鎮目 真人/著 -- ミネルヴァ書房 -- 2021.1 --

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中央 2F 一般図書 /364.6/5306/2021 7114185628 配架図 Digital BookShelf
2021/05/23 可能 利用可   0
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ISBN 4-623-09053-2
ISBN13桁 978-4-623-09053-2
タイトル 年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか
タイトルカナ ネンキン セイド ノ フニンキ カイカク ワ ナゼ ジツゲン シタ ノカ
タイトル関連情報 1980~2016年改革のプロセス分析
タイトル関連情報読み センキュウヒャクハチジュウ ニセンジュウロクネン カイカク ノ プロセス ブンセキ
著者名 鎮目 真人 /著
著者名典拠番号

110004698210000

出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2021.1
ページ数 8, 301p
大きさ 22cm
シリーズ名 MINERVA人文・社会科学叢書
シリーズ名のルビ等 ミネルヴァ ジンブン シャカイ カガク ソウショ
シリーズ番号 245
シリーズ番号読み 245
価格 ¥7000
内容紹介 1980~2016年に行われた日本の年金制度改革を、プロスペクト理論・言説的制度論・歴史的制度論に基づき考察。損失を国民に強いる不人気改革のメカニズムを時系列に分析し、理論的に解き明かす。
書誌・年譜・年表 文献:p261~298
一般件名 年金-日本-歴史-昭和後期-ndlsh-031289280,年金-日本-歴史-平成時代-ndlsh-031289273
一般件名 年金
一般件名カナ ネンキン
一般件名典拠番号

510389900000000

分類:都立NDC10版 364.6
資料情報1 『年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか 1980~2016年改革のプロセス分析』(MINERVA人文・社会科学叢書 245) 鎮目 真人/著  ミネルヴァ書房 2021.1(所蔵館:中央  請求記号:/364.6/5306/2021  資料コード:7114185628)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153763523

目次 閉じる

序章 不人気改革はなぜ実現したのか
第1章 不人気改革の分析枠組み
  1 年金制度における不人気改革分析の理論
  2 プロスペクト理論と不人気改革戦略
  3 言説的制度論と不人気改革の成否
  4 修正歴史的制度論と制度改革のパターン
  5 不人気改革のリサーチデザインと原因条件の分析
  6 不人気改革分析の射程
第2章 厚生年金・共済年金の支給開始年齢の引き上げ
  1 1980年改革における不人気改革のロジック-世代間の不公平論の嚆矢と負担の抑制
  2 審議会-審議会答申は厚生年金では割れ,共済年金では合意
  3 マスコミと世論-改革への反発
  4 1980年改革のプロセスと結果-支給開始年齢の引き上げは,共済年金では成功,厚生年金では失敗
  5 アイディアの欠如と自民党による拒否権の発動
第3章 基礎年金導入による「一元化」と給付の削減
  1 1985年改革における不人気改革のロジック-「一元化」と「官民格差」の是正による世代間公平の確保
  2 審議会-年金制度基本構想懇談会と社会保険審議会(厚生年金部会)による政策形成
  3 マスコミと世論-「官民格差」の是正への支持
  4 1985年改革のプロセスと結果-共有された「一元化」「官民格差」「女性の年金権」と基礎年金制度という新しい政策手段
  5 「官民格差」の是正と制度の「一元化」に対する支持
第4章 報酬比例年金の支給開始年齢引き上げの再挑戦
  1 1989年改革における不人気改革のロジック-新しい政策手段と補償政策なき改革
  2 審議会-労働側委員の反発
  3 マスコミと世論-改革に対して割れた評価
  4 1989年改革のプロセスと結果-「避けて通れない」課題の先送り
  5 自民党内での拒否権の発動と超党派による改革の先送り
第5章 「部分就労・部分年金」による支給開始年齢引き上げ
  1 1994年改革における不人気改革のロジック-「部分就労・部分年金」を前面に押し出した改革戦略
  2 審議会-与党と厚生省が一体になった政策形成
  3 マスコミと世論-改革に対する肯定的な評価
  4 1994年改革のプロセスと結果-不人気改革から制度の再調整改革へ
  5 「部分就労・部分年金」と「65歳現役社会」への支持
第6章 「5つの選択肢」と基礎年金国庫負担
  1 2000年改革における不人気改革のロジック-「5つの選択肢」による改革戦略
  2 審議会-労働側委員の強い反発と多数派による改革案の是認
  3 マスコミと世論-年金制度に対する不信と改革への否定的態度
  4 2000年改革のプロセスと結果-不人気改革から制度再調整改革をめぐる手柄争いへ
  5 制度の再調整をめぐる連立政権内の手柄争い
第7章 保険料固定方式という新しい政策手段
  1 2004年改革における不人気改革のロジック-保険料(水準)固定方式による給付の抑制
  2 審議会-政策ネットワークと多数派による改革案の是認
  3 マスコミと世論-改革案に対して肯定から否定へ
  4 2004年改革のプロセスと結果-公明党・自民党の社労族・厚労省の三者連合の勝利
  5 負担サイドの不人気政策の総仕上げ
第8章 課題の克服と民主党による新年金構想の挫折
  1 2009年改革-2004年改革で残された課題への取り組み
  2 2012年改革-新年金構想の挫折と2004年改革で残された課題への対応
  3 新年金制度の高いハードルと現行制度の改善
第9章 「将来の年金水準確保」に向けた年金給付削減
  1 2016年改革における不人気改革のロジック-2004年改革で予期しなかった経済情勢への対処
  2 審議会-オプション試算を通じた改革の打ち出し
  3 マスコミと世論-将来世代に向けた必要な改革との認識
  4 2016年改革のプロセスと結果-経済財政諮問会議・自民党・厚労省による改革の推進
  5 給付サイドの不人気改革の始まり
終章 不人気改革はどのように行われたのか
  1 不人気改革のロジックのプロセストレーシング-補償政策の実施・政権の内部分裂・世論の変化
  2 不人気改革の類型-拒否権の発動と様々な改革の実施
  3 望ましい改革プロセスに向けて