資料詳細

目次

第1章 企業グループの現状分析

  1 企業グループの定義

  2 本書が取り上げる問題意識

  3 わが国企業グループの現状分析

第2章 企業グループの形成要因とその経済的機能

  1 企業グループ形成の要因分析

  2 親子上場の現状

  3 米国における子会社上場の態様にはどのようなものがあるのか

  4 親子型企業グループにおける経済的機能の分析

第3章 企業戦略の視点からみたグループ経営

  1 日米経営戦略の比較

  2 戦略レベルの階層の視点からみた日本企業の特徴

  3 親会社とグループ子会社間のエージェンシー問題

  4 U型組織としての子会社の経済的機能

  5 持株会社による企業戦略の機能

第4章 持株会社をめぐる諸課題

  1 持株会社の現状

  2 持株会社が固有にもつ2つの機能

  3 持株会社にかかわる理論的枠組み

  4 持株会社の効用とそれがもたらす企業行動の変化について

  5 欧米における持株会社の実情把握

第5章 グループ経営における経営指揮とその責任

  1 親会社の「指揮命令権」をめぐる諸問題

  2 「自社の利益」を優先すべきか「企業グループの利益」を優先すべきか

  3 「多重代表訴訟制度」の導入について

  4 ドイツにおける体系的な企業結合規制について

  5 欧州におけるグループ法制の動向について

第6章 少数株主保護にかかわる諸課題

  1 わが国の少数株主保護にかかわる法的ルールについて

  2 少数株主保護にかかわる諸課題の分析

  3 株主間利害対立が引き起こす非効率

  4 子会社少数株主問題の解決策

  5 公正と効率のトレードオフの側面からみた株主間利害対立の問題

  6 エージェンシー理論からみた少数株主保護問題

  7 子会社少数株主保護を目指す立法の必要性について

補論 日本企業の反競争行為による経営非効率の分析

  1 はじめに

  2 独禁法の域外適用について

  3 国際カルテル

  4 カルテルの社会的費用についての経済的分析

  5 エージェンシー理論からみた企業の反競争行為

  6 日本板硝子の価格カルテル事件

  7 むすび

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