名 父-文学上-ndlsh-01162737
一般件名カナ チチ-ブンガクジョウ-01162737
分類:都立NDC10版 910.268
資料情報1 『明治期泉鏡花作品研究 「父」と「女」の問題を中心に』(近代文学研究叢刊 63) 金子 亜由美/著  和泉書院 2017.9(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/イ37/624  資料コード:7109598117)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153079414

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序章 鏡花世界における「父」の審級
  一、父の不在?
  二、「過渡の時代」の鏡花
  三、「自然派」との対決
  四、鏡花世界における「父」と「女」
第一部 鏡花の出発
第一章 「人外」の「信仰」
  一、「海城發電」の二つの評価軸
  二、「全き人間を見んとねがふ眼」
  三、「人外」の「信仰」
  四、「人外」の闘争
第二章 「悪魔」の挑戦
  一、抵抗する「悪」
  二、「下層」に蠢く地熱
  三、「探訪記者」であること
  四、妨害者であること
  五、「闇」の真骨頂
  六、「則」を巡る対決
  七、「窮の極、自殺も出来ず」
第三章 「父」の構築
  一、「言文一致」の試み
  二、「黒猫」を支える文語的論理性
  三、「なゝもと桜」における文語的論理性の解体と物語の再秩序化の失敗
  四、狂った「父」の露呈
第二部 鏡花の構想
第四章 「詩想」としての「女」
  一、鏡花の「転身」
  二、「詩想」と「再現力」の両立
  三、流離する「女」
  四、「言文一致」の揺らぎ
第五章 もたらされた危機
  一、「母」の世俗化
  二、「かくれ里」の封鎖
  三、龍子という「妻」
  四、痕跡としての「子供」
  五、「『母』は存在しない」
第六章 『風流線』のプラクシス
  一、決算の書『風流線』
  二、閉塞する「博愛」
  三、「風流組」の「精神」
  四、敷設される「規矩」
第七章 「革命的精神の詩人」村岡不二太
  一、『風流線』における「ニィチェ思想」の由来
  二、登張竹風による「革命的精神の詩人」としてのハイネ紹介
  三、田岡嶺雲による「ヒユーマニチーの一兵卒」としてのハイネ紹介
  四、「遺書」から「舌代」へ
第三部 鏡花の闘い
第八章 恩寵としての「音調」
  一、「爺と倅の争ひ」
  二、複数の文末詞
  三、鏡花的フォルマリスムの射程
  四、恩寵としての「音調」
第九章 妙子という「婦」
  一、分裂した主題
  二、「女学生」妙子の造形
  三、妙子と二つの「父」
  四、「抹消」される「婦」
第十章 白い媒介者
  一、二つの贖罪
  二、象徴としての師-父
  三、お篠から小篠へ
  四、白い媒介者
第十一章 『草迷宮』における「感情」の形象化
  一、「感情」の原因としての「声」と「まなざし」
  二、「超自然力」の原理
  三、蔓延する「声」
  四、伝染する「まなざし」
終章