川上 浩司/著 -- 岩波書店 -- 2019.2 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
多摩 青少年エリア 青少年図書 /501.8/5475/2019 7111439261 配架図 Digital BookShelf
2019/03/28 可能 利用可   0
Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-00-500891-9
ISBN13桁 978-4-00-500891-9
タイトル 不便益のススメ
タイトルカナ フベンエキ ノ ススメ
タイトル関連情報 新しいデザインを求めて
タイトル関連情報読み アタラシイ デザイン オ モトメテ
著者名 川上 浩司 /著
著者名典拠番号

110005672020000

出版地 東京
出版者 岩波書店
出版者カナ イワナミ ショテン
出版年 2019.2
ページ数 6, 176p
大きさ 18cm
シリーズ名 岩波ジュニア新書
シリーズ名のルビ等 イワナミ ジュニア シンショ
シリーズ番号 891
シリーズ番号読み 891
価格 ¥800
内容紹介 かすれていくナビなど、効率化や自動化の逆にあたる「不便益」の発想から生まれたデザインは、便利追求が見逃してきた、けれど本当は大切な視点を内包している。そんな新しい思想・指針を具体的なデザイン・モノを通して紹介。
学習件名 工業デザイン,物の見方・考え方,工学
学習件名カナ コウギョウ/デザイン,モノ/ノ/ミカタ/カンガエカタ,コウガク
一般件名 デザイン(工業) , 人間工学
一般件名カナ デザイン(コウギョウ),ニンゲン コウガク
一般件名典拠番号

510307800000000 , 511268600000000

分類:都立NDC10版 501.83
資料情報1 『不便益のススメ 新しいデザインを求めて』(岩波ジュニア新書 891) 川上 浩司/著  岩波書店 2019.2(所蔵館:多摩  請求記号:/501.8/5475/2019  資料コード:7111439261)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153322415

目次 閉じる

プロローグ 不便な生活,始めました
  受験/下宿探し/風呂/台所/スマホを下宿に置いてきた日には/不便だ,メンドくさ!はマイナス/ホームセンターで本棚を買う/食洗機なし/コップ洗いをモノグサしてみた/プチ冒険してみた
1 「不便益」の時代がやってきた
  (1)現実味をおびてきたドラえもんの世界
  (2)AIブームが「便利」に拍車をかける
  ゲームに勝つ/試験問題を解く/運転支援から自動運転へ
  (3)ボタン一つでなんでもできる・してくれる家・社会
  (4)効率化・自動化は工学の最優先課題
  (5)でも「便利」ってなんか気持ち悪い
  ポーランドから来日した友人は日本語が話せない/グローバリゼーションは便利ですが/信じるしかないのですが
  (6)そして「これからは不便益やでぇ」とある教授が言った
  人とモノの関わり合いは代替だけではない/人と自然との関わりは断絶だけではない/人とコトの関わり方は分業だけではない/無駄な無駄と無駄でない無駄
2 数式化できないものにある価値
  (1)定量化できない,数式化できないものを探して
  試験の点/看護師/もの作り/数字にして「意味のあること」と「ないこと」
  (2)不便の効用あれこれ
  小さな不便が満載の幼稚園/バリアアリーの施設/効率重視ツアーと不便なツアー/引っかかる講義/紙の辞書と電子辞書/バイク通学から徒歩通学へ/部屋にテレビがある宿とロビーにしかテレビがない宿
  (3)便利な社会=やらせてもらえない社会
  やらなくていいよが,やっちゃいけないに/やらなくてよい,だらけになる/「火の鳥」のナナ/自由な社会と便利な社会
  (4)便利と不便,益と害を捉え直す
  (5)不便から得られる8つの益
  主体性が持てる/工夫できる/発見できる/対象が理解できる/安心・信頼できる/上達できる(飽和しない習熟)/私だけ感/能力低下を防ぐ
3 「不便益」をデザインする,形にするのは面白い!
  (1)不便益がキーワードのデザイン・もの作り
  足こぎ車椅子/かすれていくナビ/消えてゆく絵本/素数ものさし/弱いロボット/不便な京土産/左折オンリーツアー/刻印のないキーボード
  (2)不便益システム研究所
  車の研究/発想支援の研究/コミュニケーション場のメカニズムデザインの研究/学びの研究/ロボットの研究/観光の研究/人間活動支援の研究
  (3)ユーザーエクスペリエンスの時代へ
  スマホを持たない経験/時計を持たない経験/写真を撮らない経験
  (4)不便益デザインワークショップ
  京都大学サマーデザインスクール/FBL/PBL/JIDAの学生コンペ/共生システム論研究室
エピローグ 便利って何?
  (1)「便利」とはなんでしょう
  (2)もし世界が便利だらけだったら
  (3)不便益という選択肢が必要な社会
  デジタルデトックス/ニュージーランドから帰ってみると
  (4)不便益をなぜ研究するのか
  価値工学で不便の益を得るための便利/不便益デザインのためのメソッド/関係性と多様性の回復/不便益を研究するワケ/不便益を研究するもう一つのワケ
おわりに
「不便益を深く知るために役立つ本」を参考文献として