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目次

序章 アダム・スミス復興の背景と動向

  一 アダム・スミス復興とその背景

  二 アダム・スミス復興の動向

  三 見えない手解釈の動向

第一部 倫理と法の原理論の展開

第一章 アダム・スミス問題再訪

第二章 スミス倫理学の主題と批判対象

  一 スミス倫理学の主題

  二 第六部道徳哲学学説史の批判対象

第三章 交換的正義の倫理学の展開

  一 第一部適宜性論の主題

  二 第二部正義と慈恵論

  三 第三部良心論と義務論

第四章 自然の原理の衡平性論証

  一 第四部効用批判と欺瞞理論

  二 第五部慣行批判原理論の展開

第五章 デザイン論と制度論

  一 初版の論理の神学性

  二 手段の論理と国家論

補論 『道徳感情論』第二版改訂の主題

  一 従来の通説

  二 改訂の経緯と初版の基本構成

  三 第二版の構成

  四 第二版改訂の意義

間奏章 『哲学論文集』と『道徳感情論』

  一 「天文学史」の認識論

  二 概念論の展開と知覚認識論の成立

  三 視覚理論と他者対象化論

  四 「外部感覚論」と『道徳感情論』

  五 法学の主体化と近代化の問題

第二部 市場社会の道徳性論証

第一章 自然的自由の体系の根本原理

  一 『国富論』の倫理的解釈の問題点

  二 自然的自由の体系の推進原理

  三 『国富論』の自然概念とスミス理論の両極性

  四 『国富論』の神学的前提

  五 ストア古典的自然法観との異質性

  六 自然的自由の体系とカルヴァン神学

第二章 『国富論』の倫理学

  一 商業自由論と市場社会の道徳性

  二 環境道徳論の展開

第三章 『国富論』の国家論

  一 国家論の原理と枠組

  二 国家論の主題

  三 スミス国家論の制度論的性格

第四章 『国富論』第三版改訂の主題

第三部 商業社会の道徳的再建論の展開

第一章 『道徳感情論』第六版改訂と商業社会観の変容

  一 改訂の経緯と改訂理由

  二 商業社会観の変質

第二章 良心概念の転換

  一 新三部良心論の再構築

  二 想定観察者概念と道徳的自律論

  三 贖罪論と良心論

第三章 実践道徳論の展開

  一 新六部「徳性の性格」論の主題

  二 慎慮論の批判対象

  三 慈恵論の内実

  四 自己規制論と傲慢批判

第四章 ストア哲学とカルヴァン神学

  一 観察者概念の変容とストア的賢人像の登場

  二 『道徳感情論』のストア観

  三 第六版におけるストア評価の変容

  四 ストア評価の逆転の帰結

終章 後世への遺言状

  一 『道徳感情論』の総括性と法学非展開の理由

  二 主題の変化と原理の同一性

  三 自然の体系と現代社会

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