長津 一史/著 -- 木犀社 -- 2019.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階A 一般図書 /382.2/5405/2019 7111579389 配架図 Digital BookShelf
2019/04/23 可能 利用可   0

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ISBN 4-89618-068-8
ISBN13桁 978-4-89618-068-8
タイトル 国境を生きる
タイトルカナ コッキョウ オ イキル
タイトル関連情報 マレーシア・サバ州、海サマの動態的民族誌
タイトル関連情報読み マレーシア サバシュウ ウミサマ ノ ドウタイテキ ミンゾクシ
著者名 長津 一史 /著
著者名典拠番号

110005498760000

出版地 松本
出版者 木犀社
出版者カナ モクセイシャ
出版年 2019.2
ページ数 481p
大きさ 22cm
価格 ¥5500
内容紹介 マレーシア・サバ州とフィリピンとの国境海域に住む、サマを自称する民族の一集団で、バジャウという民族名でも知られる海サマ。かれらと近代国家とのかかわり、国境の意味を、フィールドワークにもとづいて具体的に考察する。
書誌・年譜・年表 文献:p457~473
一般件名 少数民族-マレーシア連邦-ndlsh-00596849,社会変動-00571852-ndlsh
一般件名カナ ショウスウミンゾク-マレーシアレンポウ-00596849,シャカイヘンドウ-00571852
一般件名 バジャウ
一般件名カナ バジャウ
一般件名典拠番号

511693200000000

分類:都立NDC10版 382.2435
資料情報1 『国境を生きる マレーシア・サバ州、海サマの動態的民族誌』 長津 一史/著  木犀社 2019.2(所蔵館:中央  請求記号:/382.2/5405/2019  資料コード:7111579389)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153328314

目次 閉じる

序 海サマと国家・国境という課題
  1 国境社会と国家の関係をどうみるか
  2 国境社会の描き方
  3 三つの課題と研究の視座
  4 調査の概要
  5 国家という用語と地名
一 フィールドワーク
  1 フィールドワークへ
  2 流動する「家族」とともに
  3 フィールドワークの三つの段階
  4 フィールドにおける経験と生の文脈
Ⅰ 民族の生成と再編
二 海サマとはどのような人びとなのか
  1 海サマとサマ
  2 サマ研究の系譜
三 スル海域とサバ州の歴史過程
  1 港市国家としてのスル王国
  2 民族の生成-祖型としてのナマコ漁民と海賊
  3 スル王国の政治システム-海のマンダラ国家
  4 スルタンとイスラーム-地上におけるアッラーの影
  5 植民地期北ボルネオの政治史-会社による統治
  6 マレーシア加盟後のサバ州の政治史-与党政党の変遷
  7 二〇〇〇年センサスにみるサバ州の民族構成
四 民族表象の変容
  1 民族をめぐる問い
  2 二つの表象-民族をめぐる公的な語りと日常の語り
  3 植民地北ボルネオによるバジャウ表象
  4 バジャウの再定義-独立後のマレーシアにおける民族定位とその文脈
  5 民族語りの日常的実践
  6 国境社会における民族表象のダイナミクス
Ⅱ 開発過程と社会の再編
五 地域社会の分断と政治的権威の再編成
  1 センポルナの概観-国境がつくるモザイク型の分断社会
  2 センポルナの人口-サマ、ブミプトラ、非国籍保有者
  3 サマと集団範疇
  4 人間分類の基準としての国籍と先住性
  5 センポルナの形成と権威の変遷
  6 スル王国からの政治的分離と権威の再編
六 海上集落の構成と歴史
  1 村の景観と人口
  2 親族と世帯
  3 国籍の意味-村の経済と社会的分節
  4 定住化までの歴史-植民地期の海サマ
七 開発と国境
  1 マレーシアの開発と国境社会
  2 開発の政治的枠組み
  3 開発過程と社会関係の再編-政治リーダーの変遷を中心に
  4 政党政治と開発の浸透
  5 カッロン村における開発の経験
  6 開発と社会的分裂
  7 国境社会の再編とアイデンティティのゆらぎ
Ⅲ イスラーム化と宗教実践の変容
八 サバ州におけるイスラームの制度化と権威
  1 イスラームの制度化-宗教動態の背景として
  2 サバ州の宗教状況
  3 イスラーム行政制度
  4 サバ州におけるイスラームの制度化-法・行政・教育
  5 サバ州におけるイスラーム法制の展開
九 「正しい」宗教をめぐるポリティクス
  1 イスラーム化をめぐる国家の文脈
  2 カッロン村におけるイスラームのあり方
  3 センポルナ郡におけるイスラームの制度化と社会秩序の再編
  4 海サマのイスラーム化-再編された秩序のなかで
  5 海サマにとってのイスラーム化
一〇 海サマの信仰と儀礼
  1 宗教変容と国家
  2 「伝統的」信仰の諸概念
  3 儀礼
  4 担い手の変化と儀礼への態度の違い
  5 儀礼の衰退とその文脈
一一 儀礼の変化
  1 衰退する儀礼-初米儀礼マグンボ・パイ・バハウ
  2 再構築される儀礼-死者霊のための儀礼マガルワ
  3 公的イスラーム状況下での儀礼の再構築とそのメカニズム
結び 国境社会を生きること
  1 国境社会の民族と開発
  2 イスラーム化の構図
  3 宗教実践の変容
  4 比較への展望