資料詳細

目次

序章 日本近現代史研究における都市史研究とデモクラシー研究の交点

  第一節 日本近現代史研究における都市史研究の文脈と問題の所在

  第二節 日本近現代史研究におけるデモクラシー研究の文脈と問題の所在

  第三節 本書の視角と課題

  第四節 本書の方法と構成

第一章 男子普通選挙制導入期の大都市近郊都市

  はじめに

  第一節 男子普通選挙制導入期の東京府八王子市-分析地概況

  第二節 男子普通選挙制導入と八王子市

  おわりに

第二章 昭和恐慌期における都市計画事業の展開と「無産」政治勢力

  はじめに

  第一節 恐慌下の都市計画事業と「無産」政治勢力

  第二節 都市計画失業事業の進展と「無産」政治勢力をめぐる変動

  おわりに

第三章 「土木稼業人」の労働史

  はじめに

  第一節 「土工の子」として

  第二節 「少年土工」から「失業登録者」へ

  第三節 「失業登録者」-「自由労働者」として

  第四節 「土木稼業人」へ

  おわりに

第四章 一九三〇年代大都市近郊における都市地域社会と「無産」政治勢力

  はじめに

  第一節 屠場市営化・移転問題の浮上

  第二節 屠場市営化・移転問題の展開(1)-子安町住民の屠場設置反対運動を中心に

  第三節 屠場市営化・移転問題の展開(2)-「無産」政治勢力の動向を中心に

  おわりに

第五章 一九三〇・四〇年代大都市近郊都市論の前提

  はじめに

  第一節 都市計画法制定期における大都市の膨張をめぐる問題と「田園都市」

  第二節 一九二〇年代日本における「地方計画」論の導入とその意味

  第三節 内務官僚飯沼一省における「地方計画」論とその射程

  おわりに

第六章 一九三〇・四〇年代大都市近郊都市の変容と新体制をめぐる対抗

  はじめに

  第一節 日中戦争前後の大都市近郊都市とその変容

  第二節 新体制をめぐる対抗とその帰結

  おわりに

第七章 翼賛選挙期大都市近郊都市における地域政治構造の変容

  はじめに

  第一節 翼賛選挙と地域政治-一九四二年四月の衆議院議員選挙をめぐって

  第二節 翼賛選挙と地域政治構造の変容-一九四二年六月翼賛市会選挙

  おわりに

第八章 戦前日本における「デモクラシー」の基底

  はじめに

  第一節 「鍼灸医」神谷卓の論理と行動

  第二節 露店商小島鉄広の論理と行動

  おわりに

終章 近現代日本の都市形成と「デモクラシー」

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