資料詳細

目次

第1章 正義論へのいざない

  1 正義思想の歴史的展開

  2 正義の定義・場面・研究方法

  3 正義の構造

  4 本書の構成

第1部 ベーシックス

第2章 正義にかなった社会とは何か

  1 理論の背景

  2 原初状態

  3 正義の二原理

  4 政治的リベラリズム

  5 諸人民の法

第3章 幸福を増大することが正義なのか

  1 功利主義の特徴づけ

  2 善をめぐる問題

  3 正をめぐる問題

  4 功利主義に対するおもな批判

第4章 何を分配するか

  1 センの問題提起

  2 資源平等主義

  3 厚生への機会平等主義

  4 ヌスバウムのケイパビリティ・アプローチ

  5 個人多様性をめぐる攻防

第5章 どこまでが個人の責任か

  1 平等論における責任

  2 運の区分をめぐって

  3 屈辱性批判と過酷性批判

  4 多元主義的運平等主義とその問題点

  5 運平等主義の刷新

第6章 再分配は平等をめざすべきか

  1 平等とは何か

  2 平等主義論争

  3 優先主義

  4 十分主義

第7章 再分配は自由を侵害するか

  1 古典的リベラリズム

  2 古典的リベラリズムの復権

  3 リバタリアニズムの正義論

  4 左派リバタリアニズム

第2部 フロンティア

第8章 貧困と格差

  1 国内の貧困と格差

  2 正義論との関係

  3 グローバルな貧困と格差

  4 先進国市民の倫理

  5 グローバルな制度の正義

  6 否定論と懐疑論

第9章 家族と教育

  1 正義の場所としての家族

  2 家族と教育-家族内の問題

  3 家族と教育-家族間の問題

  4 家族の価値

第10章 医療と健康

  1 健康の価値と医療への普遍的アクセス

  2 QALYと功利主義

  3 健康格差と正義

第11章 死刑

  1 死刑制度に関する事実

  2 死刑存続論の検討

  3 死刑廃止論

第12章 戦争

  1 戦争と正義

  2 集合主義と還元主義

  3 独立説と依存説

  4 正戦論はどこに向かうのか

第13章 人口

  1 共有地の悲劇と救命艇の倫理

  2 人口抑制の道徳的是非

  3 非同一性問題

  4 いとわしい結論

第14章 地球環境

  1 気候変動という脅威

  2 さまざまな原因

  3 国際社会の取り組みと日本での懐疑

  4 グローバルな分配的正義

  5 将来世代への義務と過去の排出への責任

ページの先頭へ