資料詳細

目次

第一章 性と「人間」という論理の彼岸

  はじめに

  一 性としての「人間」

  二 「人間」を超えて

  おわりに

第二章 キプシギスの性観念の歴史と強姦

  はじめに-若干の前置き

  一 強姦の諸相と歴史的な変化

  二 恋人たちの性愛のマナーの歴史的変化

  三 禁じられた性愛の諸相

  おわりに

第三章 父系の逆説と、「女の知恵」としての私的領域

  はじめに

  一 キプシギスの社会と文化

  二 人口・居住空間と政治構造の歴史的変化

  三 キプシギスの家族構造と妻の社会的な位置

  四 男女の地位の対等性と従属性をめぐって

  五 女性の「悪」と「知恵」

  六 女性の自助活動と「フェミニズム史観」

  討論

第四章 タプタニがやって来る

  はじめに

  一 「男」を生きる老女アンジェリーナ

  二 キプシギス社会のヤモメたち

  三 女性婚の「夫」と「妻」

  四 女性婚の「夫」を生きる

  五 補論としてのタプタニ略伝

  おわりに

第五章 女性婚と開発人類学

  はじめに

  一 問題の所在-文化人類学と開発人類学

  二 キプシギスの「家財産制」と女性婚

  三 女性婚を望む老女

  四 女性婚を望む若い女性たち

  五 「女性の進歩」と女性婚

  六 女性婚とGADの視点

  おわりに

第六章 シングル・マザーと二〇一〇年ケニア新憲法

  はじめに

  一 問題の歴史的な背景

  二 新憲法制定への動きと問題の背景

  三 二〇一〇年新憲法制定以前の娘の相続権

  四 「ケニアの類なき埋葬物語」と慣習法の再強化

  五 カレンジン民族群版ランドマーク的判決

  六 土地を分与された単身の母たち

  七 未婚の母ローザの叛乱

  八 法環境の弛緩状態と今後

第七章 アフリカとLGBTと婚姻制度の行方

  はじめに

  一 反同性愛法をめぐる「文明」と「未開」の衝突?

  二 性と結婚と人類の未来

  おわりに

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