資料詳細

目次

序章

  第1節 テーマの設定

  第2節 先行研究

  第3節 研究方法の検討

  第4節 論文の構成

第一章 伊沢修二と中国向け修身教科書『東亜普通読本』(1905)

  はじめに

  第1節 『東亜普通読本』の概観

  第2節 『東亜普通読本』と『幼学綱要』

  第3節 『東亜普通読本』と日本の第一期国定修身教科書との比較

  第4節 『東亜普通読本』と清末の教育方針

  第5節 『東亜普通読本』の編纂理念-近代文明より「混合融合」-

第二章 「模倣」と「排除」

  はじめに

  第1節 『最新修身教科書』(1905年)と日本側の編纂方針

  第2節 『最新修身教科書』における近代的徳目の差し替え

  第3節 張元済の「文明排外」教育観

  第4節 日中合弁における編集者らの交流

  おわりに

第三章 民国初期の修身教科書における日本モデルへの依存

  はじめに

  第1節 商務印書館とライバルの中国図書公司、中華書局-日本との合弁をめぐる攻防

  第2節 民国初期の修身教科書(商務印書館系統と中華書局系統)

  おわりに

第四章 民国初期の修身教科書における日本モデルからの離脱

  はじめに

  第1節 民国の新教育と商務印書館、中華書局

  第2節 蔡元培「対於新教育之意見」(1912)-日本モデルへの修正

  第3節 『新編中華修身教科書』における「欧化」と「国粋」

  第4節 20世紀初頭の「国民性改造」論と民国初期の修身教科書

  おわりに

終章

  第1節 近代モラルの導入方法

  第2節 理念と実践の乖離

  第3節 伝統文化と近代化の扱い方

  第4節 日本の立場と役割

  第5節 今後の課題

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