森 一郎/著 -- 放送大学教育振興会 -- 2018.3 --

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中央 3階C 一般図書 /134.9/5361/2018 7110813413 配架図 Digital BookShelf
2018/09/21 可能 利用可   0
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ISBN 4-595-31852-8
ISBN13桁 978-4-595-31852-8
タイトル 現代の危機と哲学
タイトルカナ ゲンダイ ノ キキ ト テツガク
著者名 森 一郎 /著
著者名典拠番号

110003947820000

出版地 東京,[東京]
出版者 放送大学教育振興会,[NHK出版(発売)]
出版者カナ ホウソウ ダイガク キョウイク シンコウカイ
出版年 2018.3
ページ数 274p
大きさ 21cm
シリーズ名 放送大学教材
シリーズ名のルビ等 ホウソウ ダイガク キョウザイ
価格 ¥3300
内容紹介 現代の危機を予告した19世紀末の哲学者ニーチェ、20世紀という危機の時代を生き抜いた哲学者ハイデガーとアーレント…。現代人の思考にとっての手引きとなる巨星たちに学び、今日的問題を独自に考える。
個人件名カナ ハイデッガー マルティン,ニーチェ フリードリヒ・ヴィルヘルム,アーレント ハナ
個人件名原綴 Heidegger,Martin
個人件名典拠番号 120000127430000 , 120000217190000 , 120000008460000
一般件名 哲学-00572945-ndlsh
一般件名カナ テツガク-00572945
分類:都立NDC10版 134.96
資料情報1 『現代の危機と哲学』(放送大学教材) 森 一郎/著  放送大学教育振興会 2018.3(所蔵館:中央  請求記号:/134.9/5361/2018  資料コード:7110813413)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153146072

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1 哲学は戦慄から始まる
  1.現実感を欠いた光景
  2.「愉しみながら死んでいく」
  3.見たこともないおぞましい映像
  4.非現実の中に迷い込んだかのよう
  5.現代の危機と哲学の可能性
  6.哲学は戦慄から始まる
2 「神は死んだ」(その1)
  1.起点とおぼしきニーチェの言葉
  2.「神の死」は宗教の終焉と同じではない
  3.ニーチェは無神論者ではない
  4.「狂人」は語る
  5.巨大な知的出来事
  6.神秘的で深遠な見かけ
  7.狂人はさらに語る
3 「神は死んだ」(その2)
  1.『ツァラトゥストラ』における「神の死」
  2.神は同情ゆえに死んだ?
  3.「近代」という大枠
  4.神だけでなく真理も理性も…
  5.「われら怖いもの知らず」
  6.近代とはどんな時代か
4 学問の危機と哲学
  1.「神の死」解釈の傍証となるテクスト
  2.自然主義者ニーチェ?
  3.「真理への意志」の自己批判
  4.「真理への意志」の徹底化
  5.近代に取り憑いた「新しい情熱」
  6.十九世紀末から二十世紀へ
  7.ヴェーバーとフッサール
  8.ポスト世界大戦の「若い世代」
5 終わりへの存在
  1.ハイデガーの思索へ
  2.実存への着目
  3.基礎的存在論のプログラム
  4.限界状況という考え方
  5.死への存在という考え方
  6.「存在と時間」というテーマ
  7.危機の時代の哲学書
6 死への共同存在
  1.死について考えることは愉しい
  2.ハイデガーの死の概念は自己中心的か
  3.世界内共同存在の問題へ
  4.死にやすさはおたがいさま
  5.ホッブズの自然状態論へ
  6.可死性の平等ゆえの希望と恐怖
  7.自然的平等にひそむ大いなる危険
  8.新しい戦争概念
7 大学の危機と哲学
  1.「ハイデガー問題」とは何であったか
  2.『ドイツの大学の自己主張』を読んで考える
  3.「学問の政治化」への対抗の仕方
  4.民族-学問-運命共同体へ
  5.古典の学び方に学ぶ
  6.理論と実践の関係をどう考えるか
  7.「神の死」というエポック
  8.「テオーリア」の意味失墜
8 理論と実践もしくは観照と行為
  1.アリストテレス学者ハイデガー
  2.「隠れなき真相」という真理概念
  3.『ニコマコス倫理学』から『存在と時間』へ
  4.理論知と実践知の融合という問題
  5.古代ギリシアにおける哲学と政治
  6.アリストテレスのテオーリア礼讃
  7.アリストテレスと政治的なもの
  8.『ドイツの大学の自己主張』の最終結論にひそむもの
9 労働のゆくえ
  1.勤労奉仕を鼓吹する学長
  2.奉公と解された学問研究
  3.大学における画一的同質化の推進
  4.労働の下での平等化
  5.制作も行為もすべて「労働」と化す
  6.労働の擬似存在論
  7.労働讃美の近代精神
  8.戦後の「総かり立て体制」論
10 ハイデガーからアーレントへ
  1.アーレントへ
  2.アリストテレスという仲立ち
  3.ハイデガーに対する異議申し立て
  4.『人間の条件』と『活動的生』
  5.労働に関する価値の逆転
  6.労働の不毛さと「生産性」
11 区別することの意味
  1.『活動的生』「序論」の始まり方
  2.科学の危機とオートメーションの普及
  3.われわれはいったい何をしているのか
  4.労働、制作、行為を区別すること
  5.区別することの存在論的意味
  6.労働の存在論的次元
  7.制作の存在論的次元
  8.自然の回帰性と世界の永続性
12 始まりへの存在
  1.行為の条件としての複数性
  2.ポリスにおける行為と言論
  3.可死性と出生性
  4.終わりへの存在と始まりへの存在
  5.行為の遂行意味
  6.不死も永遠も持続もなく刹那のみ
  7.活動的生の時間性
  8.誕生という始まり、行為という始まり
  9.「第二の誕生のごときもの」
13 近代と現代世界
  1.アーレントの歴史的省察
  2.観念の物語ではない、出来事の生起
  3.ガリレオが作り出したもの
  4.作られるものとしての真理
  5.メディア的知の元祖
  6.制作と科学、行為と科学
  7.ビジネスとしての科学
  8.プラクシスとしての科学
  9.近代と現代との裂け目
14 始まりの時間性
  1.プラクシスと化した科学技術
  2.始まりへの意志に取り憑かれた近代
  3.始まりの時間性の謎
  4.始まり考としてのアルケオロギー
  5.労働の時間性とその時熟
  6.制作の時間性とその時熟
  7.行為の時間性とその時熟
  8.行為の「瞬間」にひそむもの
  9.反復される始まりとしての約束
15 世界への愛のために
  1.重大な問題を考えることは愉しい
  2.「世界の終わり」と「死んだら終わり」
  3.ニヒリズムの起源
  4.現代科学は「政治的」である
  5.踏み入れた道はどんな道でも最後の最後まで
  6.世界無化の哲学
  7.それでもなお世界は続く
  8.世代という実存現象
  9.世界の超越と、世界への愛