資料詳細

目次

序章 問題の所在

  一 平安貴族の政治意識

  一 平安時代政治史研究の現在

  三 本書の問題意識

第Ⅰ部 平安貴族社会の儀礼と秩序

第一章 曲水宴の政治文化

  一 曲水宴の政治性

  二 受容期の曲水宴

  三 曲水宴の停廃と復活

  四 藤原道長と曲水宴

第二章 院政期の大学寮と学問状況

  一 藤原忠実と学問

  二 院政期の大学寮

  三 藤原頼長と学問

  四 大学別当頼長

  五 頼長と学問料試

  六 釈奠晴儀の復活

  七 院政期の学問状況

第三章 釈奠における三牲

  一 『延喜式』および先行式の三牲に関する規定

  二 受容期の三牲について

  三 『延喜式』以降の三牲について

第四章 釈奠と穢小考

  一 釈奠とは

  二 延喜式における穢規定と釈奠

  三 釈奠の延引・停止

第五章 軍記物語に見る死刑・梟首

  一 弘仁の死刑廃止とその実態

  二 首をみること

  三 保元の死刑復活の評価

  四 検非違使の穢

第Ⅱ部 荘園整理令と政治秩序意識

第六章 一一世紀中期の荘園整理令について

  一 内裏造営と荘園整理令

  二 一一世紀中期の荘園整理令

  三 延久令の歴史的位置

第七章 寛治七年荘園整理令の再検討

  一 寛治七年荘園整理令の発令

  二 寛治七年荘園整理令の発令契機をめぐって

  三 寛治七年荘園整理令と近江国市荘

第八章 荘園整理令と王権

  一 承保二年荘園整理令

  二 寛治七年荘園整理令

  三 康和元年荘園整理令

  四 天永の記録所

  五 荘園整理令と王権

第九章 長寛勘文にあらわれた荘園整理令

  一 「長寛勘文」にあらわれた保元令

  二 保元令の検討

  三 「長寛勘文」にあらわれた国司申請令

第一〇章 荘園整理令にみる政治秩序意識

  一 近年の荘園史研究と荘園整理令

  二 立荘論と鳥羽院政期荘園整理令について

  三 荘園整理令にみる政治秩序意識

第Ⅲ部 都鄙間交通と地方支配

第一一章 在原業平伝説

  一 むかし、おとこありけり

  二 伊勢物語の史料論

  三 東下りをめぐって

  四 荘原業平の実像

  五 業平と東国

  六 東国における王臣諸家

  七 すみだ川のほとり

第一二章 前九年合戦と安倍氏

  一 安倍氏の出自をめぐって

  二 前九年合戦の性格をめぐって

第一三章 安倍氏と鳥海栅

  一 安倍氏の出自をめぐって

  二 安倍氏以前の奥六郡

  三 安倍氏の台頭と奥六郡支配

  四 前九年合戦の背景

  五 鳥海栅と中世の黎明

第一四章 受領層の旅

  一 律令制下の交通

  二 任国への旅

  三 因幡守平時範の旅

  四 藤原宗成の旅

  五 大江匡衡・赤染衛門夫婦の旅

  六 様々な受領層の旅

終章 平安時代の政治秩序意識

  一 平安時代はどのような時代か

  二 本書の概要

  三 平安時代の政治秩序意識

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