加藤 夢三/著 -- ひつじ書房 -- 2019.11 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.26/6929/2019 7112298542 配架図 Digital BookShelf
2019/11/26 可能 利用可   0

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ISBN 4-8234-1025-3
ISBN13桁 978-4-8234-1025-3
タイトル 合理的なものの詩学
タイトルカナ ゴウリテキ ナ モノ ノ シガク
タイトル関連情報 近現代日本文学と理論物理学の邂逅
タイトル関連情報読み キンゲンダイ ニホン ブンガク ト リロン ブツリガク ノ カイコウ
著者名 加藤 夢三 /著
著者名典拠番号

110007604960000

出版地 東京
出版者 ひつじ書房
出版者カナ ヒツジ ショボウ
出版年 2019.11
ページ数 10, 368p
大きさ 22cm
シリーズ名 ひつじ研究叢書
シリーズ名のルビ等 ヒツジ ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 文学編12
シリーズ番号読み ブンガクヘン-12
価格 ¥5600
内容紹介 近現代日本文学の書き手たちは、同時代の理論物理学やその周辺領域の学知に、どのような思考の可能性を見いだしていたのか。モダニズムの文芸思潮から今日のサイエンス・フィクションにいたるまでの芸術様式の系譜を再考する。
一般件名 日本文学-歴史-昭和前期-01036552-ndlsh,理論物理学-歴史-ndlsh-00615210,文学と科学-ndlsh-00560993
一般件名カナ ニホンブンガク-レキシ-ショウワゼンキ-01036552,リロンブツリガク-レキシ-00615210,ブンガクトカガク-00560993
一般件名 日本文学-歴史-昭和時代 , 日本文学-歴史-平成時代 , 理論物理学 , 文学と科学
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ-ショウワ ジダイ,ニホン ブンガク-レキシ-ヘイセイ ジダイ,リロン ブツリガク,ブンガク ト カガク
一般件名典拠番号

510401810180000 , 510401810540000 , 511454100000000 , 511547300000000

分類:都立NDC10版 910.263
資料情報1 『合理的なものの詩学 近現代日本文学と理論物理学の邂逅』(ひつじ研究叢書 文学編12) 加藤 夢三/著  ひつじ書房 2019.11(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/6929/2019  資料コード:7112298542)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153451336

目次 閉じる

序章 思考の光源としての理論物理学
  一 二〇世紀物理学という「事件」
  二 昭和初期における理論物理学と文芸思潮の交錯
  三 本書の構成と概要
Ⅰ 文芸思潮と理論物理学の交通と接点
第一章 「科学的精神」の修辞学-一九三〇年代の「科学」ヘゲモニー
  はじめに
  一 浮遊する「科学的精神」
  二 文学者と「科学的精神」
  三 科学者共同体と「科学的精神」
  四 「偶然文学論争」の混成的位相
  おわりに
第二章 「現実」までの距離-石原純の自然科学的世界像を視座として
  はじめに
  一 石原純の「科学」論
  二 石原純の「芸術」論
  三 「新しい現実」をめぐる言説布置
  おわりに
第三章 ジャンル意識の政治学-昭和初期「科学小説」論の諸相
  はじめに
  一 「探偵小説」のなかの「科学」
  二 <自然科学=人間科学>のパラダイム
  三 「純粋」な「科学小説」
  四 「懸賞科学小説」のゆくえ
  おわりに
Ⅱ 横光利一の文学活動における理論物理学の受容と展開
第四章 新感覚派の物理主義者たち-横光利一と稲垣足穂の「現実」観
  はじめに
  一 「法則」の優位性
  二 認識論と存在論
  三 近現代物理学の転轍点
  おわりに
第五章 観測者の使命-横光利一『雅歌』における物理学表象
  はじめに
  一 書きなおされる物理学者
  二 量子力学の問題構制
  三 「文学のみの科学」の考究
  おわりに
第六章 「ある唯物論者」の世界認識-横光利一『上海』と二〇世紀物理学
  はじめに
  一 <身体>と<肉体>のはざま
  二 戯画としての「骸骨」
  三 現象に伏在する「精神」
  おわりに
Ⅲ モダニズム文学者と数理諸科学の邂逅と帰趨
第七章 「合理」の急所-中河與一「偶然文学論」の思想的意義
  はじめに
  一 標語としての「知的浪漫主義」
  二 「合理」と「非合理」のはざま
  三 同時代思潮との交点
  おわりに
第八章 多元的なもののディスクール-稲垣足穂の宇宙観
  はじめに
  一 「必然性」からの脱却
  二 「物質」と「場」のドラマ
  三 「無限宇宙」の存立構造
  おわりに
第九章 「怪奇」の出現機構-夢野久作『木魂』の表現位相
  はじめに
  一 数学的理性への偏執
  二 逸脱する記号演算
  三 「怪奇小説」の記述作法
  おわりに
終章 パラドックスを記述するための文学的想像力
  一 「経験」と「理論」の乖離
  二 パラドックスはなぜ回避できないのか
補論i 「存在すること」の条件-東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』の量子論的問題系
  はじめに
  一 量子テクノロジーの到達地点
  二 「計算」の理念
  三 汐子は「存在」するか
  おわりに
補論ii 自己言及とは別の仕方で-円城塔『Self‐Reference ENGINE』と複雑系科学
  はじめに
  一 「私」語りの作法
  二 生成変化する「私」へ
  三 生命モデルとしての多元宇宙
  おわりに