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目次

1章 帝国の文明、都城を解体する

  1 京城を碁盤目状の都市にせよ

  2 首都の整備、植民地統治5周年の「治績」

  3 植民地権力の「文明」、植民者の「私益」

2章 宗廟貫通線、伝統/近代/植民の交差路

  1 総督府、宗廟を壊し道を通さんとする

  2 10年に渡る工事、10年に及ぶ対立

  3 「宗廟の尊厳」か、「市民の利便」か

3章 都市計画をめぐる対立と「政治」

  1 「京城都市計画」、新たな対立の始まり

  2 「親日派」が「朝鮮人」を代弁する逆説

  3 対立の帰結、植民地統治の臨界

4章 「大京城」マスタープランの形成

  1 遂に「大京城」成る

  2 用途別区画と階層別地域区分の形成

  3 京城、近代都市の「内実」を備える

5章 戦争がもたらした都市計画、戦争に阻まれる

  1 財政難、資材難、人材難の悪循環

  2 外郭工業地域と住居地域の開発

  3 爆撃に備え空地を確保せよ

6章 都市のユートピア、「郊外」の誕生とその死

  1 「田園都市」の夢、あるいは蜃気楼

  2 「彼らの田園」、南山文化住宅地

  3 近代的都市中産層コミュニティの誕生

7章 都市計画の二つの顔、貧民の救済と排除

  1 「土地の不法占拠者」、土幕民

  2 撤去と抵抗

  3 都市計画と貧民の「包摂」、予測された失敗

8章 「京城」から「京仁」へ

  1 大陸侵略と兵站基地「京仁」

  2 京仁メトロポリス幻想曲

  3 「首都圏」構想の起源と軌跡

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