坂井 素思/著 -- 放送大学教育振興会 -- 2020.3 -- 改訂版

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /361.3/5137/2020 7113245801 配架図 Digital BookShelf
2020/10/27 可能 利用可   0
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ISBN 4-595-14135-5
ISBN13桁 978-4-595-14135-5
タイトル 社会的協力論
タイトルカナ シャカイテキ キョウリョクロン
タイトル関連情報 いかに近代的協力の限界を超えるか
タイトル関連情報読み イカニ キンダイテキ キョウリョク ノ ゲンカイ オ コエルカ
著者名 坂井 素思 /著
著者名典拠番号

110002839690000

版表示 改訂版
出版地 東京,[東京]
出版者 放送大学教育振興会,[NHK出版(発売)]
出版者カナ ホウソウ ダイガク キョウイク シンコウカイ
出版年 2020.3
ページ数 296p
大きさ 21cm
シリーズ名 放送大学大学院教材
シリーズ名のルビ等 ホウソウ ダイガク ダイガクイン キョウザイ
シリーズ名2 放送大学大学院文化科学研究科
シリーズ名読み2 ホウソウ ダイガク ダイガクイン ブンカ カガク ケンキュウカ
シリーズ名3 社会経営科学プログラム
シリーズ名読み3 シャカイ ケイエイ カガク プログラム
価格 ¥3300
内容紹介 社会における人々の「社会的協力」の在り方についての原理と、現実における有効性を考察。なぜ近代になって、社会的協力が大規模に生成し、そして限界を見せるようになったのか、具体的な事例を見ながら理解を深める。
一般件名 協同-ndlsh-00567100
一般件名 協同
一般件名カナ キョウドウ
一般件名典拠番号

510658600000000

分類:都立NDC10版 361.3
資料情報1 『社会的協力論 いかに近代的協力の限界を超えるか』(放送大学大学院教材)改訂版 坂井 素思/著  放送大学教育振興会 2020.3(所蔵館:中央  請求記号:/361.3/5137/2020  資料コード:7113245801)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153529259

目次 閉じる

1 社会的協力はなぜ必要とされるのか
  1.集団ではどのようにして協力が形成されるのか
  2.社会的協力は多数の人びとの参加によって始まる
  3.協力特性としての複数性
  4.協力特性としての参加性
  5.協力特性としての介在性
  6.「共有されたパスウェイ」としての社会的協力
  7.まとめ
2 協力にはどのような類型があるのだろうか
  1.相互協力としての社会的協力
  2.社会有機体としての社会的協力論
  3.近代システムにおける協力関係
  4.協力関係のタイプと多様な経済政策との比較
3 協力関係のフォーマル化とインフォーマル化
  1.近代社会の基本原理
  2.フォーマル組織とは何か
  3.フォーマルな近代社会と時空間の拡大
  4.フォーマル化と動機付け
  5.フォーマル化と科学技術の発展
  6.フォーマル組織はなぜ必要とされたか
  7.フォーマル化の限界
4 近代的な協力と支配モデル
  1.協力の支配モデル
  2.ヒエラルヒーと上下関係
  3.集団効果とヒエラルヒー
  4.統制原理とヒエラルヒー
  5.集権性とヒエラルヒー
  6.近代的支配の概念と弱い権力関係
  7.近代官僚制の存在理由
  8.まとめ
5 協力の交換モデルと「囚人のジレンマ」問題
  1.交換という協力活動はどのようにして成り立つか
  2.自己利益還元モデル
  3.協力関係の社会性
  4.自己利益追求モデルのジレンマ
  5.他者利益追求(利他主義)モデル
  6.個人主義と集団主義の間の「コミットメント問題」
  7.交換モデルの2類型
6 影響力と協力の互酬モデル
  1.献血と協力活動
  2.影響力の「基本的な原理」としての互酬
  3.古典的な影響力としての「権威」
  4.好意とハロー効果
  5.譲歩の影響力
  6.期待とピグマリオン効果
  7.まとめ
7 近代的協力モデルと大規模化組織の発展
  1.流れ作業と生産性
  2.協力の大規模化と組立ライン
  3.大規模組織の経済的特徴
  4.「規模の経済」とは何か
  5.生産・流通・消費に見られる「規模の経済」
  6.「規模の経済」と金融
  7.企業結合と「規模の経済」
8 近代的協力組織の限界とジレンマ
  1.大規模と小規模の協力組織
  2.集合行為のジレンマ
  3.「オルソンのパラドックス」と官僚主義化
  4.大規模化のジレンマはなぜ生ずるのか
9 エージェンシー化と協力活動
  1.組織人格と個人人格の分裂現象
  2.エージェンシー論の系譜
  3.縦型組織の中のエージェント
  4.プリンシパル・エージェント問題
  5.プリンシパル・エージェント問題の事例
  6.組織のプリンシパル・エージェント問題
  7.まとめ
10 協力の多様化問題と「組織立った複雑性」
  1.協力の多様化現象はなぜ生ずるのか
  2.なぜ「あいまいさ」は生ずるのか
  3.多様化過程における分化と統合
  4.多義性の縮減
  5.組織化された無秩序
  6.ルース・カップリング
  7.なぜ協力には多様性が必要なのか
  8.多様性の自滅
  9.組織の多様化と「あいまいさ」問題:まとめ
11 ダウンサイジングと近代的協力の変容
  1.なぜダウンサイジングが生じたのか
  2.アウトソーシングの事例
  3.組織のフラット化
  4.フラット化の事例
  5.まとめ
12 リーダーシップの協力関係と「信頼」
  1.個人信頼とリーダーシップ
  2.革新と新結合
  3.不確実性と危険負担機能
  4.不確実性と信頼関係
  5.個人信頼と一般信頼
  6.一般信頼とコミュニティシップ
  7.まとめ
13 社会関係資本とインフォーマルな協力関係
  1.経済社会における「協力」の再発見
  2.社会に埋め込まれた経済と協力活動
  3.なぜ家計を単位とした協力関係が成立するのか
  4.なぜコミュニティで協力関係が形成されるのか
  5.ソーシャル・キャピタルの事例
  6.閉じられたネットワークと開かれたネットワーク
14 支援とケアでの協力活動
  1.支援とはどのような活動か
  2.「ケア」とインフォーマル部門
  3.ケア活動の事例
  4.ケア原理とケアの二面的性格
  5.サービスの標準化と半標準化
15 協力のネットワーク形成とミンツバーグ問題
  1.なぜ協力活動ではネットワーク形成が必要とされるのか
  2.社会的協力の限界とミドル・マネジメント問題
  3.ミンツバーグ問題
  4.現代マネジャーの問題点
  5.マネジャーの「介在者」役割
  6.全体的コンフィギュレーションによる協力活動の誘導
  7.「あとがき」にかえて