資料詳細

目次

序章 本書における関心と課題設定

  1.問題関心と課題設定

  2.本書の構成

第1部 イギリスにおけるホワイトカラー労働組合主義の展開と特質

第1章 ホワイトカラー労働組合主義の性格規定

  1.ホワイトカラーの概念規定

  2.ホワイトカラー並びにホワイトカラー組合の類型化

  3.ホワイトカラー労働組合主義の特質-イギリスの研究史における諸アプローチ

  4.日本におけるホワイトカラー組合論

第2章 第二次大戦後のイギリスホワイトカラー組合運動の展開

  1.はじめに

  2.ホワイトカラーの組合加入動機とホワイトカラー的課題-1970年代のイギリスホワイトカラーへの調査を中心に

  3.管理職型組合の性格-鉄鋼産業管理職組合SIMAの実践から

  4.ホワイトカラー一般組合の性格-ASTMSの実践から

  5.専門職型組合の性格-TASSの実践から

  6.本章まとめ-イギリスホワイトカラー組合の性格と限界

第3章 1980年代以降のイギリス人事管理変化とホワイトカラー組合運動の対応

  1.はじめに

  2.管理職層の組合意識の変化とその説明枠組み-1980年調査と1990年調査との対比から

  3.1980年代以降の行政改革と人事管理変化

  4.人事管理改革に伴う管理職層の意識状況

  5.人事管理改革への組合側の対応と労使関係の変化

  6.イギリス公務部門労働運動の問題点

  7.まとめと展望

第4章 ブレア政権期におけるイギリスホワイトカラー組合の組織化戦略

  1.はじめに-問題意識と課題設定

  2.1990年代以降のイギリス労働組合の組織状況と労使関係変化

  3.公共部門の労使関係と組合の組織化戦略

  4.組合の組織化戦略と労働者意識との関係

  5.組織化戦略の課題-まとめに代えて

第5章 イギリス公務部門労働組合の構造と性格

  1.本章の課題

  2.イギリス公務部門組合の階層的性格

  3.組合の職場パートナーシップ路線と中間管理職の位置

  4.まとめと若干の論点

第6章 イギリス政府部門管理職組合の組織と活動

  1.本章における課題

  2.イギリス政府部門管理職組合FDA(First Division Association)の組織概要

  3.FDAの活動の展開

  4.まとめ-日本の管理職組合との対比の観点から

  5.補説:イギリス公務員の人事制度の概要

第2部 日本におけるホワイトカラー労働組合主義の展開と特質

第7章 ホワイトカラー労働組合運動としての日本の公務労働運動

  1.はじめに

  2.日本の公務部門の労使関係・労働組合運動の位置づけ

  3.日本の公務部門の労働組合の特質

第8章 戦後日本におけるホワイトカラー組合運動の展開(高度経済成長期)

  1.A市職の組織概要と創生期の活動

  2.市労連を軸にした運動体制の構築と市従との断絶の克服-1950年代の職階給導入に対する市職の対応を中心に

  3.ホワイトカラー職員内部の格差問題への市職の対応

  4.市職運動の含意と評価

  5.本章まとめ-イギリスとの比較の視点から

第9章 戦後日本におけるホワイトカラー組合運動の展開(低成長期以降)

  1.はじめに

  2.「国民春闘」路線と制度政策要求

  3.地方行革への対応

  4.バブル期以降の人事管理の個別化と組合の政策志向の強まり

  5.2000年代の公務部門改革の動きと労使関係変化

  6.公務部門改革下における公務部門組合の課題

  7.まとめ-低成長期の地方公務員組合運動の評価とイギリスとの比較

結語

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