李 承俊/著 -- 青弓社 -- 2019.9 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.26/6946/2019 7112584070 配架図 Digital BookShelf
2020/03/03 可能 利用可   0

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ISBN 4-7872-2084-4
ISBN13桁 978-4-7872-2084-4
タイトル 疎開体験の戦後文化史
タイトルカナ ソカイ タイケン ノ センゴ ブンカシ
タイトル関連情報 帰ラレマセン、勝ツマデハ
タイトル関連情報読み カエラレマセン カツ マデ ワ
著者名 李 承俊 /著
著者名典拠番号

110007349200000

出版地 東京
出版者 青弓社
出版者カナ セイキュウシャ
出版年 2019.9
ページ数 311p
大きさ 20cm
価格 ¥3600
内容紹介 避難ではなく疎開と呼ばれた銃後の人口移動政策。敗戦後の文学はそれをどのように語り、位置付けてきたか。柳田国男、太宰治、「内向の世代」のテクストや映画を糸口に、銃後の記憶を抱え戦後を生きた人々の思いを照らし出す。
一般件名 日本文学-歴史-昭和後期-01035844-ndlsh,学童疎開-文学上-001331987-ndlsh
一般件名カナ ニホンブンガク-レキシ-ショウワコウキ-01035844,ガクドウ ソカイ-ブンガクジョウ-001331987
一般件名 太平洋戦争(1941~1945) , 学童疎開
一般件名カナ タイヘイヨウ センソウ,ガクドウ ソカイ
一般件名典拠番号

511126300000000 , 510591800000000

分類:都立NDC10版 910.264
資料情報1 『疎開体験の戦後文化史 帰ラレマセン、勝ツマデハ』 李 承俊/著  青弓社 2019.9(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/6946/2019  資料コード:7112584070)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153434158

目次 閉じる

序章 いま、疎開を考えることは
  1 疎開って何?
  2 二〇一〇年代、戦闘なき戦争映画
  3 疎開体験をさかのぼる
第1部 戦争を体験する疎開
第1章 「昭和の楠公父子」になるために
  1 急遽断行される疎開
  2 「学童疎開問答」と「桜井駅の別れ」
  3 受け継がれる「志」
  4 七生報国の「本義」
  5 学童集団疎開の「本義」
第2章 もう一度、空襲と疎開を
  1 空襲の「証言」、疎開の「証言」
  2 戦争体験としての空襲体験
  3 空襲から疎開へ
  4 戦争体験としての疎開体験は?
  5 体験の捉え方の相違
  6 あってはならない相違
  7 一元化の欲望
第3章 戦中派と戦後派のはざまで
  1 かつて疎開派があった
  2 疎開派が立ち上がる
  3 疎開派が走りだす
  4 疎開派がつまずく
  5 疎開派を引き上げる
第2部 戦争を体験しない疎開
第4章 悔恨ではなく、内向する世代の疎開
  1 「悔恨共同体」と「内向の世代」
  2 失敗から定位される「内向」
  3 「自己の空位」に触れ合う労働実験
  4 「内向」と「世代」の交差
  5 「自己の空位」と対決して
  6 「自己批判」を相対化する「自己」
第5章 「不確かな私」のために召喚される疎開体験
  1 「北の河」と他者の死
  2 疎開派か、「内向の世代」か
  3 「内向の世代」文学の「北の河」
  4 戦争体験と「わだつみの声のない世代」
  5 「私」の疎開体験を凝視する
第6章 疎開体験者の特別な「一証言」
  1 想像力を動かす余地がない小説
  2 加害者を抱き締めて
  3 被害者の「一証言」
  4 現代につなげる
  5 一個人の体験の重み
  6 いまに、未来に想像力を
第3部 <田舎と都会>をさまよう疎開
第7章 暴き出される疎開と田舎
  1 社会派作家の文法
  2 報道される戦争と疎開
  3 記録される疎開/記録されない疎開
  4 石川達三の「歴史」と「記録性」
  5 疎開から田舎の「真実」を暴き出す
  6 <田舎と都会>を考える
第8章 東京がら疎開すて来だ「津軽人」が言ってまった…
  1 太宰治の「疎開文学」
  2 発見される出自、「津軽人」
  3 旅人ではなく疎開者として
  4 疎開体験の語りにくさ
  5 田舎ありきの都会/都会ありきの田舎
第9章 疎開を読み替える
  1 二〇一〇年代の疎開の記憶、その所在は?
  2 われらの戦争体験、子どもの戦争体験
  3 われらの出会い、<田舎と都会>の出合い
  4 私と戦争、私と田舎