水野 博子/著 -- ミネルヴァ書房 -- 2020.3 --

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中央 3階A 一般図書 /234.6/5036/2020 7113132245 配架図 Digital BookShelf
2020/09/08 可能 利用可   0
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ISBN 4-623-08862-1
ISBN13桁 978-4-623-08862-1
タイトル 戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム
タイトルカナ センゴ オーストリア ニ オケル ギセイシャ ナショナリズム
タイトル関連情報 戦争とナチズムの記憶をめぐって
タイトル関連情報読み センソウ ト ナチズム ノ キオク オ メグッテ
著者名 水野 博子 /著
著者名典拠番号

110004665260000

出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2020.3
ページ数 11, 349, 39p
大きさ 22cm
シリーズ名 明治大学人文科学研究所叢書
シリーズ名のルビ等 メイジ ダイガク ジンブン カガク ケンキュウジョ ソウショ
価格 ¥7500
内容紹介 第二次世界大戦後のオーストリアにおいて国民国家が形成されてきた歴史的プロセスを、現実政治と表象世界の両面から実証的にたどる。「犠牲者ナショナリズム」が「オーストリア国民」の形成をいかに推進したかを明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p9~39
一般件名 世界戦争 (1939-1945)-歴史観-ndlsh-01182707,ナチズム-ndlsh-00568051,オーストリア-歴史-1945-ndlna-00568971
一般件名 オーストリア-歴史 , ナショナリズム , 反ナチ運動 , 世界大戦(第二次) , 戦争犠牲者
一般件名カナ オーストリア-レキシ,ナショナリズム,ハンナチ ウンドウ,セカイ タイセン(ダイニジ),センソウ ギセイシャ
一般件名典拠番号

520013210130000 , 511620100000000 , 511593000000000 , 511037500000000 , 511090900000000

一般件名 オーストリア
一般件名カナ オーストリア
一般件名典拠番号 520013200000000
分類:都立NDC10版 234.6
書評掲載紙 読売新聞  2020/06/21  2166 
資料情報1 『戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム 戦争とナチズムの記憶をめぐって』(明治大学人文科学研究所叢書) 水野 博子/著  ミネルヴァ書房 2020.3(所蔵館:中央  請求記号:/234.6/5036/2020  資料コード:7113132245)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153541262

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序章 オーストリア国民をめぐる二つの問題系
  1 ドイツ国民か、オーストリア国民か
  2 オーストリア・ファシズムからナチズムへ
  3 過去との付き合い方を問う視角
  4 犠牲者国民のスペクトラムと本書の構成
第Ⅰ部 犠牲者国民という射程
第1章 第二共和国の誕生と「犠牲者テーゼ」
  1 「オーストリアの主権に関する宣言」と「モスクワ宣言」
  2 レンナー政府による国家再建の試み
  3 国家統一への道
  4 一九五五年以後の展開
第2章 「ファシズムの犠牲者」を創出する
  1 顕彰制度にみる「犠牲者性」
  2 犠牲者を「扶助」すること
  3 権利の獲得に向かって
  4 政治的被迫害者同盟の全国組織化
第3章 「ファシズムの犠牲者」を周縁化する
  1 人種・信仰・国民的帰属が理由で迫害された人びとへの補償
  2 新犠牲者扶助法の制定にみる格差の論理
  3 犠牲者イメージのヴァリアント
  4 犠牲者の統合を求めて
  5 「加害者性」と「犠牲者性」の共存
第4章 「戦争犠牲者」をめぐる国民福祉の論理
  1 「戦争犠牲者」とは誰か
  2 戦争犠牲者援護法にみる国民福祉の領域
  3 犠牲者国民を創り出す
  4 競合する「犠牲者」たち
第Ⅱ部 犠牲者ナショナリズムの陥穽
第5章 元ナチの再統合と「犠牲者国民」の形成
  1 ナチズムの遺産
  2 フィーグル政権による「脱ナチ化」政策
  3 免罪される青年世代
  4 交錯する恩赦=忘却のディスコース
第6章 占領軍当局による戦犯追及
  1 四連合国占領下オーストリアにおける戦争犯罪者訴追
  2 米軍当局の訴追方針
  3 仏軍当局による戦犯訴追の実態
  4 英軍当局の戦犯訴追システム
第7章 オーストリア人民裁判による戦犯追及と国民の境界
  1 戦争犯罪の射程
  2 オーストリア人民裁判の制度と実践
  3 ナチ・戦争犯罪と国民的正義
  4 国家反逆罪をめぐる人民裁判
  5 新たな「国家反逆者」像の構築と冷戦
第Ⅲ部 犠牲者国民の記憶空間
第8章 反ファシズム闘争をめぐる想起の文化
  1 抵抗運動の記憶?
  2 記念施設化されるマウトハウゼン
  3 記念される過去
  4 反ファシズムの記憶の周縁化
第9章 戦没者の記憶を継承する
  1 戦没者をめぐる記憶のポリティクス
  2 想起の文化の担い手「黒十字」
  3 戦間期黒十字の思想と活動
  4 一九四五年以後の黒十字と戦没者
  5 「戦争犠牲者」イメージの再構築
  6 「戦争犠牲者」観の変容
第10章 戦没者記念碑
  1 戦間期における戦没者記念碑の建設
  2 国家による英雄顕彰
  3 「われわれの犠牲者」を想起する
  4 愛国的な兵士像
終章 終わりなき犠牲者ナショナリズム
補論 ブルゲンラント・ロマ迫害の二重構造
  1 ブルゲンラント・ロマ-国民的ディスコースの再検討
  2 オーストリアにおけるロマの人びと
  3 ブルゲンラント・ロマの歴史
  4 「オーストリア国民」国家の中のロマ
  5 再生産される「異者」