谷本 晃久/著 -- 山川出版社 -- 2020.2 --

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中央 3階A 一般図書 /211.0/5145/2020 7112820631 配架図 Digital BookShelf
2020/04/07 可能 利用可   0

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ISBN 4-634-52042-4
ISBN13桁 978-4-634-52042-4
タイトル 近世蝦夷地在地社会の研究
タイトルカナ キンセイ エゾチ ザイチ シャカイ ノ ケンキュウ
著者名 谷本 晃久 /著
著者名典拠番号

110004754580000

出版地 東京
出版者 山川出版社
出版者カナ ヤマカワ シュッパンシャ
出版年 2020.2
ページ数 9, 458, 9p
大きさ 22cm
価格 ¥9000
内容紹介 17世紀初頭から19世紀中葉にかけての蝦夷地(北海道)における在地社会の特質を、文献史学の手法を用いて解明。研究成果をふまえ、交易や宗教などを手掛かりに実証的に分析する。
一般件名 蝦夷地-ndlsh-00562075,アイヌ-歴史-江戸時代-ndlsh-001240835
一般件名 蝦夷地
一般件名カナ エゾチ
一般件名典拠番号

520631300000000

一般件名 北海道
一般件名カナ ホッカイドウ
一般件名典拠番号 520120900000000
分類:都立NDC10版 211
書評掲載紙 朝日新聞  2020/12/26   
資料情報1 『近世蝦夷地在地社会の研究』 谷本 晃久/著  山川出版社 2020.2(所蔵館:中央  請求記号:/211.0/5145/2020  資料コード:7112820631)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153520341

目次 閉じる

序章 本書の目的と構成
  1 本書の目的-対象年代とフィールド-
  2 研究史上の位置づけ
  3 本書の構成
第Ⅰ部 近世蝦夷地の捉え方
第1章 近世の蝦夷
  はじめに
  1 時代区分論のなかの近世の蝦夷
  2 松前藩の成立
  3 城下交易から商場知行制へ
  4 場所請負制の成立と展開
  5 「蝦夷地」の先の「異国境」
  6 抑圧のなかの成熟-近世アイヌ文化-
  おわりに
第2章 近年の“アイヌ史”研究管見
  はじめに
  1 “アイヌ史”はどう語られてきたか-場所請負制の理解を例に-
  2 “アイヌ史”研究のさまざまな構想
  3 “アイヌ史”の史料論
  おわりに
第3章 「国家」史的観点からみた近世アイヌ社会
  はじめに
  1 周辺諸「国家」からみたアイヌ社会
  2 一七世紀以降におけるアイヌ社会の形態
  おわりに-アイヌ社会に対する評価をめぐって-
第4章 “近世アイヌ史”を取り巻く国際的環境
  はじめに
  1 サンクトペテルブルクの“アイヌ史”史・資料-史料の広がり-
  2 “近世アイヌ史”の基礎認識
  3 化外地と「開国」
  4 商品生産と交易
  おわりに
第5章 北の「異国境」
  はじめに
  1 「蝦夷」という語の意味と「蝦夷地」の先の「異国境」
  2 旧族大名による異国・異域との通交・交易
  3 北の「異国境」をめぐる経緯
  4 松前藩による安永期の「異国」認識と交易認識
  5 「蝦夷地改正」と松前藩による代替不可能性の主張
  おわりに-アイヌ史上の画期-
第Ⅱ部 在地社会のなかのアイヌ集団
第6章 近世蝦夷地「場所」共同体をめぐって
  はじめに-問題の所在-
  1 「場所」の概要
  2 異文化を組み込んだ社会としての「場所」の実際
  おわりに-近代における変容-
第7章 アイヌの「自分稼」
  はじめに-「自分稼」と収奪-
  1 場所請負制度と近世蝦夷地在地社会
  2 「自分稼」の定義とアイヌの「帰俗」・「百姓」化
  3 蝦夷地の「自分稼」と「自分取出稼」
  4 「自分稼」とアイヌ文化-むすびにかえて-
第8章 近世アイヌの出稼サイクルとその成立過程
  はじめに
  1 モンベツ領の漁場とその規模
  2 モンベツ領アイヌの出稼サイクル
  3 交易から出稼雇へ
  おわりに
第9章 アイヌの「自分取出稼」
  はじめに
  1 「出稼雇」と「自分取出稼」
  2 給与からみた「出稼雇」
  3 出稼雇の「過上」と「切手」
  4 自分取出稼の実態
  5 自分取出稼の意義と条件
  おわりに
第Ⅲ部 在地社会のなかの宗教と信仰
第10章 宗教からみる近世蝦夷地在地社会
  はじめに
  1 「場所」の構造と特質
  2 和人集団と宗教
  3 「場所」独自の宗教儀礼の実際
  おわりに
第11章 蝦夷三官寺と幕府の宗教政策
  はじめに
  1 蝦夷三官寺建立以前の「蝦夷地」の仏教
  2 蝦夷三官寺の建立
  3 蝦夷地第一次幕領期における幕府の宗教政策
  4 開拓政策のなかでの蝦夷三官寺の役割
  おわりに
第12章 幕末期、蝦夷地への寺院建立と開拓政策
  はじめに
  1 近世蝦夷地の寺院の概観とその分類
  2 幕末寺院群建立の経過
  3 和人地寺院末建立の論理と開拓政策
  4 蝦夷三官寺末建立の論理と開拓政策
  5 幕末寺院群に対する箱館奉行の対応とその変化
  6 幕末寺院群の実際の活動
  おわりに
第13章 幕末期、蝦夷地への寺院建立と在地社会
  はじめに
  1 建立願書の提出とその審理過程
  2 西蝦夷地フルヒラ場所への寺院起立をめぐって
  3 越年・永住集団と寺院起立
  おわりに
第14章 “鰊獲りの禰宜さん”考
  はじめに
  1 蝦夷地における宗教的環境
  2 公認社家の蝦夷地止住の実際
  おわりに
終章 本書の成果と課題
  1 第Ⅰ部の論点をめぐって
  2 第Ⅱ部の論点をめぐって
  3 第Ⅲ部の論点をめぐって
  4 課題としての史料論