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目次

第1章 人種と政治

  1 人種と人種主義

  2 私の「人種」概念との出会いについて

  3 紛争期のグアテマラに入る

  4 「本物のインディオと遭遇した!」

  5 私のマム語教師のヴァルター氏

  6 二〇〇〇年四月の不幸な出来事

  7 文化人類学と他者について

第2章 伝統祭祀と社会

  1 はじめに

  2 ドン・ディエゴ

  3 その後のドン・ディエゴ

  4 ドン・ベニート

  5 結語

第3章 先住民共同体と経済

  1 その町

  2 経済観念の変化

  3 暴力の内旋

第4章 暴力の語りと証言

  1 暴力の歴史ヴァージョン1

  2 暴力の歴史ヴァージョン2

  3 暴力の起源

  4 犠牲者の父親

  5 殺害の方法

  6 右傾化を観光客から非難される

第5章 政治的暴力の諸相

  1 はじめに

  2 政治的暴力の概念

  3 政治的暴力とくに国家テロについての人類学的分析

  4 構成的当事者と向き合う

  5 政治的暴力についてのさまざまな諸相

  6 結語

第6章 先住民表象と国家

  1 はじめに

  2 事件に現れる先住民表象

  3 マヤ運動による言語研究の活性化とその影響

  4 マヤ民族とその表象の位相

  5 結語

第7章 移民と難民

  1 グアテマラとその人類学

  2 アメリカン・ドリームと観光が蔓延する先住民社会

  3 自画像をめぐる社会的闘争

  4 グアテマラ「国民」でありマヤ「先住民」であること

  5 周縁から周縁をみる眼-文化人類学の可能性

第8章 経済開発の寓話

  1 はじめに

  2 北米(ノルテ)からの資金流入

  3 三人の先住民<像>

  4 資金あふるる社会

  5 俺に仕事を斡旋してくれないか?

第9章 地方分権と先住民

  1 はじめに

  2 本章の舞台ムニシピオの状況

  3 住民と行政の紛争の経緯

  4 国家と地方自治法

  5 結語

第10章 地方政治における紛争

  1 先住民と政治

  2 村落における政治的脈絡

  3 町長および町長派による<マム反逆派>に対する解釈

  4 自動車への放火事件

  5 ドン・フェルナンデスへのリンチ未遂事件

  6 神罰説の検討

  7 結語

第11章 フィールドワークを通して考えること

  1 来歴

  2 私のコンパドレのこと

  3 クチュマタン高原バブル

  4 アイデンティティをめぐる相克

  5 神的暴力をめぐって

  6 政治的抵抗(レジスタンス)の再構築

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