山辺 省太/著 -- 彩流社 -- 2019.3 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /930.2/オ13/607 7111560805 配架図 Digital BookShelf
2019/04/16 可能 利用可   0
Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-7791-2573-7
ISBN13桁 978-4-7791-2573-7
タイトル フラナリー・オコナーの受動性と暴力
タイトルカナ フラナリー オコナー ノ ジュドウセイ ト ボウリョク
タイトル関連情報 文学と神学の狭間で
タイトル関連情報読み ブンガク ト シンガク ノ ハザマ デ
著者名 山辺 省太 /著
著者名典拠番号

110007435010000

出版地 東京
出版者 彩流社
出版者カナ サイリュウシャ
出版年 2019.3
ページ数 284p
大きさ 20cm
シリーズ名 南山大学学術叢書
シリーズ名のルビ等 ナンザン ダイガク ガクジュツ ソウショ
価格 ¥3000
内容紹介 アメリカ南部を代表するカソリック作家、フラナリー・オコナー。彼女の文学世界は、なぜグロテスクで暴力的な光景に満ちているのか。オコナー文学が内包する倫理を捉え直す。
書誌・年譜・年表 文献:p267~277
個人件名 O'Connor, Flannery,(1925-1964)(00451570)(ndlsh)
個人件名カナ オコナー フラナリー
個人件名原綴 O'Connor,Flannery
個人件名典拠番号 120000223360000
分類:都立NDC10版 930.278
資料情報1 『フラナリー・オコナーの受動性と暴力 文学と神学の狭間で』(南山大学学術叢書) 山辺 省太/著  彩流社 2019.3(所蔵館:中央  請求記号:/930.2/オ13/607  資料コード:7111560805)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153338290

目次 閉じる

序章 文学と神学の狭間で
  受動性と主体
  オコナー文学と新批評
  暴力、受動性、レヴィナス
  日本のオコナー研究と本書の位置づけ
第Ⅰ部 秘義における物質と知覚
第一章 彷徨の身体-『賢い血』と不安定な神の表象
  神聖と冒瀆
  浮遊する眼差しとグロテスクな形象
  故郷の喪失と不気味なもの
  善としての彷徨
第二章 物質と秘跡のリアリティ-「グリーンリーフ」と「川」にみられる文学の美学と創造世界の表象
  秘跡と受肉の芸術
  リアリティと知覚
  「グリーンリーフ」と「川」におけるリアリティ
  人間と物質の類似
第Ⅱ部 受動性という倫理-他者の歓待と神の恩寵
第三章 倫理、暴力、非在-「善人はなかなかいない」と「善良な田舎者」における善と他者
  経験と倫理
  同一性の記号としての「善」
  暴力、隠蔽、顕在
第四章 アクチュアリティ、グロテスク、「パーカーの背中」-行為、融合、再創造
  グロテスクな創造
  行為と再創造
  暴力、受動性、融合
第Ⅲ部 オコナーの終末的光景-想像力、時間、現実性
第五章 不可解な黒さと虚構の力学-「作り物の黒人」と「高く昇って一点へ」の差異と終わりの意識
  黒さ、原罪、人種
  黒さと神の恩寵
  本物の黒人と作り物の黒人
  贖罪の時間、虚構、現実
第六章 故郷、煉獄、飛翔-「永く続く悪寒」における神の降臨と時間の詩学
  煉獄という過程
  境界侵犯への憧れ、あるいは煉獄からの離脱
  供犠、イメージ、飛翔
  アズベリー・フォックス、フラナリー・オコナー、進化の贖罪
第Ⅳ部 共同体/国家における政治と宗教
第七章 農園から共同体へ-「強制追放者」におけるアイデンティティの構築と崩壊
  戦争、死、アイデンティティ
  南部の労働者からアメリカの市民へ
  農園主から南部人へ
  一時の共同体、無限の共同体
第八章 生の政治と死の宗教-『激しく攻める者はこれを奪う』
  公的なアメリカと私的な南部
  生の享受と死の洗礼
  アメリカの市民宗教、ターウォーターのキリスト教
第九章 偽善と暴力の相補-「奴隷解放宣言」と「高く昇って一点へ」
  奴隷解放宣言、神話的暴力、神的暴力
  オコナーの曖昧な人種態度
  偽善という神話的暴力が生み出すもの
  計測可能な正義の危険性