霜田 洋祐/著 -- 京都大学学術出版会 -- 2018.3 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /970.2/マ22/601 7110268992 配架図 Digital BookShelf
2018/04/24 可能 利用可   0

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ISBN 4-8140-0150-7
ISBN13桁 978-4-8140-0150-7
タイトル 歴史小説のレトリック
タイトルカナ レキシ ショウセツ ノ レトリック
タイトル関連情報 マンゾーニの<語り>
タイトル関連情報読み マンゾーニ ノ カタリ
著者名 霜田 洋祐 /著
著者名典拠番号

110007339280000

出版地 京都
出版者 京都大学学術出版会
出版者カナ キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ
出版年 2018.3
ページ数 10, 289p
大きさ 22cm
シリーズ名 プリミエ・コレクション
シリーズ名のルビ等 プリミエ コレクション
シリーズ番号 88
シリーズ番号読み 88
出版等に関する注記 マンゾーニの肖像あり
価格 ¥4900
内容紹介 ゲーテも絶賛したという、イタリア近代文学の傑作とされる歴史小説「婚約者」。語り手が用いる2種類の「我々」や、「聞き手」への執拗な呼びかけ、引用技法の分析から、マンゾーニ独特の<語り>の仕掛けに迫る。
書誌・年譜・年表 文献:p261~270
個人件名 Manzoni, Alessandro,(1785-1873)(00448765)(ndlsh)
個人件名カナ マンゾーニ アレッサンドロ・フランチェスコ・アントーニョ
個人件名原綴 Manzoni,Alessandro Francesco Antonio
個人件名典拠番号 120000189090000
一般件名 婚約者-001291088-ndlsh
一般件名カナ コンヤクシャ-001291088
分類:都立NDC10版 970.2
資料情報1 『歴史小説のレトリック マンゾーニの<語り>』(プリミエ・コレクション 88) 霜田 洋祐/著  京都大学学術出版会 2018.3(所蔵館:中央  請求記号:/970.2/マ22/601  資料コード:7110268992)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153161903

目次 閉じる

第1章 『婚約者』の成り立ち
  1.『婚約者』という作品(小説のあらまし)
  2.『婚約者』の語りの形式:語り直される物語
  3.『婚約者』の三つのテクスト:一つの物語、3篇の小説
  4.『婚約者』の言語:現実を描く新しい言葉遣い
  5.イタリア最初の「近代小説」
  6.歴史小説ブームと『婚約者』
  7.マンゾーニの詩学における「事実性」の意味
  8.本書の意義
  インテルメッツォ1 ゲーテの賞賛と歴史嫌い
第2章 「発見された手稿」と虚実の判別可能性
  1.読まれる史劇と「パラテクスト」による事実の提示
  2.「匿名手稿」への言及と実在の人物の想像上の言動
  3.小括:史実と虚構の滑らかな接続と判別可能性
  インテルメッツォ2 マンゾーニ一家のフィレンツェ旅行と「アルノ川での洗濯」
第3章 「語り手」による一人称の使い分け
  1.「私」か「我々」か:従来の二項対立
  2.「我々」の分類:「共感の一人称複数」の発見
  3.2種の「我々」が果たす異なる機能
  4.小括:<人称=人格>のある語りと事実の陳述
第4章 「聞き手」への執拗な呼びかけ
  1.作者と読者の新たな関係
  2.聞き手を含む「我々」と呼びかけの頻度
  3.小括:近代的読者像とマンゾーニ詩学の交差
  インテルメッツォ3 声に出して読みたい(?)イタリア語
第5章 「歴史叙述」における引用のレトリック
  1.歴史部分の“歴史叙述らしさ”
  2.引用の技法と「真実効果」
  3.小括:小説の“設定”がもたらした論述的な歴史叙述
  インテルメッツォ4 『汚名柱の記』の今日性と怒りのレトリック
第6章 「創作部分」における現実性の強調
  1.メタ物語的・メタ文学的言説を通じた「現実性」の強調
  2.『婚約者』における「現実性」の示唆
  3.小括:“現実に似た”創作部分と「ロマネスク」との対決
  インテルメッツォ5 カワイイだけではない、ゴニンの挿絵
第7章 「反文学」的かつ「反歴史」的な歴史小説
  1.既存の文学・歴史からの脱却
  2.例外者、例外的事象の役割
  3.小括:現実の全てを描き込む新しい表現
結び