W.イェーガー/著 -- 知泉書館 -- 2018.7 --

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中央 2F 一般図書 /372.3/5209/1 7110678800 配架図 Digital BookShelf
2018/08/07 可能 利用可   0
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ISBN 4-86285-276-2
ISBN13桁 978-4-86285-276-2
タイトル パイデイア
タイトルカナ パイデイア
タイトル関連情報 ギリシアにおける人間形成
タイトル関連情報読み ギリシア ニ オケル ニンゲン ケイセイ
巻次
著者名 W.イェーガー /著, 曽田 長人 /訳
著者名典拠番号

120000143750000 , 110004386880000

出版地 東京
出版者 知泉書館
出版者カナ チセン ショカン
出版年 2018.7
ページ数 23, 838p
大きさ 19cm
シリーズ名 知泉学術叢書
シリーズ名のルビ等 チセン ガクジュツ ソウショ
シリーズ番号 3
シリーズ番号読み 3
原タイトル注記 原タイトル:Paideia
価格 ¥6500
内容紹介 ギリシア人の教養と理想的な人間像が相互に作用しつつ形成される経緯を描いた、イェーガーの古典的名著を訳出。上では、第1部「初期のギリシア」と第2部「アッティカ精神の絶頂と危機」を収録。
一般件名 ギリシア-教育-歴史-古代-001308531-ndlsh
一般件名カナ ギリシア-キョウイク-レキシ-コダイ-001308531
一般件名 ギリシア-教育 , ギリシア(古代)
一般件名カナ ギリシア-キョウイク,ギリシア(コダイ)
一般件名典拠番号

520054510030000 , 520054600000000

分類:都立NDC10版 372.3
資料情報1 『パイデイア ギリシアにおける人間形成 上』(知泉学術叢書 3) W.イェーガー/著, 曽田 長人/訳  知泉書館 2018.7(所蔵館:中央  請求記号:/372.3/5209/1  資料コード:7110678800)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153213891

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序論 人間の教育史におけるギリシア人の位置付け
  共同体の事柄としての教育
  文化・歴史の開始
  パイデイア,文化の独自性
  自由・自然の重視
  芸術・哲学における形式・法則の重視
  人間中心主義
  政治的な本質としての人間
  教養の歴史としての文学
第Ⅰ部 初期のギリシア
貴族とアレテー
  教養史のライトモチーフとしてのアレテー
  ホメロスのアレテー概念-英雄的な勇敢さ
  貴族の身分道徳-廉恥と因果応報
  教育目標としての,言行におけるアレテー
  アレテーの真の成就としての「度量の広さ」
  自愛の発露としてのアレテーへの努力
ホメロスの貴族文化と教育
  成立年代,著者,編集への問い
  二大叙事詩の描写の特徴
  『オデュッセイア』と精神的な徳
  高尚な人倫と伝統の担い手としての女性
  アキレウスの教師ポイニクス,英雄の教師ケイロン
  神話上の範例の使用
  アテナとメンテスによるテレマコスへの教育
  模範が備える教育上の意義
  模範から範例を経て「善のイデア」へ
教育者としてのホメロス
  ギリシアの人間性の第一人者としてのホメロス
  現実的な生と哲学的な認識に対する詩情の優位
  ホメロスの叙事詩の比類なさ
  神話上の模範と範例に基づく警告・鼓舞
  叙事詩の理想化する傾向
  英雄による最高のアレテーをめぐる闘争
  英雄アキレウスの物語
  迷妄の最中における運命の形成者アキレウス
  人間的なものと神的なものとの関連
ヘシオドスと農民階級
  ヘシオドスによる労働への高い評価
  農民の代弁者,地方の自立性
  神話がヘシオドスへ及ぼした影響
  正義への情熱的な信仰
  神話的な伝承への体系的な接近
  民衆における神話上の範例としての寓話
  正義の観念と労働の観念との結合
  アレテーが教授可能かという問い
  仕事と生の経験という宝庫
スパルタの国家教育
  教養の形態と類型としてのポリス
  ギリシア教養史の社会的な枠としてのポリス
  前4世紀におけるスパルタの理想と伝承
  スパルタに関する文学的,歴史的な資料
  模範としてのスパルタ像
  パイデイアの本質とスパルタの理念
  テュルタイオスによるスパルタ軍の鼓舞
  テュルタイオスによるアレテーへの呼びかけ
  テュルタイオスのエレゲイアーの教育的性格
法治国家と市民の理想
  イオニア都市国家の特徴,歴史・社会上の変化
  成文法と平等な法の要求
  アレテー一般としてのディカイオシュネーへ
  徳の包摂概念としての正義
  体操および芸術に関わる競争
  ギリシアの教養の一段階としての法律
  貴族の精神形式の市民階級への転移
イオニア・アイオリスの文芸と個人の自己形成
  政治的なものから離れた経験という新たな領域
  自らの内的な法則の発見
  英雄的なものの自然的なものへの変形
  非難の詩歌の代表者アルキロコス
  イアンボス調の詩の社会的機能
  イアンボスの諷刺詩から教訓的なものへの移行
  運命と人間の自由との関連
  確固とした限界付けとしてのリズム
  ポリス生活の補足としての快楽主義的な詩情
ソロンと,アテナイにおける政治的な教養の開始
  アッティカの教養の支柱ソロン
  貴族支配下の,イオニア精神との出会い
  秩序の女神とディケー
  運命の摂理としての迷妄から人間の自己責任へ
  ディケーによる信賞必罰
  支配的なモチーフとしてのバランスの回復
  共同体と個人の結合
哲学的な思考と世界の秩序の発見
  宗教的世界像の合理化としてのギリシア哲学史
  イオニア哲学者固有の精神のありよう
  根源の自然への問い
  地球像と世界像-アナクシマンドロス1
  無限定なもの-アナクシマンドロス2
  世界の秩序の内的な発見--アナクシマンドロス3
  事物の原理としての数-ピュタゴラス1
  音楽・数学と教育-ピュタゴラス2
  調和・適切さという思想-ピュタゴラス3
貴族の戦いと聖化
  ピンダロスとテオグニスによる貴族理念の永遠化
  テオグニスの本の伝承
  名詩撰の基礎
  キュルノスへの注目による作品構成の分析
  作品冒頭で著者の名を挙げる習わし
  テオグニスの生存年代
  貴族による教育伝統の集大成
  貴族階級の教育全体を伝える訓戒
  民衆の台頭に対する貴族の闘争
第Ⅱ部 アッティカ精神の絶頂と危機
アイスキュロスの劇
  創造の背景としてのペルシア戦争
  悲劇の教育的な役割
  叙事詩の再生としての悲劇
  悲劇の中心にある神話と英雄精神
  悲劇の覇権と国家の栄華
  ポリス生活のハイライトとしての悲劇の上演
  悲劇の由来,合唱団の機能
  宗教的な問いの焦点としての悲劇
  運命の人間への支配,神と運命との関係付け
ソポクレスの悲劇的な人間
  三大悲劇詩人の関わり
  究極の法則の認識に基づく彫塑的な質
  一回限りの古典性,教養芸術としての悲劇
  都会性,中間音の巨匠,思慮深さの自明な表現
  最高のアレテーの担い手としての人物の形成
  人間形成の出発点としての魂
  苦悩による真の人間的な偉大さへの上昇
  人間の悲劇的な自己認識としての悲劇
ソフィスト
  教養史上の現象としてのソフィスト
  貴族の教育上の特権の乗り越え
  血の優位という神話的な前提の打破
  教育目的としての知的な弁論
  精神形成による政治的なアレテー
  ソクラテス以前の哲学者による人間観
  実践的な要求,多面的な教養
  教育学と文化理想の起源
  政治的な教養の技術的な知識に対する優位
エウリピデスとその時代
  時代の危機の表現
  社会的な分裂と人間の内的な解体
  知的,芸術的な中心としてのアテナイ
  アテナイの様々な場での合理的精神の萌芽
  革命的な冒険性と勇敢な改革欲
  生の市民化と悲劇の喜劇化
  修辞学と詩的な雄弁との関連
  哲学の詩情に対する支配
  神話に対する批判,劇の抒情詩化
アリストパネスの喜劇
  人間の属性としての笑う能力
  喜劇の展開史,悲劇の喜劇への影響
  アリストパネスの他の喜劇詩人に対する優位
  同時代の最大の教育力としての喜劇
  アテナイの過去に値しない民衆と指導者への批判
  『騎士』における古き時代の理想像
  新しい教育の代表者ソクラテスへの批判
  若者の魂をめぐる新旧の教育の戦い
  悲劇の警告者としての喜劇
政治的な思想家としてのトゥキュディデス
  ヘカタイオスとヘロドトス
  政治的な思考の歴史化
  権力政治家の目に基づく過去の考察
  歴史の中に永続的な法則を認識する努力
  内在的な合法則性を持つ世界としての政治
  闘争の根拠と戦争の真因との区別
  アテナイにおける権力の展開の心理学的な基盤
  戦争の内的な必然の洞察による客観性の獲得
  戦争の中心にある権力という問題