資料詳細

目次

序章 自浄作用としての抵抗と犯罪の物語

  0.憲法と独立宣言の非文言化事項

  1.叛逆者と英雄との修辞的瓦解-犯罪者的無/意識

  2.「生きている文書」としての文学-本書の構成と概観

  3.はじまりのおわりに-本書における表記と体裁

第1章 売れる偉勲・憂うる遺訓

  0.「アメリカの父」の父

  1.異色の牧師の教訓冊子

  2.起源としての煽情、和合としての感傷

  3.「内戦」への憂慮

第2章 アメリカン・イーグルとバード・ウーマン

  0.ワシントン・パロディーとバード・イメージ

  1.先住民と白頭鷲

  2.国璽制定とイロコイのシンボリズム

  3.インディアン・ピース・メダルとルイス=クラーク踏査隊

  4.サカガウィーアの利用価値

  5.コインのなかの巨像とアメリカン・イーグル

第3章 魔女の物語とインディアン

  0.ジョン・ニールと魔女狩りロマンス

  1.セイラムの魔女狩りとインディアン戦争

  2.「あの放埒なる輩」のプロット

  3.畸形のレイチェル、混血のバロウズ

  4.法廷闘争する先住民、独立宣言する作家

  5.一八二八年の意義

第4章 詐欺師的独立宣言

  0.父は牧師、息子は詐欺師

  1.悪漢の圧巻なる人生

  2.抵抗と独立のレトリック

  3.修辞的権威表象としての『乾草上の説教』

第5章 ナンシー・ランドルフ・モリスの幸福の追求

  0.スキャンダルの宝庫ヴァージニア

  1.正当な法の手続き-一族の名誉のために

  2.相続権の確保-私的幸福追求のために

  3.隠喩としての「幸福の館」

第6章 ウォーナー・マッケアリーの復讐と独立

  0.オカ・チュビーとは何者か

  1.「攫われた先住民首長の息子」の帰還

  2.「モホーク・インディアン妻」の演出技量

  3.隠蔽されたモルモン・コネクション

第7章 帝都の物語

  0.都市の発展と都市物語の盛隆

  1.フォスターの帝都スケッチ

  2.トムソンの狼雑悪漢ロマンス

  3.リッパードの父祖遺産継承ミステリ

第8章 奴隷的不服従

  0.コンコード・ソロー・オルコット

  1.パッシングと異人種間結婚ロマンス

  2.個人と国家の兄弟殺し

  3.叛乱回避説諭としての自発的奴隷解放宣言

  4.伯爵夫人の結婚、農奴の復讐

第9章 そして誰もが黒くなった

  0.不朽の名作をパロディーする

  1.そして誰もいなくなった

  2.告発の行方

  3.風は永久に去りえず

第10章 ツァラル島再訪

  0.メタ冒険旅行記の連鎖

  1.真正ダーク・ピーターズ発見

  2.ピムとの遭遇

  3.ピムは二度死ぬ

ページの先頭へ