資料詳細

目次

序章

  Ⅰ 「個と集合体」というテーマ

  Ⅱ エリオットとウルフが描いた「個」と「集合体」

  Ⅲ エリオットからウルフへ-伝統の継承

  Ⅳ ハンナ・アーレントの援用

第一部 社会通念と自己の現われ

第一章 聞くことと、物語ること-『アダム・ビード』

  Ⅰ ダイナと公的世界

  Ⅱ ダイナと私的世界

  Ⅲ 物語ることと、公/私の領域の調和

第二章 「私のヴィジョン」への道のり-『灯台へ』

  Ⅰ 「家庭の天使」の虚と実

  Ⅱ 「家庭の天使」の残像

  Ⅲ 超越、そして「現われ」の時

第二部 新領域の創出

第三章 公/私の領域を越えて-『ロモラ』

  Ⅰ 私的領域に身を置く人々

  Ⅱ 公的領域に身を置く人々

  Ⅲ ロモラが生み出す親密な領域

第四章 帰属の曖昧性-『オーランドー』

  Ⅰ 男性オーランドー

  Ⅱ 女性オーランドー

  Ⅲ 詩人オーランドー

第三部 分散した「個」から「共通世界」構築へ

第五章 居場所の探求-『ダニエル・デロンダ』

  Ⅰ 分離-籠の鳥グェンドレンを巡って

  Ⅱ 交流-籠の鳥デロンダを巡って

  Ⅲ 分離と交流のバランス-籠からの脱出

  Ⅳ 籠を抜け出た鳥の行き先

第六章 パジェントによる「共通世界」構築の試み-『幕間』

  Ⅰ 今、苦悩する「私」

  Ⅱ 過去と現在の間を漂う「私」

  Ⅲ 分散と融合

終章

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