資料詳細

目次

序章 問題の所在と本書の目的

  0-1 研究背景

  0-2 研究視座

  0-3 研究方法と研究対象

  0-4 本書の構成

第一部 哈日現象の系譜

第1章 新聞記事にみる哈日現象の展開と変容

  1-1 新聞記事にみる哈日現象の展開と変容

  1-2 哈日現象の再定義

第2章 断続的に存在する<日本>

  2-1 植民地期における日本の記号化

  2-2 戒厳令期における<日本>表象の変容

  2-3 哈日現象との断続

  まとめ

第二部 哈日現象の現在

第3章 歴史と現代が混合する台北西門町

  3-1 台北西門町の昨今

  3-2 台北西門町の現在:2012-2017

  3-3 西門町の重層的な景観:ジェンダー化と序列化の消費空間

第4章 オタク文化で特徴づけられる台北地下街

  4-1 台北地下街の概略

  4-2 台北地下街の現在:2012-2017

  4-3 男性オタクを中心とする消費空間

第5章 哈日族のライフストーリー

  5-1 男性アイドルを妄想する女性ファン:AさんとCさん

  5-2 女性アイドルグループを「追っかける」男性ファン:FさんとGさん

  5-3 女性アイドルに対する女性ファンの視線:DさんとEさん

  5-4 <日本>に囲まれる生活を生きる女性オタクBさん

  5-5 成人向けゲームの「プロ」:Hさん

  5-6 声優も愛する男性オタク:IさんとJさん

  5-7 「脱哈日」後も<日本>との関係性が続くKさん

  まとめ

第三部 「<日本>への愛着」の体系

第6章 哈日族の妄想とセクシュアリティの構築

  6-1 哈日族のグッズコレクション

  6-2 グッズに投影されるファンの欲望と妄想

  6-3 哈日族の<日本>を巡る集合的想像

第7章 現代台湾社会における<日本>の位置づけ

  7-1 本土化とグローバル化にみる<日本>

  7-2 <日本>への眼差しを解く

  まとめ

終章 「日本の記号化」の系譜にみる親日感情の重層的構造

  8-1 はじめに

  8-2 本書を振り返って

  8-3 「日本の記号化」から見いだす親日的な社会構造とその形成の系譜

  8-4 「<日本>への愛着」の解析:重層的構造をもつファンタジー

  8-5 おわりに

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