葛 兆光/著 -- 東方書店 -- 2020.12 --

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中央 3階A 一般図書 /222.00/5126/2020 7114362526 配架図 Digital BookShelf
2021/08/10 可能 利用可   0
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ISBN 4-497-22014-1
ISBN13桁 978-4-497-22014-1
タイトル 中国は“中国”なのか
タイトルカナ チュウゴク ワ チュウゴク ナノカ
タイトル関連情報 「宅茲中国」のイメージと現実
タイトル関連情報読み タクジ チュウゴク ノ イメージ ト ゲンジツ
著者名 葛 兆光 /著, 橋本 昭典 /訳, 佐藤 実 /訳
著者名典拠番号

110001914090000 , 110004288960000 , 110003940870000

出版地 東京
出版者 東方書店
出版者カナ トウホウ ショテン
出版年 2020.12
ページ数 15, 366p
大きさ 22cm
シリーズ名 東方学術翻訳叢書
シリーズ名のルビ等 トウホウ ガクジュツ ホンヤク ソウショ
都立翻訳原書名注記 宅兹中国-重建有关中国的历史论述
価格 ¥5000
内容紹介 様々なイメージが投影され、膨張し続けている「中国」という言葉。「中国イメージ」について、膨大な資料より歴史的叙述及び周辺地域の視点とその交流史から描き出し、多面的な「中国」理解に対する一つの方向性を提示する。
一般件名 中国研究-ndlsh-00573879
一般件名 中国-歴史 , 中国-対外関係-歴史
一般件名カナ チュウゴク-レキシ,チュウゴク-タイガイ カンケイ-レキシ
一般件名典拠番号

520389911080000 , 520389910810000

一般件名 中国
一般件名カナ チュウゴク
一般件名典拠番号 520389900000000
分類:都立NDC10版 222
書評掲載紙 朝日新聞  2021/11/13  2235 
資料情報1 『中国は“中国”なのか 「宅茲中国」のイメージと現実』(東方学術翻訳叢書) 葛 兆光/著, 橋本 昭典/訳 , 佐藤 実/訳 東方書店 2020.12(所蔵館:中央  請求記号:/222.00/5126/2020  資料コード:7114362526)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153773204

目次 閉じる

序論 「中国」についての歴史論述の再構築
  はじめに 「中国」が問題となること、そして問題としての「中国」
  一、スキナーからハートウェルへ
  二、アジアから考える
  三、台湾の学者の立場
  四、大汗の国
  五、ポストモダン歴史学
  六、中国の歴史においていかに歴史上の中国を理解するか
  おわりに 歴史、文化、政治
  <附記一>
第一編 歴史のなかで中国を理解する
第一章 宋代に顕在化する「中国」意識
  一、「中国論」と「正統論」
  二、現実の政治と観念におけるイメージとの差異
  三、中国
  四、民族、国家そして文化の観念
  五、漢族的と中国的
第二章 『山海経』、「職貢図」と旅行記における異域の記憶
  一、イメージと知識のへだたり
  二、異域イメージを構築する三種のリソース
  三、イメージにイメージを加え、物語に物語を加える
  四、マテオ・リッチ以前の異域イメージ
  五、マテオ・リッチ来華のあと
第三章 思想史としての古地図
  一、周縁と中心
  二、天下から万国へ
  三、仏教の地図
  四、諸夏を内にして諸夷を外にす
  五、「公」を大とし「私」を無とす
  六、小結
  <附録>謎めく古地図
  一、世を驚かせた「混一疆理歴代国都之図」
  二、モンゴル・元時代における世界についての新知識
第二編 交錯するアジア、東アジア、中国
第四章 西洋と東洋、あるいは東洋と東洋
  一、誰が「東洋」なのか、何が「中華」なのか
  二、明以後に中華はない
  三、誰が中華文化の血統をついだのか
  四、それぞれの道へ
第五章 イメージの、そして現実の…誰が「アジア」をアイデンティティとするのか
  一、日本近代のアジア主義について
  二、清末から民国初頭にかけての中国における「アジア主義」への複雑な反応
  三、世界像へのそれぞれのイメージ
  四、ナショナリズムとコスモポリタニズム、あるいは伝統性と近代性
第六章 国家と歴史のはざま
  はじめに 小さな問題が大きな問題をもたらした
  一、「福福論争」、それは何を論争したのか
  二、津田左右吉およびその中国道教に対する見解
  三、津田左右吉のジレンマ
  四、「古層」のさらなる「古層」
  五、中国の影響
  六、高句麗を経由したか
  七、中国の学者が論戦に加わる
  八、「たちばな」が「からたち」になる
第三編 アジア理解と中国史の方法
第七章 国境の関所はどこにあるのか
  はじめに 問題提起
  一、清末民初あるいは明治大正期
  二、ヨーロッパとの勝負
  三、清国は国ではない
  四、国境か、それとも周辺か
第八章 「西域」から「東アジア海域」へ
  はじめに 文明が交錯する空間
  一、西域
  二、東アジア海域
  三、研究の主眼と研究の方法
結論 預流、立場、方法
  はじめに 学術史は何を告げているか
  一、国際的視野
  二、中国の立場
  三、交錯する文化史
  おわりに 新しい資料、新しい方法論、そして新しいパラダイム