矢野 智司/著 -- 東京大学出版会 -- 2019.3 --

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中央 2F 一般図書 /371.0/5191/2019 7111563413 配架図 Digital BookShelf
2019/04/23 可能 利用可   0
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ISBN 4-13-051342-5
ISBN13桁 978-4-13-051342-5
タイトル 歓待と戦争の教育学
タイトルカナ カンタイ ト センソウ ノ キョウイクガク
タイトル関連情報 国民教育と世界市民の形成
タイトル関連情報読み コクミン キョウイク ト セカイ シミン ノ ケイセイ
著者名 矢野 智司 /著
著者名典拠番号

110002155370000

出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2019.3
ページ数 8, 374, 38p
大きさ 22cm
価格 ¥6000
内容紹介 経済のグローバリゼーションの深化、偏狭なナショナリズムの蔓延、生命圏絶滅の危機が教育において生起させる課題群にたいして、具体的な症状例を提示。それらの課題の捉え方を模索し、教育学的思考による応答を試みる。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p13~38
一般件名 教育学-ndlsh-00567145
一般件名カナ キョウイクガク-00567145
一般件名 教育学
一般件名カナ キョウイクガク
一般件名典拠番号

510663000000000

分類:都立NDC10版 371
資料情報1 『歓待と戦争の教育学 国民教育と世界市民の形成』 矢野 智司/著  東京大学出版会 2019.3(所蔵館:中央  請求記号:/371.0/5191/2019  資料コード:7111563413)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153338423

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序章 歓待と戦争の教育学
  1 希望のプロジェクトとしての教育学の挫折
  2 グローバリゼーションとナショナリズムそして厄災
  3 二一世紀における教育学の新たな挑戦
  4 教育学的思考の問うべき世界市民の形成
Ⅰ 教育学的思考の臨界点へ
第1章 「それからの教育学」のかたち
  1 戦争と震災、それからの思想
  2 戦争と臨床的教育思想の誕生
  3 戦争と国民教育学の誕生
  4 敗戦の体験と戦後教育学の誕生
  5 「それから」の「それ」に触れる教育思想
第2章 「贈与と交換の教育学」の問題圏
  1 贈与論からみた教育の二つの起源
  2 国民教育の駆動力としての戦争犠牲者への負い目
  3 国民教育学としての教育関係論と関係を侵犯する贈与
  4 純粋贈与による「限界への教育学」への転回
第3章 「限界への教育学」という運動
  1 「限界への教育学」の学的性格
  2 交換と生産を基調とする学問
  3 発達を基調とする戦後教育学の問題点
  4 物語論からみた近代教育学の語りの地平
  5 「限界への教育学」という運動と「生成する物語」
Ⅱ 外から来る子どもの歓待の学へ
第4章 「子どもの人間学」の新たな転回
  1 「子どもの人間学」という思想の衝撃
  2 人間中心主義の人間学から動物-人間学へ
  3 意味を生みだす経験から非-知の体験へ
  4 「無償の愛と献身」と純粋贈与
  5 生成する「子どもの人間学」
第5章 人間と動物の境界線に生起する臨床教育学
  1 人類史の根本課題としての人間/動物という問題
  2 近代教育学における野生児をめぐる動物-人間学
  3 教育人間学における人間/動物問題
  4 人間/動物の境界線をめぐる新たな問い方
  5 人間/動物の境界線に生起する臨床教育学の課題
第6章 「子どもの人間学」の生命論的転回の方へ
  1 子どもの多様で異質な生成変容と現生人類の基本課題
  2 生成-発達の教育学と対称性-非対称性の思想
  3 遊戯論:遊戯世界へと導かれる子どもの体験
  4 動物論:動物との出会いによる生命世界の出現
  5 物語論:対称性の物語が開く外部への回路
  6 子ども論の生命論的転回の方へ
Ⅲ 歓待と弔いの作法の学へ
第7章 ケアの倫理と純粋贈与
  1 問題としてのケアの概念
  2 純粋贈与と贈与のリレー
  3 ケアのアマチュアリズム
  4 ケアの倫理を働かす純粋贈与
第8章 マナーと礼儀作法の系譜学
  1 超ルールとしてのマナー
  2 儀礼論を中心としたマナー研究の系譜
  3 身体-空間の秩序化とマナー研究の諸相
  4 贈与論と他者を迎えるマナー
第9章 世界市民の作法としての歓待と弔いのマナー
  1 絶対的な身体技法としての土下座
  2 贈与交換としての礼儀作法を育む歴史-風土-共同体
  3 礼儀作法の絶対性
  4 世界市民と歓待-弔いの作法
Ⅳ 世界市民の教育学へ
第10章 境界を超える愛と自由の道徳教育
  1 道徳問題から道徳という問題へ
  2 同胞の枠を超える開いた道徳
  3 互酬性を超える純粋贈与の道徳教育
  4 身近に生起する彼方の力、その愛と自由の方へ
第11章 専門家教育・市民教育から世界市民形成へ
  1 なぜ大学で倫理を問うのか
  2 倫理の教育からみて大学とはどのような場所か
  3 学問研究で学ぶ規則・作法・倫理
  4 専門家の教育・市民の教育・世界市民の教育
  附論 グローバル人材養成を超える大学教育の課題
第12章 世界市民性が立ち現れる厄災ミュージアム
  1 災害ではなく厄災という主題
  2 公共の場としての厄災ミュージアム
  3 モノと物語の厄災ミュージアム
  4 破局に抗する世界市民形成の場としての厄災ミュージアム
終章 明日の世界市民と今日の教育的課題
  1 境界線をめぐる闘争における世界市民の形成という方位
  2 世界市民論における戦争と歓待
  3 世界大戦と世界市民の新たな形
  4 厄災という課題と世界市民主義の再考
  5 人間と非人間の境界線に立つ世界市民
  6 過去と未来の間の「それから」の教育学へ