資料詳細

目次

序論

第Ⅰ部 アメリカ現代小説における非ロマン主義的『ドン・キホーテ』受容

第一章 ヨクナパトーファのドン・キホーテたち

  はじめに

  第一節 フォークナーと『ドン・キホーテ』

  第二節 キホーテ的キャラクターたちの系譜

  第三節 ホーラス・ベンボウ

  第四節 クエンティン・コンプソン

  第五節 バイロン・バンチ

  第六節 ギャヴィン・スティーヴンズ

  おわりに

第二章 生き続けるクエンティンのキホーティズム

  はじめに

  第一節 クエンティンがつなぐビンクスとドン・キホーテ

  第二節 「探求」と遍歴の旅

  第三節 映画と騎士道物語

  第四節 女性の不在

  第五節 家の伝統

  おわりに

第三章 太ったドン・キホーテ

  はじめに

  第一節 「珍妙な論理」

  第二節 「珍妙な論理」のバフチン的解釈

  第三節 イグネイシアスの幽門弁

  第四節 再生の物語へ

  おわりに

第Ⅱ部 日本現代小説における非ロマン主義的『ドン・キホーテ』受容

第一章 全共闘的ドン・キホーテの復権

  はじめに

  第一節 タテ看のなかのドン・キホーテ

  第二節 共産主義とドン・キホーテ

  第三節 「ドン・キホーテのどこが悪いのでしょうか」

  おわりに

第二章 ルカーチの冒険小説論を超えて

  はじめに

  第一節 小説の祖としての『ドン・キホーテ』

  第二節 冒険小説

  第三節 ルカーチの冒険小説論を超えて

  第四節 今日の小説のすがた

  おわりに

第三章 「へり」に生きるドン・キホーテ

  はじめに

  第一節 『ドン・キホーテ』とバフチン、そして大江

  第二節 「言葉の迷路」を探求していくためのモデルとしての『ドン・キホーテ』

  第三節 バフチンの『ドン・キホーテ』論の補完

  第四節 「へり」で「ドン・キホーテ」を書き直す

  おわりに

結論

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