中村 江里/著 -- 吉川弘文館 -- 2018.1 --

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中央 2F 一般図書 /394.0/5026/2018 7109832390 配架図 Digital BookShelf
2018/01/12 可能 利用可   0
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ISBN 4-642-03869-0
ISBN13桁 978-4-642-03869-0
タイトル 戦争とトラウマ
タイトルカナ センソウ ト トラウマ
タイトル関連情報 不可視化された日本兵の戦争神経症
タイトル関連情報読み フカシカ サレタ ニホンヘイ ノ センソウ シンケイショウ
著者名 中村 江里 /著
著者名典拠番号

110005787980000

出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2018.1
ページ数 8, 316, 4p
大きさ 22cm
価格 ¥4600
内容紹介 アジア・太平洋戦争期に軍部の関心を集めた戦争神経症。恐怖を言語化することが憚られた社会で、患者はどのような処遇を受けたのか。様々な医療アーカイブズや医師への聞き取りから、忘却されたトラウマを浮かび上がらせる。
一般件名 日中戦争 (1937-1945)-医学・衛生-ndlsh-00608234,太平洋戦争 (1941-1945)-医学・衛生-00602062-ndlsh,心的外傷後ストレス障害-01000003-ndlsh
一般件名カナ ニッチュウセンソウ (1937-1945)-イガクエイセイ-00608234,タイヘイヨウセンソウ (1941-1945)-イガクエイセイ-00602062,シンテキガイショウゴストレスショウガイ-01000003
一般件名 軍事医学 , 神経症 , トラウマ , 太平洋戦争(1941~1945)
一般件名カナ グンジ イガク,シンケイショウ,トラウマ,タイヘイヨウ センソウ
一般件名典拠番号

510685100000000 , 511010200000000 , 511662000000000 , 511126300000000

分類:都立NDC10版 394
書評掲載紙 中日新聞・東京新聞  2018/02/11  2050 
書評掲載紙2 朝日新聞  2018/03/04   
書評掲載紙3 毎日新聞  2018/03/25   
資料情報1 『戦争とトラウマ 不可視化された日本兵の戦争神経症』 中村 江里/著  吉川弘文館 2018.1(所蔵館:中央  請求記号:/394.0/5026/2018  資料コード:7109832390)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153109541

目次 閉じる

序章 戦争とトラウマの記憶の忘却
  1 問題の所在
  2 先行研究と本書の位置づけ
  3 本書の課題と視角
  4 本書の構成
第Ⅰ部 総力戦と精神疾患をめぐる問題系
第一章 兵員の組織的管理と軍事心理学
  1 軍隊と心理学
  2 戦場心理・戦争心理研究
  小括
第二章 戦争の拡大と軍事精神医学
  1 日中戦争以降の治療方針と治療体系
  2 「戦時神経症」の定義
  3 「皇軍」における戦争神経症の存在の隠蔽
  小括
第三章 戦争の長期化と傷痍軍人援護
  1 医療保護
  2 職業保護
  3 国民教化
  小括
第Ⅱ部 戦争とトラウマを取り巻く文化・社会的構造
第一章 戦場から内地へ
  1 統計から見たトラウマの地政学
  2 戦場に取り残された精神疾患兵士たち
  3 「ヒステリー発生の温床」としての病院
  小括
第二章 一般陸軍病院における精神疾患の治療
  1 衛戌病院・陸軍病院における精神疾患の治療
  2 陸軍病院と銃後社会
  3 新発田陸軍病院病床日誌に記録された精神神経疾患
  小括
<補論>戦争と男の「ヒステリー」
  1 軍隊と「男らしさ」
  2 「女の病」としてのヒステリーと例外としての「男性ヒステリー」
  3 戦時下のヒステリー言説
  小括
第三章 誰が補償を受けるべきなのか?
  1 陸軍における恩給制度
  2 国府台陸軍病院における恩給策定
  3 戦後の精神疾患と傷病恩給をめぐる言説と実態
  小括
第四章 アジア・太平洋戦争と元兵士のトラウマ
  1 旧国府台陸軍病院入院患者の戦後
  2 神奈川県の精神病院に入院した元兵士たち
  3 臨床の場に現れた戦争の傷跡
  小括
終章 なぜ戦争神経症は戦後長らく忘却されてきたのか?