資料詳細

目次

序章 『道徳感情論』と『国富論』

  一 『国富論』の基礎をなす『道徳感情論』の意義

  二 新講義ノートの主題と『国富論』

  三 道徳哲学の発展と変質

第一部 スコットランド啓蒙と近代自然法学

第一章 スコットランド啓蒙の思想課題

  一 フレッチャーの提起した問題

  二 シヴィク・パラダイムの意義と限界

  三 スコットランド啓蒙思想の課題と特色

  四 自然法学の系譜

第二章 ケイムズとスミス

  一 道徳感覚理論と正義論

  二 歴史的批判の論理と方法

  三 正義と便宜の調和原理の探求

  四 ケイムズ法学の常識哲学的構造とその帰結

第三章 アダム・スミスと自然法学

  一 スミスにおける自然法の伝統

  二 『法学講義』Aノート発見の意義

  三 ハチスンの方法とAノートの方法

  四 「立法者の科学」論と「歴史的」方法の問題

第二部 共感法学の展開

第一章 ハチスン道徳哲学体系

  一 ハチスン道徳哲学の基本構造

  二 ヒュームとスミスの思想主題

  三 ヒュームのハチスン批判の内実

第二章 『道徳感情論』の主題と批判対象

  一 法学批判原理の確立

  二 『道徳哲学体系』と『道徳感情論』の対応関係

  三 自然法批判における倫理と法の関係

  四 『道徳感情論』第六版改訂の主題

第三章 『法学講義』正義論の主題と構造

  一 私法論

  二 家族法論

  三 公法論

第四章 『法学講義』の方法

  一 法学固有の問題

  二 ハチスン法学の方法

  三 法の歴史的批判の論理

  四 計量思想史的証明

第五章 共感法学の破綻

  一 『法学講義』正義論の主題と方法

  二 私法論の実態

  三 公法論の難点

  四 道徳感情分析の社会科学分析への転変の弁証法

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