佐藤 明浩/著 -- 和泉書院 -- 2020.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /911.13/5190/2020 7112728240 配架図 Digital BookShelf
2020/03/20 可能 利用可   0

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ISBN 4-7576-0945-7
ISBN13桁 978-4-7576-0945-7
タイトル 院政期和歌文学の基層と周縁
タイトルカナ インセイキ ワカ ブンガク ノ キソウ ト シュウエン
著者名 佐藤 明浩 /著
著者名典拠番号

110004298130000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2020.2
ページ数 11, 598p
大きさ 22cm
シリーズ名 研究叢書
シリーズ名のルビ等 ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 518
シリーズ番号読み 518
価格 ¥16000
内容紹介 千数百年にわたって現役の文学であり続けている和歌。その生命力の秘密を探るべく、院政期に作られた古典和歌を中心に検討・考察。往時の人たちにとって和歌はどのような存在であったのか、その実態を解き明かす。
一般件名 和歌-歴史
一般件名カナ ワカ-レキシ
一般件名典拠番号

510388410150000

分類:都立NDC10版 911.13
資料情報1 『院政期和歌文学の基層と周縁』(研究叢書 518) 佐藤 明浩/著  和泉書院 2020.2(所蔵館:中央  請求記号:/911.13/5190/2020  資料コード:7112728240)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153508578

目次 閉じる

序章
Ⅰ部 和歌作品と歌学・歌論と
第一章 「はす」を詠む和歌
  一 源俊頼の「はす」の歌
  二 「はちす」と「はす」と
  三 「はす」を詠む和歌の出現
  四 「はす」を詠む和歌の定着
  五 「はすの○○葉+助詞」の歌句
  六 むすび
第二章 源俊頼の歌学知識と和歌実作
  一 はじめに
  二 全体の概観
  三 「とよはたぐも」「くものはたて」および「くもで」
  四 「けけらなく」
  五 「つま」
  六 難義語を用いたまたは故事に基づいた贈答歌
  七 難義語を詠むこと
  八 むすび
第三章 行尊の和歌表現
  一 はじめに
  二 宿の名を詠む歌
  三 地名を詠む歌
  四 擬人法を用いた歌
  五 むすび
第四章 『為忠家両度百首』に関する考察
  一 表現の類似への注目
  二 『堀河百首』『散木奇歌集』などからの摂取
  三 歌学書等の注説との関係
  四 詠作の場の共有
  五 まとめ
第五章 『久安百首』と歌学
  一 詠歌の場としての定数歌
  二 「いなむしろ」を詠む崇徳院の久安百首歌
  三 『久安百首』に詠まれた付注歌語
  四 歌人による傾向
  五 先行百首歌からの影響および後代の百首歌への影響
  六 むすび
第六章 『久安百首』部類本考
  一 はじめに
  二 ほととぎすの歌をめぐって
  三 「立春」題について
  四 「桜」題における配列構成
  五 二つの「月」題
  六 四季部における題の配列構成
  七 恋部について
  八 崇徳院歌と顕広歌と
  九 隆季の百首をめぐって
第七章 『久安百首』部類本と『千載和歌集』の配列構成
  一 はじめに
  二 桜歌群の構成
  三 暦月との対応
  四 作者の位階順による配列および堀河百首歌との並置
  五 崇徳院歌と俊成歌と
  六 羇旅部の久安百首歌
第八章 『御裳濯河歌合』の構成と俊成入道の判
  一 花と月と
  二 釈教歌と神祇歌と
  三 俊成判の特徴
  四 両宮歌合の位置
第九章 藤原俊成の和歌史観と批評態度
  一 はじめに
  二 古典歌からの摂取と近代歌との類似と(1)
  三 古典歌からの摂取と近代歌との類似と(2)
  四 古典歌と近代歌と
  五 藤原基俊の判詞
  六 歌合判詞における批評の一貫性
  七 和歌の評価基準をめぐる問題意識
  八 『古来風体抄』の視座
  九 おわりに
第十章 「かはやしろ」の論争をめぐって
  一 はじめに
  二 歌学書の所説
  三 『六百番歌合』の顕昭歌をめぐって
  四 「かはやしろ」を詠む和歌
  五 俊成の詠作と所説
  六 難義語を詠む和歌
  七 おわりに
第十一章 定家『八代抄』夏部の配列構成をめぐって
  一 はじめに
  二 ほととぎすの歌群について
  三 『新古今和歌集』との比較から
  四 『新勅撰和歌集』との比較から
  五 おわりに
Ⅱ部 和歌のことば
第十二章 稲の名を詠む歌
  一 はじめに
  二 稲の品種名を詠んだ和歌
  三 稲の異名をめぐって
  四 品種名と異名と
  五 まとめ
第十三章 稲の名を詠む源俊頼の和歌
  一 はじめに
  二 「ほうしこ」
  三 「そでのこ」
  四 「ちもとこ」
  五 稲の品種名を詠んだ可能性のある和歌
  六 結びとして
第十四章 藤原清輔の「ながひこ」詠をめぐって
  一 藤原清輔の「ながひこ」詠
  二 「ながひこ」を詠む諸例
  三 「鶴のすむ」の表現
  四 「苗代」を詠む大嘗会和歌
  五 むすび
第十五章 『和歌初学抄』物名「稲」の窓から
  一 『和歌初学抄』物名「稲」の項
  二 稲の品種名の掲出
  三 『八雲御抄』との比較から
  四 稲を詠む清輔の和歌
  五 清輔の言述から
  六 『和歌初学抄』の著述
第十六章 歌語「ありそ」「あらいそ」考
  一 「ありそ」と「あらいそ」と
  二 『万葉集』の旧訓
  三 「あらいそ」にみられる認識
  四 歌枕「ありそ海」
  五 歌語としての「ありそ」「あらいそ」
  六 近世の状況
  七 むすび
第十七章 官職名を詠む和歌
  一 はじめに
  二 官職名(漢語)を詠む
  三 官職名(和語)を詠む
  四 官職名の和訓を詠む
  五 官職名の異称の和訓を詠む
  六 官職名の異称(和語)を詠む
  七 おわりに
第十八章 「かげなびく」考
  一 はじめに
  二 大臣在任の実績を詠む和歌(勅撰集)
  三 大臣在任の実績を詠む和歌(勅撰集以外)
  四 任大臣を予見・期待する和歌
  五 歌ことばとしての「かげなびく」
Ⅲ部 「古歌」「本歌」をめぐって
第十九章 「近頃の歌」との類似をめぐって
  一 歌合に現れる類似歌
  二 歌合判詞に現れる類似歌の問題
  三 基俊・顕季・俊頼の判詞から
  四 清輔の言述から
  五 俊成の歌合判詞から
  六 顕昭の判詞から
  七 定家の言述から
第二十章 歌合判詞における「古歌なり」をめぐって
  一 問題の所在
  二 <新歌>を「古歌」という例
  三 <新歌>の一部を「古歌」という例
  四 「<新歌>は誰々の歌なり」という例
  五 「古歌なり」という難
  六 おわりに
第二十一章 歌合に古歌を詠むこと
  一 問題の提起
  二 作者名「有女房」
  三 『奈良歌林院歌合』の事例
  四 歌合における諸例
第二十二章 「古歌」の再生ということ
  一 類歌の問題をめぐって
  二 「古歌」に関する問題提起
  三 「古歌」の再生をめぐって1
  四 「古歌」の再生をめぐって2
  五 「古歌」の暗誦と手習
  六 院政期以降の様相
第二十三章 藤原家隆の先行歌摂取
  一 「鶯さそへ春の山風」の歌
  二 古典和歌の摂取
  三 物語世界の受容
  四 俊成歌に学ぶ
第二十四章 「さののわたり」の遠景
  一 定家「こまとめて」の歌
  二 和歌を聴く
  三 再び定家「こまとめて」の歌
  四 和歌を初句から順次解釈すること
  五 俊成「うづら鳴くなり」の歌
  六 定家「さののわたり」歌と俊成「うづら鳴くなり」歌との異なり
  七 第四句への注目
  八 『新古今和歌集』の本歌取りから
  九 おわりに
第二十五章 『新古今和歌集』の「里はあれて」歌「玉の緒よ」歌考
  一 はじめに
  二 「里はあれて」歌の理解
  三 「玉の緒よ」歌
  四 おわりに
終章