範 麗雅/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2018.6 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /702.2/5226/2018 7110566850 配架図 Digital BookShelf
2018/07/11 可能 利用可   0
Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-8158-0909-6
ISBN13桁 978-4-8158-0909-6
タイトル 中国芸術というユートピア
タイトルカナ チュウゴク ゲイジュツ ト イウ ユートピア
タイトル関連情報 ロンドン国際展からアメリカの林語堂へ
タイトル関連情報読み ロンドン コクサイテン カラ アメリカ ノ リン ゴドウ エ
著者名 範 麗雅 /著
著者名典拠番号

110006173560000

出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2018.6
ページ数 9, 523, 55p
大きさ 23cm
価格 ¥11000
内容紹介 第二次世界大戦前、中英の協力によりロンドンで「中国芸術国際展覧会」が開かれた。様々な出版や外交を伴い東西文化交流の転換点となったイベントを軸に、中国の芸術とは何かを問う。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p22~45
一般件名 芸術-中国-ndlsh-00589938,国際文化交流-歴史-20世紀-ndlsh-00950140
一般件名カナ ゲイジュツ-チュウゴク-00589938,コクサイブンカコウリュウ-レキシ-20セイキ-00950140
一般件名 芸術-中国 , 国際文化交流
一般件名カナ ゲイジュツ-チュウゴク,コクサイ ブンカ コウリュウ
一般件名典拠番号

510705320220000 , 510811000000000

分類:都立NDC10版 702.22
資料情報1 『中国芸術というユートピア ロンドン国際展からアメリカの林語堂へ』 範 麗雅/著  名古屋大学出版会 2018.6(所蔵館:中央  請求記号:/702.2/5226/2018  資料コード:7110566850)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153199032

目次 閉じる

序章 「中国芸術」というユートピア
  はじめに
  1 本書の独自性と構成
  2 ロンドン国際展の開催をめぐる政治的・文化的背景とその意義
第Ⅰ部 ロンドン国際展と「中国芸術」
第1章 ロンドン国際展と「中国芸術」へのアプローチ
  1 ロンドン国際展の開催と英国の芸術界・東洋学界
  2 中国書画の展示・鑑賞に現れた中英文化の衝突
  3 ロンドン国際展と英国人の東洋理解
  4 欧米人から見た中国の書
  5 東西芸術における技法と芸術理念の相違
  6 一九世紀以降の西洋芸術の文脈における中国書画の受容
  結び
第2章 二人の英国人東洋学者
  はじめに
  1 ロンドン国際展におけるビニヨンの活躍と中国芸術論
  2 ウェイリーの中国古典の翻訳と研究
  3 ビニヨンの文筆活動に対する同時代評
  4 ウェイリーの文筆活動に対する同時代および後世からの評価
  結び
第3章 「西洋の眼」と「日本の眼」
  はじめに
  1 ビニヨンの中国絵画理解と日本人鑑定家・画家
  2 ビニヨンと「古渡」
  3 ビニヨンと岡倉天心
  4 ビニヨンと瀧精一
  5 極東へ
  結び
まとめ 英国知識人の中国文化理解とその盲点
第Ⅱ部 ロンドン国際展と近代中国知識人
第4章 ロンドン国際展と中国人外交官
  はじめに
  1 初代駐英大使・郭泰祺とロンドン国際展
  2 鄭天錫とロンドン国際展
  結び
第5章 ロンドン国際展と英国の中国文化人
  はじめに
  1 劇作家・熊式一と英国
  2 書画家・蔣彝のロンドン国際展での活躍
  結び ロンドン国際展の開催と中国人外交官・文化人の果たした役割
第6章 ロンドン国際展と中国の知識界
  はじめに
  1 『中国評論週報』『天下』とロンドン国際展
  2 温源寧の編集・執筆・評論活動
  3 法学者・呉經熊の英訳・評論活動
  4 姚克と中国古典劇曲の翻訳・紹介
  5 ロンドン国際展と明清の文人文化を紹介する書籍の出版ブーム
まとめ ロンドンからニューヨークへ
第Ⅲ部 林語堂の「中国」とパール・バック夫妻
第7章 渡米前の林語堂とバック夫妻
  はじめに
  1 『中国評論週報』を中心とした英文執筆活動の実態と特徴
  2 中国文明論の諸側面
  3 『中国評論週報』での執筆活動を通したバックとの交流
  4 エッセイから英文著書へ
  5 『吾国と吾民』の出版と英語圏の読書界・学術界からの評価
  結び アメリカへ
第8章 渡米後の林語堂とバック夫妻
  はじめに
  1 バック夫妻とロンドン国際展
  2 バック夫妻と『アジア』
  3 林語堂と『アジア』、ジョン・ディ社、「今月の推薦図書クラブ」
  4 林語堂と「東西協会」
  5 林語堂と「東西協会」をめぐる人々
  結び 中国の伝統的な文人文化の精髄の紹介へ
第9章 林語堂における性霊・ユーモア・閑適
  はじめに
  1 『生活の芸術』とはどのような書物なのか
  2 国民気質としてのユーモアから抵抗精神としてのユーモアへ
  3 抵抗精神としてのユーモアから「生活の芸術」としてのユーモアへ
  4 英語圏の文芸界・読書界における『生活の芸術』の受容
  結び ユートピアとしての中国像
終章 「失われた楽園」を超えて
  はじめに
  1 『北京好日』と『紅楼夢』
  2 曾家の方へ
  3 姚家の方へ
  4 英語圏の文芸界での評価
  結び 文人文化の越境と林語堂の「中国」