山本 亮介/著 -- 水声社 -- 2018.3 --

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中央 3階C 一般図書 /910.26/6839/2018 7110262658 配架図 Digital BookShelf
2018/04/24 可能 利用可   0
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ISBN 4-8010-0328-6
ISBN13桁 978-4-8010-0328-6
タイトル 小説は環流する
タイトルカナ ショウセツ ワ カンリュウ スル
タイトル関連情報 漱石と鷗外、フィクションと音楽
タイトル関連情報読み ソウセキ ト オウガイ フィクション ト オンガク
著者名 山本 亮介 /著
著者名典拠番号

110004576280000

出版地 東京
出版者 水声社
出版者カナ スイセイシャ
出版年 2018.3
ページ数 274p
大きさ 22cm
価格 ¥4000
内容紹介 小説は越境する、複数の世界を-。漱石、鷗外から伊坂幸太郎までの作品をめぐる芸術理論的探究。夏目漱石論、森鷗外論、音楽小説論、現代小説論という、問題意識や論理を共有する各論を一冊にまとめる。
一般件名 日本小説-歴史-明治以後-00568453-ndlsh
一般件名カナ ニホンショウセツ-レキシ-メイジイゴ-00568453
一般件名 小説(日本)
一般件名カナ ショウセツ(ニホン)
一般件名典拠番号

510950800000000

分類:都立NDC10版 910.26
資料情報1 『小説は環流する 漱石と鷗外、フィクションと音楽』 山本 亮介/著  水声社 2018.3(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/6839/2018  資料コード:7110262658)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153159116

目次 閉じる

第一章 「吾輩は猫である」-「語り手」という動物
  1 <語る猫>という虚構
  2 猫に擬装して語る作者?
  3 猫/作者から<動物>の言語行為へ
  4 「語り手」という<動物>
  5 小説の言語行為と<動物>への生成変化
第二章 「心」-行為の主体/罪の主体
  1 行為主体の形成と「後悔」
  2 原-行為と世界の変容
  3 「機会」をめぐる心的機構
  4 過去の自分を主体化すること
  5 罪と自由の倫理学
第三章 「明暗」-お延と漱石の不適切な関係
  1 作者/主人公、男/女の小説言説
  2 母の身体とお延-娘の語り
  3 愛の言説から娘のメランコリーへ
  4 異性装の文体に生じた言説のトラブル
第四章 「うたかたの記」-初期鷗外の美学とヴァーグナー
  1 「うたかたの記」における音楽
  2 鷗外のヴァーグナー言及
  3 初期鷗外の美学における散文芸術の課題
  4 楽劇を憧憬する小説、歌われない歌詞
第五章 「ヰタ・セクスアリス」-権力と主体
  1 性・告白・権力
  2 「主体化=服従化」する「金井君」とその心的機構
  3 検閲・禁止する権力と作品/作者の形成
  4 主体の文法と作者の身振り
第六章 「青年」-小説における理想と現実
  1 鷗外のシュティルナー言及
  2 理想化される個人主義
  3 <この私>が生み出す「事実」
  4 「極端な個人主義」における表象不可能なもの
第一章 奥泉光「シューマンの指」-音楽の「隠喩」としてのメタミステリ小説
  1 「鳥類学者のファンタジア」から「シューマンの指」へ
  2 「シューマンの指」の音楽観と作品構造
  3 ロラン・バルトの音楽論
  4 メタミステリ・音楽小説・「隠喩」
第二章 村上春樹「1Q84」、「色彩をもたない多崎つくると、彼の巡礼の年」-小説世界の音楽
  1 音楽作品の存在様態
  2 小説世界内音楽とその「同一性」
  3 音楽の「顕現」と複数の<演奏-音盤>
  4 音楽の固有名・個体性と小説世界の観念-経験的受容
第三章 古川日出男「南無ロックンロール二十一部経」-動物とロックンロール
  1 古川日出男における動物と音楽
  2 歴史への贖罪、ロックンロールと輪廻転生
  3 「奇蹟」をめぐる思索、「境界領域」への文学的想像力
第四章 文学という不遜、虚構の現在-奥泉光の戦場
  1 高橋源一郎「官能小説家」
  2 宮部みゆき「蒲生邸事件」
  3 奥泉光「石の来歴」
  4 奥泉光「グランド・ミステリー」
  5 奥泉光「浪漫的な行軍の記録」
  6 現代作家の<倫理>
第五章 闘争/暴力の描き方-現代小説ノート
  1 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」・「海辺のカフカ」
  2 伊坂幸太郎『魔王』
  3 古川日出男「サウンドトラック」
  4 池上永一「シャングリ・ラ」