冲永 宜司/著 -- 北樹出版 -- 2019.3 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /111.0/5055/2019 7111613103 配架図 Digital BookShelf
2019/05/04 可能 利用可   0

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ISBN 4-7793-0584-9
ISBN13桁 978-4-7793-0584-9
タイトル 始原と根拠の形而上学
タイトルカナ シゲン ト コンキョ ノ ケイジジョウガク
著者名 冲永 宜司 /著
著者名典拠番号

110003720700000

並列タイトル Metaphysics of Origin and Grounds
出版地 東京
出版者 北樹出版
出版者カナ ホクジュ シュッパン
出版年 2019.3
ページ数 423, 29p
大きさ 22cm
価格 ¥4600
内容紹介 いかにして物質から意識が生じるのか。物質と意識の断絶と、一方から他方が生じるという考えそのものを刷新し、意識の物質的な根拠という構図を再考した上で、存在一般の始原や根拠への問いを新たな角度から吟味する。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p15~29
一般件名 形而上学-00565479-ndlsh
一般件名カナ ケイジジョウガク-00565479
一般件名 形而上学 , 存在論
一般件名カナ ケイジジョウガク,ソンザイロン
一般件名典拠番号

510692100000000 , 511121300000000

分類:都立NDC10版 111
資料情報1 『始原と根拠の形而上学』 冲永 宜司/著  北樹出版 2019.3(所蔵館:中央  請求記号:/111.0/5055/2019  資料コード:7111613103)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153346209

目次 閉じる

序論
  一 始原と根拠の問いとはいかなるものか
  二 根拠への問いはなぜ無限遡及になるか
  三 本書の構成
第一部 心の根拠に向かって
第一章 「生命」はどこにあるのか
  はじめに
  一 物質概念の枠外としての「生命」
  二 精神実体の枠外としての「生命」
  三 語り得ない有としての「生命」
  四 「生命の跳躍」とは何か
  おわりに
第二章 創発と生命概念
  はじめに
  一 生物は物理的状態「+α」か?
  二 意識のハードプロブレムと創発
  三 存在の創発
第三章 心はなぜ形而上学の問題となるか
  はじめに
  一 『物質と記憶』での脳と精神
  二 「頭で作った神秘」
  三 知識以前と形而上学以前
  四 「矛盾的自己同一」と生命
  おわりに
第四章 経験の根拠はどこにあるか
  はじめに
  一 「実在の感覚」がもたらすもの
  二 宗教経験の脳科学的説明
  三 「説明」の根拠
  四 ニヒリズムの「底」
  おわりに
第五章 概念枠としての物質と心
  はじめに
  一 意識が先か、脳が先か
  二 J・ヒックの自由意志説とその問題
  三 決定論の限界としての「自己予測」
  四 思考実験
  五 意識はなぜ進化したか
  おわりに
第六章 物心をめぐる諸概念の極限
  一 記号としての「私」
  二 知識の「役立ち」構造と形而上学
  三 無前提への推進力としての宗教経験
  四 形而上学の「謎」の消滅
  おわりに
第二部 形而上学の問いはなぜ生じるか
第一章 プラグマティズムと形而上学
  はじめに
  一 ジェイムズのプラグマティズムと実在
  二 シラーのプラグマティズムと実在
  三 物質が先か精神が先か
  四 ペシミズムへの態度
  五 多元的宇宙か、一元的宇宙への生成か
  おわりに
第二章 なぜ汎心論が帰結するのか
  はじめに
  一 心の基本単位の形態はどのようなものか
  二 物質と精神に対する純粋経験の位置
  三 自我は「流れ」からどのように説明されるか
  四 純粋経験と生命の意味
  おわりに
第三章 私の消滅による自由
  はじめに
  一 思考の前提と形而上学の問題
  二 判断形式を超越する次元としての場所
  三 直観の場所と宗教経験
  おわりに
第四章 無の成立条件
  はじめに
  一 ニーチェによる実体と法則否定の論理
  二 自我存在への批判
  三 論理学的な根本原則への批判
  四 言語構造による形而上学的問題の発生
  五 永劫回帰思想の根拠
  おわりに
第五章 問いの消滅
  はじめに
  一 「始め」以前への遡及
  二 なぜ有無が分かれたのか
  三 謎は認識の形式による
  四 謎を謎としていたものからの解放
  五 感性的世界の復権
  おわりに
第三部 根拠と場所
第一章 形而上学の問いと西田場所論
  はじめに
  一 場所論から見た意識の複合問題
  二 形而上学的な問題の手前としての場所
  三 生の根拠と場所
  四 虚無自身の根拠の不在
  おわりに
第二章 場所論から見たニヒリズムの問題
  はじめに
  一 無限の虚無
  二 「無意味」の構造
  三 虚無の限界
  四 思考の中から思考の外へ
  おわりに
第三章 創発主義的生命論と場所論的生命論
  はじめに
  一 創発とはどのようなことか
  二 創発概念とその問題:下方因果について
  三 階層的世界と分化発展する世界
  四 西田の「自然」
  五 矛盾と生命
  おわりに
第四章 規則が立ち現れる場所
  はじめに
  一 規則の知られなさ
  二 根底としての場所
  三 「無意味」の消滅
  四 疑いという規則
  五 規則の根底と主観の消滅
  おわりに
第五章 矛盾と偶然
  はじめに
  一 実在における偶然の位置
  二 矛盾的自己同一と絶対無
  三 存在の驚きの消滅
  おわりに
終章 存在の驚きとその消滅
  はじめに 形而上学的な問題の出所
  一 偶然対必然構造の意味
  二 「分析」が形而上学的な問題を作った
  三 「生死一如」の問題
  四 矛盾はどのように「自己同一」化するのか
  五 存在の驚きか、驚きの消滅か
  おわりに 二元的緊張の宇宙と一元的自然の宇宙