資料詳細

目次

第1章 『眺めのいい部屋』の中心主題

  1 はじめに

  2 因習的呪縛からの解放

  3 柔軟な人間観と人生観

  4 触覚価値

  5 結語-<眺めのいい>とはどういうことか-

第2章 『眺めのいい部屋』におけるビーブ牧師

  1 はじめに

  2 二人の司祭ビーブとイーガー

  3 ビーブとエマソン

  4 ビーブ牧師にあらわれたフォースターの宗教観

  5 結語

第3章 『眺めのいい部屋』におけるシャーロット・バートレット

  1 はじめに

  2 ミス・バートレットの性格

  3 ミス・バートレットと「象徴的瞬間」

  4 ミス・バートレットについての回想

  5 相互関連性と必然性

  6 結語

第4章 『ロンゲスト・ジャーニー』とキリスト教

  1 はじめに

  2 「象徴的瞬間」

  3 時空の連続性

  4 愛する唯一人のための犠牲死

  5 結語

第5章 『ハワーズ・エンド』と「見えないもの」

  1 はじめに

  2 「見えるもの」と「見えないもの」

  3 「見えるもの」

  4 「見えないもの」

  5 結語

第6章 『ハワーズ・エンド』とキリスト教

  1 はじめに

  2 フォースターのキリスト教観

  3 フォースターの宗教的側面-「見えないもの」の重視

  4 クリスマスプレゼントとしてのハワーズ・エンド邸

  5 結語

第7章 『ハワーズ・エンド』における二人の女性

  1 はじめに

  2 決めつけない器量と共感能力

  3 霊の存在と信心

  4 結語

第8章 『モーリス』における信仰の問題

  1 はじめに

  2 受肉理解

  3 三位一体理解

  4 宗教理解

  5 結語

第9章 E.M.フォースターの小説における「象徴的瞬間」

  1 はじめに

  2 「象徴的瞬間」が真の個人的人間関係の構築に成功した事例

  3 個人的人間関係を現実世界においては十分に構築できなかったが死後それを存続継承した事例

  4 個人的人間関係の構築には寄与しなかった当事者のその後の人生を決定づけることになった事例

  5 個人的人間関係に関して生起したにもかかわらずそれを構築できなかった事例

  6 結語

第10章 E.M.フォースターのキリスト教批判

  1 はじめに

  2 教義・聖書・イエス

  3 教会・聖職者・信徒

  4 来世信仰・博愛主義・キリスト教絶対主義

  5 棄教とキリスト教

  6 結語

第11章 E.M.フォースターの描く棄教者像

  1 はじめに

  2 『ロンゲスト・ジャーニー』におけるスティーヴン

  3 『眺めのいい部屋』におけるエマソン

  4 『インドへの道』におけるムア夫人

  5 結語

第12章 グレアム・グリーンのE.M.フォースター批判

  1 はじめに

  2 宗教的感覚の有無

  3 人間の内面と行為

  4 作者と作品の関係

  5 文学とキリスト教

  6 結語

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