鴻巣 友季子/著 -- 筑摩書房 -- 2018.6 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
多摩 青少年エリア 青少年図書 /801.7/5165/2018 7110522560 配架図 Digital BookShelf
2018/10/03 可能 利用可   0

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ISBN 4-480-68323-6
ISBN13桁 978-4-480-68323-6
タイトル 翻訳ってなんだろう?
タイトルカナ ホンヤク ッテ ナンダロウ
タイトル関連情報 あの名作を訳してみる
タイトル関連情報読み アノ メイサク オ ヤクシテ ミル
著者名 鴻巣 友季子 /著
著者名典拠番号

110000386580000

出版地 東京
出版者 筑摩書房
出版者カナ チクマ ショボウ
出版年 2018.6
ページ数 205p
大きさ 18cm
シリーズ名 ちくまプリマー新書
シリーズ名のルビ等 チクマ プリマー シンショ
シリーズ番号 301
シリーズ番号読み 301
価格 ¥820
内容紹介 「赤毛のアン」「不思議の国のアリス」「高慢と偏見」「風と共に去りぬ」…。誰もが知っている名作を紙上で訳しながら、まったく新しい「翻訳読書」を教える。訳しにくいものワースト5なども紹介。
書誌・年譜・年表 文献:p203~205
学習件名 翻訳,英語
学習件名カナ ホンヤク,エイゴ
一般件名 翻訳
一般件名カナ ホンヤク
一般件名典拠番号

511402000000000

分類:都立NDC10版 801.7
書評掲載紙 朝日新聞  2018/07/14   
書評掲載紙2 中日新聞・東京新聞  2018/07/15   
書評掲載紙3 日本経済新聞  2018/07/28   
資料情報1 『翻訳ってなんだろう? あの名作を訳してみる』(ちくまプリマー新書 301) 鴻巣 友季子/著  筑摩書房 2018.6(所蔵館:多摩  請求記号:/801.7/5165/2018  資料コード:7110522560)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153194332

目次 閉じる

序章 翻訳ってなんだろう?
  翻訳ってなんだろう? 読書、批評、体験/英文和訳と翻訳の違いって?/より良い翻訳をするために/能動的に読むということ/“翻訳読書”のすすめ
第一章 モンゴメリ『赤毛のアン』-「小難しい言葉」を訳すと、「アンの屈折」がわかる
  デコボコを均しすぎない/飲んだくれ? ほろ酔い?-アンの過去がのぞく言葉/ぶち壊したのか? 割ってしまったのか?/ムズカシイ言葉はかみ砕かなくていい(こともある)
第二章 ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』-「言葉遊び」を訳すと、「アリスのとまどい」がわかる
  とまどいを訳す-アリスはチェシャ猫に会いたいの?/帽子屋とウサギが狂っているわけ/pigとfigのダジャレをどう訳す?/軽く予想を裏切る/混乱させつつ面白がらせる/章タイトルはどう訳す?
第三章 エミリー・ブロンテ『風が丘』-「人称代名詞」を替えると、「あの人のうっとうしさ」がわかる
  人称代名詞とのつきあい方/訳文の世界観は出だしで決まる/想像と夢想のちがい/なにを書いて、なにを書かないか/ヒースクリフは「寡黙な男」という幻想
第四章 エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』-「まわりくどい文体」を訳すと、「恐怖の源」がわかる
  くねる文章の非効率につきあう/読者を安心させない/一瞬、見せておいて…/心理的なギャップ/主役はだれ?
第五章 サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』-「口癖」を訳すと、「ホールデン少年の孤独」がわかる
  タイトルは「空耳」から/反抗する自己紹介/警戒、不安、孤独は口癖にあらわれる/なぜ言い切らないのか?/受け入れてくれるyou/語り手のハートと言葉の距離
幕間 訳しにくいものワースト5-詩、ジョーク、言葉遊び、皮肉、悪態は、翻訳五大難関!?
  中身が大事か、器が大事か、それが問題だ/定型がある方が訳すのがむずかしい?/ダジャレ、皮肉、悪態、これらも難題だ/作戦その1/作戦その2/作戦その3
第六章 ジョージ・バーナード・ショー『ピグマリオン』-「完壁すぎる英語」を訳すと、「イライザの痛み」がわかる
  花売り娘の言葉を訳すには!?/言葉の違いによる階級意識/目から鼻に抜けるような訳文を/気高い、哀しみの木霊
第七章 ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』-「毛糸の色の違い」を訳すと、「まなざしの移ろい」がわかる
  文体の特徴/語り手の特権/じょじょに「声」が強くなる/会話と地の文がくっつく/毛糸の色が変わる?/人は知っている色しか見えない
第八章 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』-「紳士淑女の敬称」を訳すと、「ご近所さんの見栄」がわかる
  あらゆる騒動の元にある「限嗣相続制」/登場人物たちは貴族じゃないの?/貴族・ジェントリーの称号と敬称/それ、ほめ言葉なの、嫌味なの?/出自、称号、お金、一番ものをいうのはどれ?/相手に言わせる話術/根底にある批評精神
第九章 グレアム・グリーン『情事の終り』-「行間」を訳すと、「男たちの第二ラウンド」がわかる
  行間の空気を読みとる/男同士のマウンティング/“いいかげん気づけよ”のas though/ひそやかな代名詞/反撃のand
第十章 マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』-「心の声」を訳すと、「ボケとツッコミの構造」がわかる
  語り手が登場人物と一体化する/いちばん訳しにくい「過去のなかの未来」/sheは「彼女」ではない/ボケとツッコミの波を乗りこなそう/ジレンマとうつろな心
あとがき
講師訳例
参考文献リスト