松下 冽/著 -- 法律文化社 -- 2019.12 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /302.5/5286/2019 7112443741 配架図 Digital BookShelf
2020/01/10 可能 利用可   0

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ISBN 4-589-04047-3
ISBN13桁 978-4-589-04047-3
タイトル ラテンアメリカ研究入門
タイトルカナ ラテン アメリカ ケンキュウ ニュウモン
タイトル関連情報 <抵抗するグローバル・サウス>のアジェンダ
タイトル関連情報読み テイコウ スル グローバル サウス ノ アジェンダ
著者名 松下 冽 /著
著者名典拠番号

110001779070000

出版地 京都
出版者 法律文化社
出版者カナ ホウリツ ブンカシャ
出版年 2019.12
ページ数 8, 230p
大きさ 21cm
価格 ¥2600
内容紹介 「新自由主義的グローバル化」の下で、民衆は生活の困窮を強いられながらも、どのように抗い、立ち向かったのか。市場の論理を超える「抵抗するグローバル・サウス」の構築へ向けた試みと課題を探究する。
書誌・年譜・年表 文献:巻頭p7~8
一般件名 ラテンアメリカ研究-00569310-ndlsh
一般件名カナ ラテン アメリカ ケンキュウ-00569310
一般件名 ラテン アメリカ
一般件名カナ ラテン アメリカ
一般件名典拠番号

520048200000000

分類:都立NDC10版 302.55
資料情報1 『ラテンアメリカ研究入門 <抵抗するグローバル・サウス>のアジェンダ』 松下 冽/著  法律文化社 2019.12(所蔵館:中央  請求記号:/302.5/5286/2019  資料コード:7112443741)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153474955

目次 閉じる

序章 21世紀のラテンアメリカを考えるために
  1 グローバル世界の中のラテンアメリカ:その歴史と現在
  2 本書の課題:新自由主義の生成・展開、そしてポスト新自由主義に向けて
  3 本書の視座・アプローチ
  4 グローバル・サウスにおけるラテンアメリカ
第1章 ラテンアメリカ
  1 資本主義と国民国家の「黄金期」
  2 支配的様式としての新自由主義モデルの展開
  3 本格化するグローバル資本と連携するテクノクラート政権
第2章 新自由主義がもたらした問題群
  1 新自由主義の登場、展開、社会的インパクト
  2 民族的自立戦略の挫折、ナショナルな社会構造の分断・破壊
  3 多国籍型資本主義的発展モデルと中米の新たな社会的危機
  4 構造的暴力の普遍化:人間の安全保障への攻撃
  5 グローバルな天然資源獲得競争と共同体の権利獲得闘争
第3章 変容するラテンアメリカの農村社会
  1 ラテンアメリカ農業の新自由主義的転換
  2 アグリビジネスによる収奪
  3 農村社会の破壊と移民:メキシコの事例
  4 農村における新たな社会運動
第4章 分断される都市社会
  1 分断される都市の生活と社会
  2 ラテンアメリカにおけるインフォーマル経済
  3 メキシコにおけるインフォーマル・セクターの拡大
  4 雇用機会の萎縮
  5 都市基盤型社会運動と市民的権利の回復
第5章 「左派」政権の「挫折」と教訓
  1 「左派」政権登場の背景と分析視角
  2 新自由主義への「対抗戦略」
  3 社会運動と国家
  4 新たな従属的制約:グローバルな資本と市場
第6章 現代ラテンアメリカのポピュリズム
  1 時代の共鳴板としてのポピュリズム
  2 ポピュリズムと民主主義との曖昧な関係性
  3 新自由主義型ネオ・ポピュリスト政権:ペルー・フジモリ政権の事例
  4 急進的ポピュリスト政権
第7章 国家と社会を蝕む「新自由主義」という暴力
  1 メキシコにおける暴力/市民社会/国家
  2 新自由主義がもたらす暴力環境の拡がり
  3 北米のリージョナリズム強化と安全保障
  4 麻薬カルテルと“麻薬取引国家(Narco‐State)”
  5 移民問題と暴力
  6 新たな中米の暴力が生み出す監視の「民族化」
第8章 NAFTAに翻弄されたメキシコ社会
  1 岐路に立つメキシコ
  2 新自由主義型グローバル化とNAFTA
  3 NAFTA体制下のメキシコの経済実績
  4 新自由主義国家を深化させた国家-資本関係の構築
  5 農村の荒廃と移民
  6 食糧主権と労働主権の構築に向けて
第9章 ポストNAFTAに向けたメキシコ社会の再構築
  1 「安価な労働力輸出モデル」を超えて
  2 新自由主義を超える新たな社会運動と民主主義の胎動
  3 メキシコ社会の再生に向けた課題と展望:始動するロペス・オブラドールの時代
  4 新自由主義政策の帰結:メキシコ社会を覆う暴力・貧困
  5 グローバル資本主義の農村地域への浸透:移民・食糧主権との関連で
  6 ロペス・オブラドールの可能性:メキシコの再生への一歩
第10章 ブラジル労働者党政権の挑戦と挫折
  1 「躍動するブラジル」の現在
  2 ローカル・レベルのガヴァナンス:参加型ガヴァナンスの実験
  3 ブラジルの「大国化」と「国益」への傾斜
  4 ブラジル「左派」政権の失敗
第11章 多極化する世界秩序とラテンアメリカの選択
  1 多極化する世界秩序におけるラテンアメリカ
  2 グローバル資本主義世界におけるBRICSの浸透・拡大
  3 南米におけるリージョナルなガヴァナンス構築
  4 「リージョナリズムの社会化」
  5 リージョナルな地域協力と市民社会
  6 世界社会フォーラム:ダボス会議に抗して
終章 ポスト・トランプ時代に向けたラテンアメリカ
  1 多様な対抗ヘゲモニーの連携:新自由主義型暴力の克服
  2 トランプ政権の誕生とラテンアメリカの新たな試練と挑戦
  3 ラテンアメリカが提起してきた問題と課題:「左派」政権の挫折を乗り越えて
  4 オルター・グローバル化を構想するために
  5 グローバルな民主的世界秩序構想に向け:市場の論理を超える展望に向けての視点と課題