山本 聡美/著 -- 吉川弘文館 -- 2020.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /721.1/5067/2020 7112677938 配架図 Digital BookShelf
2020/03/17 可能 利用可   0

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ISBN 4-642-01663-6
ISBN13桁 978-4-642-01663-6
タイトル 中世仏教絵画の図像誌
タイトルカナ チュウセイ ブッキョウ カイガ ノ ズゾウシ
タイトル関連情報 経説絵巻・六道絵・九相図
タイトル関連情報読み キョウセツ エマキ ロクドウエ クソウズ
著者名 山本 聡美 /著
著者名典拠番号

110005132290000

出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2020.2
ページ数 9, 461, 15p 図版16p
大きさ 22cm
価格 ¥8500
内容紹介 中世仏教絵画の生命誌、社会の変化に適応しつつ描き継がれた図像の意味について論述。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。
一般件名 仏画-日本-歴史-中世-001342733-ndlsh,図像学-00574967-ndlsh
一般件名カナ ブツガ-ニホン-レキシ-チュウセイ-001342733,ズゾウガク-00574967
一般件名 仏画-歴史
一般件名カナ ブツガ-レキシ
一般件名典拠番号

511356710040000

分類:都立NDC10版 721.1
資料情報1 『中世仏教絵画の図像誌 経説絵巻・六道絵・九相図』 山本 聡美/著  吉川弘文館 2020.2(所蔵館:中央  請求記号:/721.1/5067/2020  資料コード:7112677938)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153504932

目次 閉じる

序 日本中世の絵画と経説
Ⅰ 経説絵巻論
一 「地獄草紙」「餓鬼草紙」-経説絵巻の手法
  はじめに
  1 「地獄草紙」の典拠経典
  2 『正法念処経』の構造
  3 「地獄草紙」と『正法念処経』の対応
  4 「餓鬼草紙」の創意
  おわりに
二 「病草紙」-経説から説話へ
  はじめに
  1 経説と病
  2 経説への準拠
  3 経説からの飛躍
  4 説話の生成
  おわりに
三 「辟邪絵」-経説の痕跡
  はじめに
  1 六道説と五道説
  2 鬼神道としての「辟邪絵」と「勘当の鬼」
  3 阿修羅の遍在
  4 闘争する阿修羅
  5 軍記と阿修羅
  おわりに
四 「伴大納言絵巻」-破戒の図像
  はじめに
  1 説話の構造
  2 泣く女
  3 飲酒と蓄財
  4 応天門の火災と火宅の譬喩
  5 検非違使と治安維持
  おわりに
五 「粉河寺縁起絵巻」-救済の図像
  はじめに
  1 縁起の構造
  2 殺生と病
  3 蓄財の罪
  4 治癒と救済
  5 千手観音の化身
  おわりに
Ⅱ 宝蔵絵論
一 後白河上皇と常磐光長-宝蔵絵誕生と絵師伝説
  はじめに
  1 最勝光院障子絵と六道絵
  2 常磐光長の承安三年七月
  3 宝蔵絵の形成
  4 山科言継が見た「年中行事之絵」
  5 近世住吉派が見た光長
  6 「伴大納言絵巻」の絵師として
  おわりに
二 「放屁合戦絵巻」-中世後期の宝蔵絵再生
  はじめに
  1 画中詞の機能
  2 貞成親王が見た宝蔵絵
  3 放屁合戦絵の系譜
  4 をこ絵の技法
  5 動きだす絵
  おわりに
Ⅲ 六道絵論
一 「六道絵」の淵源-鳥羽安楽寿院の炎魔天堂
  はじめに
  1 炎魔天堂の造営
  2 安楽寿院の仏堂構成
  3 炎魔天堂の尊像構成
  4 鳥羽安楽寿院炎魔天堂から醍醐寺琰魔堂へ
  おわりに
二 「六道絵」の構成-聖衆来迎寺本「閻魔王庁幅」の位置
  はじめに
  1 死後の裁判官
  2 『往生要集』からの逸脱
  3 『地蔵十王経』の引用
  4 『預修十王経』の痕跡
  5 閻魔王の眷属
  6 「焰魔天曼荼羅」から「閻魔王庁幅」へ
  おわりに
三 「六道絵」の構図-聖衆来迎寺本「地獄四幅」に見る階層構造
  はじめに
  1 全十五幅の順序
  2 城門の機能
  3 八大地獄の階層構造
  4 地獄の奥行きと距離
  5 「地獄四幅」の連続性と階層性
  6 起点としての「閻魔王庁幅」
  おわりに
四 「六道絵」の伝来-聖衆来迎寺本の修復と移動
  はじめに
  1 横川霊山院の浄土信仰
  2 時空を超える結縁者たち
  3 比叡山焼討と什宝の疎開
  4 出開帳と伝説
  5 美術史学の黎明
  おわりに
五 「六道絵」の異本-フリーア美術館本の図像と様式
  はじめに
  1 畜生道と殺生
  2 天道と奢侈
  3 高階隆兼様式との共通性
  おわりに
六 「六道絵」の終焉-出光美術館本と中世末期南都の信仰
  はじめに
  1 修験道と十界修行
  2 南都の十一面観音
  3 高野山麓天野社の戦国時代
  おわりに
Ⅳ 九相図論
一 九相図の源流-経説から文学へ
  はじめに
  1 不浄を観じ、無常を詠む
  2 発心する男と教導する女
  おわりに
二 九相図の生成-不浄と無常の図像
  はじめに
  1 九州国立博物館本「九相図巻」
  2 「人道不浄相幅」と無常観
  3 醍醐寺琰魔堂の九相図
  おわりに
三 九相図の変容-転生する身体
  はじめに
  1 小町絵の系譜
  2 「九相詩絵巻」の登場
  3 九相図からの視線
  おわりに